大ヒット御礼舞台挨拶
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河合優実、入江悠監督登壇
非常にメッセージ性の強い作品河合は初号試写の打ち上げで、スタッフの一人が「大ヒットは難しい作品なのもしれません」と話していたことに触れると「ヒットしてほしいという思いよりも、どうやったら正しく誠実に作品の思いが届けられるのか……ということを考えていました」と回顧する。 プロモーション活動また撮影、プロモーション活動を通じて忘れられない出来事について聞かれた河合は「宣伝活動をしているなかで、ある雑誌のカメラマンさんが、撮影の時間になると涙ぐんで止まってしまったんです。撮影の午前中に映画を観てくれていたそうで……。そんなことこれまで経験したことがなかったので、すごく忘れられません」としみじみ。 今だからこそ聞きたいことそれぞれ「今だからこそ聞きたいこと」を尋ねるコーナーも。河合は「編集中は何を考えていたんですか?」と問うと、入江監督は「脚本段階では、杏と佐藤二朗さん演じる刑事・多々羅、そして稲垣さん演じる記者の桐野の三者三様の視点を描くという要素が強かったのですが、編集をしている中で、どんどん杏を見つめていこうという方針になったんです。タイトルもまだ仮の状態だったのですが、杏と共に歩いていく映画で、そこに二人が引き寄せられるという形になりました」と回答。 最後に・・・河合は「劇場に入る前に、皆さんの拍手を聞いて、すごく熱い気持ちを感じました。皆さんの映画に対する期待を感じました。何か映画を通じて感じたことを、生活の中に持ち帰ってもらって、周囲の人々と話していただけたら幸いです」とメッセージを送ると、入江監督も7月からミニシアター系で映画が拡大していくことに「感想などをつぶやいていただいて『7月に入江の映画を上映してやろうか』と思っていただいているミニシアターの人たちに繋いでいただけると嬉しいです」と呼び掛けていた。 |
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『あんのこと』
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出演:河合優実、佐藤二朗、稲垣吾郎、河井青葉、広岡由里子、早見あかり
監督・脚本:入江悠
製作:木下グループ 鈍牛倶楽部
制作プロダクション:コギトワークス
配給:キノフィルムズ
© 2023『あんのこと』製作委員会