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『シャドウ・イン・クラウド』トークイベント

クロエ・グレース・モレッツ主演最新作『シャドウ・イン・クラウド』が、新宿ピカデリー他にて全国公開中です。第2次世界大戦下、連合国軍女性パイロット、モード・ギャレットが、上空で“大空の魔物”グレムリンと遭遇する。高度2500メートルの極限サバイバルを描く、ジェットライド・サスペンス・アクションです。

『キック・アス』のヒット・ガール役でブレイク後、相次いで多彩なジャンルの話題作に出演し、若手実力派のトップ女優へと成長を遂げたクロエ・グレース・モレッツ。ユニークな作品選びでも知られる彼女が主演を務めた本作は、第45回トロント国際映画祭のミッドナイト・マッドネス部門で観客賞を受賞しています!

この度、公開を記念してトークイベント上映を実施し、昨年スマッシュヒットを放った映画『ベイビーわるきゅーれ』で主演を務めたスタントパフォーマーの伊澤彩織が登壇しました。
伊澤彩織『シャドウ・イン・クラウド』登壇イベント
日時:4月3日(日)
会場:新宿ピカデリー
登壇:伊澤彩織
MC:奥浜レイラ

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伊澤彩織登壇

クロエ・グレース・モレッツがたった1人で極秘ミッションに挑み、高度2500メートルでの極限サバイバルを描いた作品、『シャドウ・イン・クラウド』。
伊澤は「スタントパフォーマ―の伊澤です、この作品に出演などしてないのですが笑、呼んでいただき光栄です!上映後の舞台挨拶ということでネタバレ気にせず話せればと思います」と挨拶。
最初に、この作品を初めて観た感想を聞かれると「クロエさんが主役ということしか前情報を入れずに観ました。観進めていくうちに、あれ戦争映画なんだ、あれワンシュチュエ―ションなんだ、あれ?グレムリン出てくるんだ!とどんどんいろんなサプライズがあって、最初シリアスかと思いきや後半に進むにつれて爆笑、戦争映画なのにポップっていう…とっても楽しめました!この映画は、ポップコーンと一緒に楽しんでほしいですね」と語る。

クロエ・グレース・モレッツの演技力について伊澤は、演技はもう言うまでもなく抜群と前提を踏んだうえで、本作は目の演技が特にすごいと太鼓判を押す。「眉の上がり方とか、目の開き方で心情を表わしているのがすごいんです!ほぼワンシュチュエ―ションなので、クロエの顔だけで成立させちゃっている、少女性と母性を兼ね備えていて、ずっと見ていられる女優さんです」と絶賛。

前半のクロエが銃座に閉じ込められながら進む会話劇について「男性からの口撃は、少なからずトラウマが呼び起こされるシーンだなと思いました、ロザンヌ・リャン監督も“クロエがうまく演じられたのは彼女が幼いころから映画業界という(当時)男性が多い業界の中で少なからず揉まれた経験があったからなのではないか”と言っていて、彼女の人生経験が今回の演技に結び付いているんじゃないかなと思いました」と考察。

また『リミット』『オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分』などの過去のワンシュチュエ―ション映画を引き合いに出し「ワンシュチュエ―ションウォッチムービーは観客と一緒に時間を体感できるのが良さだなと思います、観客は狭い空間しか見るしかないのでその場にいるような錯覚に陥ります
よね、クロエが指を負傷するシーンとか“痛っ!”と思ったり」とワンシュチュエ―ション映画の魅力についても語った。

スタントパフォーマ―の伊澤の視点から見ても今回のクロエのアクションは見事だという、
見どころのひとつ、爆破されて一度は空に放りだされるが再び飛行機内に戻ってくる“爆破生還シーン”について、
「あれはすごかったですねー、ワイヤーアクションだと思うんですけど飛行機に戻るときに腹で着地するあたりが面白い!
また、重い鞄を肩にぶら下げながら機体の外を這うシーンについても、実際にはありえないだろう!!!と思いながらもハラハラさせるんですよね、指1本で耐えたりして、火事場のバカ力でしたね!」とアクションシーンを堪能した様子。

「ボディダブル2人、スタントダブル1人をエンドロールで見つけました、彼女たちがどこで活躍しているか分からなかったですけど、クロエさんの体力温存のために裏で活躍されていたんだと思います!スタントをやっている人間としては どこですり替わっているか分からないと言われることが誉め言葉なので、今回のスタントの方も素晴らしかったです!」と語ると、続けてグレムリンとの肉弾戦について「クロエがグレムリンのしっぽを振り回してるところで男性陣はみんな棒立ちで応戦してこない姿いに笑いました、それをよそにクロエがボッコボコにするところが爽快!」「グレムリンが振り上げたこぶしをクロエが受け止めるシーンで一瞬だけ人間っぽさがあったような気がしていて笑、あれモーションキャプチャーでやってたのかなー、あのコウモリのようなネズミのような、それでいてちょっと人間っぽさも相まって絶妙な気持ち悪さもよかったですよね」とスタントパフォーマーならではの視点で考察を述べる伊澤。

最後の挨拶では『シャドウ・イン・クラウド』はいろんな映画のオマージュがある映画だなと思います、戦争映画の側面もありますがポップに観られる映画なのでいろんな世代の人に観てもらいたいなと思います!」と締めくくった。

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『シャドウ・イン・クラウド』

原題:SHADOW IN THE CLOUD
4月1日(金)新宿ピカデリーほか全国公開中

公式サイト:
shadow-in-cloud.com

ストーリー
第2次世界大戦下。連合国空軍の女性大尉モード・ギャレットが、フールズ・エランド号と命名されたB-17爆撃機に乗り込んだ。上官からの密命を帯びたモードの任務は、極秘の最高機密をニュージーランドからサモアへ運ぶこと。しかし、全て男性の乗組員7名は女性が搭乗することに反発し、彼女を狭苦しい砲台の銃座に押し込める。雷鳴轟く悪天候の中、高度2500メートルに達したとき、モードは“大空の魔物”グレムリンと遭遇する。そして、ある重大な秘密を隠し持つ彼女が、この爆撃機に乗った本当の理由とは……。
シャドウ・イン・クラウドシャドウ・イン・クラウドシャドウ・イン・クラウドシャドウ・イン・クラウド

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監督:ロザンヌ・リャン
出演:クロエ・グレース・モレッツ、ニック・ロビンソン、ビューラ・コアレ、テイラー・ジョン・スミス
2021年/ニュージーランド・アメリカ/英語/カラー/SCOPE/5.1ch/83分  
配給:カルチュア・パブリッシャーズ © Ātārangi Kiriata Limited 2020 
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