映画情報どっとこむ ralph

SSFF & ASIAアワードセレモニー

米国アカデミー賞公認、アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(SSFF & ASIA)2024」は、2024年6月17日(月)にアワードセレモニーを明治神宮会館で開催し、森崎ウィン、藤岡弘、、片岡鶴太郎、永作博美、LiLiCoら豪華ゲストが登壇しました。
SSFF&ASIA
本セレモニーは日本の映画祭では最多となる計5作品が翌年の米国アカデミー賞短編部門にノミネート選考対象作品となるライブアクション部門(インターナショナル、アジア インターナショナル、ジャパン)、ノンフィクション部門、アニメーション部門の優秀賞の発表・授与を始め、HOPPY HAPPY AWARDの発表、講談社シネマクリエイターズラボの優秀賞授与を行いました。
他に、海外からも注目を浴びる「東京」の魅力を発信するTOKYO PROJECTや、HOPPY製作ショートフィルムの作品完成発表など、盛りだくさんな内容で開催しました。
SSFF&ASIA

映画情報どっとこむ ralph

■最高賞「ジョージ・ルーカス アワード」

森崎ウィン監督の『せん』が受賞!


 
本映画祭のグランプリである「ジョージ・ルーカス アワード」は、森崎ウィンが初めてメガホンを取った、ミュージカルで構成されたショートムービー『せん』の受賞が発表されました。
森崎監督は、グランプリ発表にて自身のタイトルが映し出されると驚きの表情を浮かべた後、「別所さん、マジで嬉しいっす!!」と、片手を突き上げ受賞の喜びを爆発。そして、「今回初めて監督を務めて、モノづくりの楽しさを感じつつも、難しさを改めて痛感しました。
また機会があれば監督として携わっていけるよう精進したいですし、エンターテイメントでどんな”せん”も乗り越えていけるよう、みなさんと一緒にエンターテイメントの素晴らしさを広めていきたいです」と涙ぐみながら語りました。
また、本作で主演を務めた中尾ミエさんもお祝いに駆け付け「こんなに嬉しいことは他にないですし、人間って何でも限界を超えると笑っちゃうんですよね。笑って涙が出できちゃいます。本当に私に声をかけてくれた監督に感謝します。人生で最高の喜びです!!」と、共に作品を創り上げた仲間としての喜びも込めて森崎監督への祝福の気持ちを伝えました。
 
   

●ライブアクション部門(インターナショナル、アジア インターナショナル、ジャパン)&ノンフィクション部門&アニメーション部門 発表・授与

公式審査員を務めた藤岡弘、、永作博美、本木克英、山崎エマ、ティム・レッドフォード、シャロン・バダル、シンヤマザキが一挙に登壇し、それぞれの賞の発表、表彰が行われました。
ライブアクション部門インターナショナルはポーランドのマテウス・リビンスキー監督『ヤマアラシのジレンマ』、ライブアクション部門アジア インターナショナルはのインドネシアのプラディーダ・ブリファ・ラハユ監督『いつの日か』 に決定。
そして、俳優でもある森崎ウィン監督の作品『せん』がライブアクション部門ジャパンの優秀賞に輝きました。
ノンフィクション部門はナイジェリアのジェイコブ・クルプニク監督「ナイジェリアのバレエダンサー」、アニメーション部門はカナダのアレクサンドラ・ミョッテ監督、ジャン=セバスチャン・アメル監督の共同作品『プールのカニ』が受賞しました。
表彰後には審査員総評が行われ、ライブアクション部門 インターナショナルカテゴリおよびノンフィクション部門の審査員を務めた永作は、「本当にたくさんの宝に出会わせていただいたことに感謝します。審査員としてディスカッションできたことは自分の未来にとっても大きなヒントになりました」と、演じる側としてのコメントを残しました。
SSFF&ASIA
ライブアクション部門 アジア インターナショナルカテゴリおよびジャパンカテゴリ審査員を務めた藤岡は、「非常に多くの国の伝統、国民性、時代性が描かれていて考えさせられました。映像によって世界が平和に向かっていく希望を感じられる作品をたくさん観ることができ大変嬉しく思います。」と、世界の映画業界の未来への熱い想いを込めてお話いただき、
SSFF&ASIA
本木は、映画監督の視点で「自分のライバルである映像作品を見て点数をつけるのはとても楽しかったです。今後の自分の映画づくりの糧にもなりました。」と今回の作品や審査について振り返りました。
 
 

●Cinematic Tokyo部門・サステナブル・リカバリープロジェクト 

小池百合子東京都知事が登壇し、「ショートフィルムは短い分、凝縮して魂が込められていると思います。
それら多くの人々を惹きつける作品が、東京で生まれ、世界へ発信していくことを期待しています。」と発信。
その後、東京都と映画祭がコラボレーションしている「サステナブル・リカバリー プロジェクト」から生まれたショートフィルム『紋の光』の出演者である、片岡鶴太郎、前原滉、岩本樹起、マシュー・チョジック、そして監督の安井祥二が登場。
物語の軸となる東京都の伝統工芸品“江戸切子”の職人を演じた片岡は「この作品をきっかけに、江戸切子を多くの方に知っていただき、日本のウイスキーなどと一緒に使っていただきたいです。撮影は1日限りでしたが、実際の職人さんのアトリエをお借りして撮影をしたので、職人モードになれました。」と、短期間での撮影のエピソードを振り返っていただきました。
片岡さんの息子役を演じた前原は「お父さんと似ていないな、と思いながら撮影させていただきました。」と笑顔でコメントし、息子・和真役を務めた岩本は撮影の感想を聞かれると、元気に「楽しかった!」と答え、会場を和ませました。作品の監督を務めた安井は「世界で一番優しい場を作るという目標で制作したので、多くの皆様に見ていただきたいです」と、語りました。

映画情報どっとこむ ralph

SSFF & ASIA 2024 開催概要

 

ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2024

 
映画祭代表:別所 哲也
開催期間:6月4日(火)オープニングセレモニー
     6月17日(月)アワードセレモニー
     オンライン会場は4月25日(木)~6月30日(日)          
上映会場:表参道ヒルズ スペースオー、ユーロライブ、赤坂インターシティコンファレンス、二子玉川ライズ スタジオ & ホール、 ミカン下北、オンライン会場にて予定
      ※開催期間は各会場によって異なります
チケット :上映会場、オンライン会場ともに有料、一部イベントは無料,
      販売開始は4月25日(木)14:00~
オフィシャルサイト:
https://www.shortshorts.org/2024
主催:ショートショート実行委員会 / ショートショート アジア実行委員会 
 

***********************************

©SSFF&ASIA

関連記事:




良かったらランキングUPにご協力ください。
  にほんブログ村 映画ブログ 映画情報へ    にほんブログ村 アニメブログ アニメ情報へ