映画情報どっとこむ ralph ヴィム・ヴェンダース監督『誰のせいでもない』の公開を記念し、監督の過去作品の特集上映がキネカ大森で開催されることが決定!!

永遠の名作『パリ、テキサス』、国内最終上映の『アメリカ、家族のいる風景』など4本の傑作を特集。

70歳を過ぎていまだ瑞々しいヴェンダース、その作品の秘密をスクリーンで!

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今回の特集上映は、7年振りの劇映画となる待望の新作『誰のせいでもない』の公開記念で、いずれも映画史に残る極めつけの傑作揃い。ロード・ムーヴィー、ランドスケープ、家族、孤独。ヴェンダース映画を象徴する4作にスクリーンで会えることが、とにかく貴重です。

昨年、70歳を迎え、新作『誰のせいでもない』では、感情の揺らぎを3D映像で見せるというチャレンジをしたヴェンダース監督。今もなお映画の旅を続けるその魅力を、往年のファンだけでなく、若い映画ファンにもぜひ!!

映画情報どっとこむ ralph 『誰のせいでもない』公開記念
ヴィム・ヴェンダースを旅する〜映画のランドスケープ

会場:キネカ大森 期間:2016/10/8(土)-10/21(金)
料金:各回入替制 1,300円均一

【上映作品】
パリ、テキサス
ベルリン・天使の詩
ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ
アメリカ、家族のいる風景 国内最終上映

映画情報どっとこむ ralph パリ、テキサス

原題:PARIS, TEXAS[1984|147分|西ドイツ・フランス]デジタル上映

監督:ヴィム・ヴェンダース|製作総指揮:アナトール・ドーマン|原作・脚色 : サム・シェパード|撮影:ロビー・ミュラー|音楽:ライ・クーダー|出演:ハリー・ディーン・スタントン、ナスターシャ・キンスキー

84年度カンヌ国際映画祭パルムドール受賞。永遠に輝くロード・ムーヴィーの傑作。

%e3%83%91%e3%83%aa%e3%83%bb%e3%83%86%e3%82%ad%e3%82%b5%e3%82%b9-2テキサスの荒野をひとり歩き続ける男。名前はトラヴィス、4年間失踪していた。かつて妻と息子を失った男が夢見た“パリ、テキサス”とは?撮影は初期ヴェンダース作品やジム・ジャームッシュ作品でも知られるロビー・ミュラー。
テキサス州パリス、テキサスにパリがあるのか!?という驚きさえ胸にグッとくる。車が走り、ライ・クーダーのスライドギターが聞こえるだけで泣ける。当時、『パリテキ』に夢中になった若者たちは、この映画のナスターシャ・キンスキーほど美しい女を知らなかった。そしてハリー・ディーンほどカッコいい男も。

ベルリン・天使の詩
原題:DER HIMMEL UBER BERLIN[1987|127分|西ドイツ・フランス]デジタル上映

監督:ヴィム・ヴェンダース|脚本:ヴィム・ヴェンダース、ペーター・ハントケ|撮影監督:アンリ・アルカン|音楽:ユルゲン・クニーバー|出演:ブルーノ・ガンツ、ソルヴェイグ・ドマルタン、オットー・ザンダー

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映画情報どっとこむ ralph ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ

原題:BUENA VISTA SOCIAL CLUB[1999|105分|ドイツ・アメリカ・フランス・キューバ]35mmフィルム上映

監督:ヴィム・ヴェンダース|撮影:イェルク・ヴィトマー、ロビー・ミュラー、リサ・リンズラー|音楽:ライ・クーダー|出演:ライ・クーダー、イブライム・フェレール、オマーラ・ポルトゥオンド、コンパイ・セグンド

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アメリカ、家族のいる風景
国内最終上映 
原題:DON’T COME KNOCKIN[2005|124分|アメリカ・ドイツ]35mmフィルム上映

監督:ヴィム・ヴェンダース|製作総指揮:ジェレミー・トーマス|脚本:サム・シェパード|撮影:フランツ・ラスティグ|音楽:T・ボーン・バーネット|出演:サム・シェパード、ジェシカ・ラング、ティム・ロス、サラ・ポーリー、エヴァ・マリー・セイント

america映画が眠る場所から始まる隠れた傑作。『パリ、テキサス』以来のサム・シェパードとのタッグ。スキャンダルまみれの自堕落な生活を送っていた往年の西部劇スター、ハワード・スペンス。突然撮影現場から逃げ出した彼は、30年も会っていなかった母親のもとへ向かう。母から、20数年前に自分の子供を身ごもった女性から電話があったと聞かされ、昔の恋人を探しに行くが……。ジョン・フォード西部劇でおなじみのモニュメント・ヴァレーに始まり、ネヴァダ、モンタナ。孤独の中にもユーモアを共存させた移動と家族の物語。ラストでは心が晴れやかになる、もうひとつの『パリテキ』。T=ボーン・バーネットの音楽がまた素晴らしい。

映画情報どっとこむ ralph 最新作『誰のせいでもない

11/12(土)、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次ロードショー

ヴェンダース7年ぶりの劇映画は、サスペンスフルな感情のランドスケープ。真っ白な雪に包まれたカナダ、モントリオール郊外を舞台に、誰のせいでもない一つの事故が、一人の男と三人の女の人生を変えてしまうサスペンスフルなヒューマン・ドラマ。車を運転していた作家のトマス、その恋人サラ、編集者のアン、そしてソリに乗っていた少年の母ケイト。誰のせいでもない。優しく聞こえるその言葉の奥で、彼らの感情は揺れ動く。出演は、ジェームズ・フランコ、シャルロット・ゲンズブール、レイチェル・マクアダムスら豪華キャストが揃った。

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「人物の心の深い奥こそ3Dで語るにふさわしい」。ヴェンダースの新たなチャレンジ。

誰のせいでもない『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』で、驚くべき3D映像を生み出したヴェンダースだが、本作ではさらに新たな3Dにチャレンジ。「人物の心の深い奥こそ3Dで語るにふさわしい」という言葉通りに観客を新しい映像体験へと誘う。スタッフには、ヴェンダースが発見した若き脚本家ビョルン・オラフ・ヨハンセンとギャスパー・ノエ作品や『スプリング・ブレイカーズ』で知られる撮影のブノワ・デビエ、いま世界で最も人気の高い映画音楽家であるアレクサンドル・デスプラら当代一流のコラボレーションでヴェンダースの新しい世界を創造している。

*本作の日本での上映は2Dと 3Dがあります。

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原題:EVERY THING WILL BE FINE
2015|ドイツ・カナダ・フランス・スウェーデン・ノルウェー|118min 
監督:ヴィム・ヴェンダース
脚本:ビョルン・オラフ・ヨハンセン
撮影:ブノワ・デビエ
音楽:アレクサンドル・デスプラ

出演:ジェームズ・フランコ、シャルロット・ゲンズブール、レイチェル・マクアダムス、マリ=ジョゼ・クローズ 

配給:トランスフォーマー

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