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『シャドウ・イン・クラウド』トークイベントクロエ・グレース・モレッツ主演最新作『シャドウ・イン・クラウド』が、新宿ピカデリー他にて全国公開中です。第2次世界大戦下、連合国軍女性パイロット、モード・ギャレットが、上空で“大空の魔物”グレムリンと遭遇する。高度2500メートルの極限サバイバルを描く、ジェットライド・サスペンス・アクションです。 『キック・アス』のヒット・ガール役でブレイク後、相次いで多彩なジャンルの話題作に出演し、若手実力派のトップ女優へと成長を遂げたクロエ・グレース・モレッツ。ユニークな作品選びでも知られる彼女が主演を務めた本作は、第45回トロント国際映画祭のミッドナイト・マッドネス部門で観客賞を受賞しています! この度、公開を記念してトークイベント上映を実施し、昨年スマッシュヒットを放った映画『ベイビーわるきゅーれ』で主演を務めたスタントパフォーマーの伊澤彩織が登壇しました。 |
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伊澤彩織登壇クロエ・グレース・モレッツがたった1人で極秘ミッションに挑み、高度2500メートルでの極限サバイバルを描いた作品、『シャドウ・イン・クラウド』。 クロエ・グレース・モレッツの演技力について伊澤は、演技はもう言うまでもなく抜群と前提を踏んだうえで、本作は目の演技が特にすごいと太鼓判を押す。「眉の上がり方とか、目の開き方で心情を表わしているのがすごいんです!ほぼワンシュチュエ―ションなので、クロエの顔だけで成立させちゃっている、少女性と母性を兼ね備えていて、ずっと見ていられる女優さんです」と絶賛。 前半のクロエが銃座に閉じ込められながら進む会話劇について「男性からの口撃は、少なからずトラウマが呼び起こされるシーンだなと思いました、ロザンヌ・リャン監督も“クロエがうまく演じられたのは彼女が幼いころから映画業界という(当時)男性が多い業界の中で少なからず揉まれた経験があったからなのではないか”と言っていて、彼女の人生経験が今回の演技に結び付いているんじゃないかなと思いました」と考察。 また『リミット』『オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分』などの過去のワンシュチュエ―ション映画を引き合いに出し「ワンシュチュエ―ションウォッチムービーは観客と一緒に時間を体感できるのが良さだなと思います、観客は狭い空間しか見るしかないのでその場にいるような錯覚に陥ります スタントパフォーマ―の伊澤の視点から見ても今回のクロエのアクションは見事だという、 「ボディダブル2人、スタントダブル1人をエンドロールで見つけました、彼女たちがどこで活躍しているか分からなかったですけど、クロエさんの体力温存のために裏で活躍されていたんだと思います!スタントをやっている人間としては どこですり替わっているか分からないと言われることが誉め言葉なので、今回のスタントの方も素晴らしかったです!」と語ると、続けてグレムリンとの肉弾戦について「クロエがグレムリンのしっぽを振り回してるところで男性陣はみんな棒立ちで応戦してこない姿いに笑いました、それをよそにクロエがボッコボコにするところが爽快!」「グレムリンが振り上げたこぶしをクロエが受け止めるシーンで一瞬だけ人間っぽさがあったような気がしていて笑、あれモーションキャプチャーでやってたのかなー、あのコウモリのようなネズミのような、それでいてちょっと人間っぽさも相まって絶妙な気持ち悪さもよかったですよね」とスタントパフォーマーならではの視点で考察を述べる伊澤。 最後の挨拶では『シャドウ・イン・クラウド』はいろんな映画のオマージュがある映画だなと思います、戦争映画の側面もありますがポップに観られる映画なのでいろんな世代の人に観てもらいたいなと思います!」と締めくくった。 |
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『シャドウ・イン・クラウド』原題:SHADOW IN THE CLOUD 公式サイト: ストーリー |
監督:ロザンヌ・リャン
出演:クロエ・グレース・モレッツ、ニック・ロビンソン、ビューラ・コアレ、テイラー・ジョン・スミス
2021年/ニュージーランド・アメリカ/英語/カラー/SCOPE/5.1ch/83分
配給:カルチュア・パブリッシャーズ © Ātārangi Kiriata Limited 2020