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6.27『キネマ旬報の100年』

 
100年を超えて続く映画雑誌は、日本国内にとどまらず、世界でも唯一無二だといわれています。映画が好きで堪らなかった学生がその一歩を踏み出し、それに共鳴した数々の評論家が、映画人が、共にこの歴史を紡いできてくれました。
キネマ旬報の100年
そんな彼らの映画に対する熱い思いや論考、映画作りへの情熱や挑戦、いまではなかなか読むことができない、偉大な映画人たちが残した過去の貴重な記事の数々を、当時のままに、その時代を感じることのできる形で再録。ページをめくるごとに、当時の光景が目に浮かんでくることでしょう。
また、450点を超える歴代の表紙をカラーで振り返る圧巻のギャラリー、伝説ともいわれた人気連載の復刻に加え、あの名物編集長がいま語る「キネマ旬報」など、新たな記事も収録。映画を愛するすべての人にとって、まさに永久保存版ともいえる1冊が完成しました。

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〈創刊のご挨拶〉

 
私共は活動写真が並はずれて好きなのであります。
今よりもっともっと活動写真に近寄ってみたいという方々と一緒に進みたい。
読者諸君と教えあったりいがみあったり笑いあったりしようと思って居ります。
(1919年7月・創刊号より抜粋)

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キネマ旬報ムック『キネマ旬報の100年』

 
 
6月27日(木)発売 定価3,300円(税込)/電子版2,500円(税込)
B5判 396ページ/ISBN:978-4-87376-885-4
 
全国書店・ネット書店、キネマ旬報社オンラインショップにて発売中。
 
オンラインショップ:
https://www.kinejunshop.com/items/87513029
 
アマゾン:
@4873768853/
 
詳細はHPに紹介:キネマ旬報WEB:
@39207
 
 

◆よみどころ◆

アーカイブ&書き下ろし 〜100年の歴史の中で発信した注目記事から厳選&筆者の回想
 
①年代ごとに名作やスターがずらり&和田誠によるイラストにも当時の記憶が蘇る
100年を表紙で振り返る:1919年から2020年代までの厳選した表紙458点をカラーで紹介。
受賞者が表紙を飾るベスト・テン号は全号掲載。
 
②小津安二郎が、28歳で戦地にて病死した山中貞雄に送る追悼の言葉も
戦前〜終戦後の論考:山中貞雄/伊丹万作/清水宏/小津安二郎/新藤兼人/黒澤明
 
③「砂の器」誕生へ、原作者・松本清張が脚本家・橋本忍を勇気づけた対話
市川崑×井沢淳/松本清張×橋本忍/篠田正浩×大島渚/今村昌平×野坂昭如/岡本喜八×周防正行
鈴木清順×大森一樹/大林宣彦×石上三登志/倉本聰×山田太一/伊丹十三×野上照代
 
④ミフネ、裕次郎、健さん、優作、スターが語る心意気
久我美子×香川京子/三船敏郎×石原裕次郎×中村錦之助/山田洋次×渥美清/深作欣二×菅原文太
高倉健/森田芳光×松田優作/中井貴一
 
⑤追悼〜監督・俳優の死を悼む言葉が胸を打つ
田中絹代(熊井啓より)、笠智衆(木下惠介・白井佳夫より)、黒澤明(淀川長治・山田洋次より)、木下惠介(川本三郎より)、ビリー・ワイルダー(和田誠・三谷幸喜より)、市川準(尾形敏朗より)
 
⑥キネマ旬報ならではの深く辛口な映画論を厳選
双葉十三郎/佐藤忠男/山田宏一/星新一×福島正実×小松左京/荻昌弘/小林信彦×芝山幹郎
大島渚/原田眞人/大森一樹
 
⑦山田宏一、和田誠、手塚治虫、連城三紀彦、細野晴臣たちの人気連載
「シネ・ブラボー」山田宏一/「お楽しみはこれからだ」和田誠/「ぼくは駅馬車にのった」石上三登志/「小林信彦のコラム」小林信彦/「ニッポン個性派時代」秋本鉄次/「妄想映画館」赤瀬川原平/「観たり撮ったり映したり」手塚治虫/「試写室のメロディー」連城三紀彦/「降っても、晴れても」川本三郎/「日本映画時評」山根貞男/「シネマ・ア・ラ・モード」田山力哉/「安西水丸の4コマ映画館」安西水丸/「もぎりよ今夜も有難う」片桐はいり/「映画を聴きましょう」細野晴臣
 
⑧100年続く映画評論誌の誕生から現代まで〜振り返り、そして未来へ
伝説の編集長が語る:白井佳夫、黒井和男/キネマ旬報の想い出:小林信彦、山田宏一、渡辺武信、渡辺祥子、川本三郎、宇田川幸洋、原田眞人、三谷幸喜、立川志らく、片桐はいり、秋本鉄次、内海陽子、藤田真男、野村正昭、尾形敏朗、大高宏雄、田中千世子、大森さわこ、宮崎祐治 他
 
 

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