【アニメ功労部門】
アニメーション産業及び文化の発展に寄与した方々に顕彰を行う。アニメーションの技術、表現 だけでなく、人材育成を含む教育活動、国際交流など、広くアニメーション産業の社会的地位の向上に貢献された方々に贈られる。
【顕彰者】
松谷 孝征(プロデューサー)代表作品:『鉄腕アトム』(1980年) 『24時間テレビスペシャルアニメーション』 『森の伝説PART-1』
竹宮 惠子(原作者)代表作品:『地球へ…』 『風と木の詩』 『アンドロメダ・ストーリーズ』
金春 智子(脚本家)代表作品:『レ・ミゼラブル 少女コゼット』 『それいけ!アンパンマン いのちの星のドーリィ』 劇場アニメ『ベルサイユのばら』
押井 守(監督)代表作品:『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』 『御先祖様万々歳』 『天使のたまご』※代理出席:石川 光久
安彦 良和(漫画家/アニメーション監督/デザイナー)代表作品:『機動戦士ガンダム』 『巨神ゴーグ』 『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』
森 まさあき(立体アニメーター/人形作家)代表作品:『ガラガラヘビがやってくる』 『がじゃいも』 『連句アニメーション 冬の日』※代理出席:松崎 玲子
山本 二三 (美術監督)代表作品:『天空の城ラピュタ』 『火垂るの墓』 『時をかける少女』※代理出席:山本 鷹生
小山 茉美(声優)代表作品:『Dr.スランプ アラレちゃん』 『魔法のプリンセス ミンキーモモ』 『名探偵コナン』
なみき たかし(アニメーション史家)代表作品:『セロ弾きのゴーシュ』 『この星の上に』 『人形と生きる~川本喜八郎の世界』
【作品賞】
劇場映画部門
『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』
受賞コメント:外崎 春雄氏(監督))
このような賞をいただき嬉しく思っています。 「鬼滅の刃」は多くのスタッフに関わってもらって作っているものです、ufotable、音響や編集の多くの関係者の皆さまと作っているものです。まだまだ2章、3章と続きますが、この賞を糧に頑張っていきたいと思います。本日はありがとうございました。 受賞コメント:寺尾 優一氏(撮影監督・フィニッシング演出監督)) 本日は素敵な賞をいただきありがとうございます。 業界の大先輩の皆さんが集まっている中なので、撮影まで色々な素材を運んでくれているスタッフの存在をご紹介をさせてください。誰が欠けても出来なかったと思います。 動画スタッフは、1コマ1コマ絵を作って、1ピクセルずつ作っている、ものすごく大変なことを緻密な絵に描き上げてくれました。 原画スタッフは、作品の映像のコアになるアニメーション数々をスタジオの要求、厳しいスケジュールの中で更なるクリエイティブを乗せて僕たちに届けてくれる、もっとすごいことが出てくる熱を感じて、僕たちも頑張らねばと思いました。 仕上げチームは、チームの構成上、どちらかというと時代の中では保守的なポジションになりがちですが、きちんといつも通り仕事をする、大変なことなんですね。作りながら変化していく、スピーディー且つフレキシブルな現場なのですが、少ししか出てこない素材も自然に扱えることは当たり前のようにできてくるのは仕上げチームのおかげです。 背景チーム、若手が作るときには覚えていなかったツールを作り終わる頃にはマスターしているんです。そのことによって、僕たちデジタル部のスタッフと一緒になって次に作りあげることができました。 3Dのチームは、10年かかると言われた無限城のレンダリングを3年に縮めるというウルトラミッションでした。2010カットの中の多くのフル3Dショット、もしくは3Dでカメラを付けるショット、ほぼ3名で作っています。放ったエネルギーは少ないからこそできたということもあるのかなと、すごく未来を頼もしく感じています。 撮影の作業は作品の映像作りにフォーカスすることが出来て現場に20数年いるが中々ないんですね、素晴らしい現場がスタンダードになってきたスタジオ、作っていただいている監督には感謝しています。967人だったかな、たくさんの人の力でお客様に届けられます。 時々思い出して感謝しながら頑張りたいです。 吾峠先生、出会いなくして僕たちに居られませんでした、本当にありがとうございました。
TVシリーズ部門
『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』
受賞コメント(杉谷 勇樹氏(スタジオカラー所属『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』主・プロデューサー))
顕彰者代表挨拶 安彦 良和 2、30年前というのはちょうど昭和の終わりなのですが、その頃にアニメ界に居場所がなくなって退場した人間です。そういう人間がなぜこのような賞を今いただけるのか非常に戸惑っております。 20年ぐらいアニメと名のつくものは一切見なかったのですが、『ガンダム』に関係したOVA6本と3年前に長編を1本作っていました。これは復帰じゃなくてあくまでも忘れ物を取りに行くという感じでした。なので、最近はアニメ状況を勉強しなきゃと多少観ており、良い面でも悪い面でも思うところはあります。 この間デジタル化ということもあり、綺麗な絵になったり人手やお金もかかってると感じる作品も拝見しています。 ただ気がかりな面もあります。それは、最近はメジャーな市場で売れているものをアニメにするということで、商業的にも成功して話題にもなることが主流になのではと感じます。その中で、やはり若い有能な方も出てきているようで楽しいなと思います。両方あっていいと思うんですけれども、総合的にアニメ界がそれからも発展していくように今日の受賞者を代表して最後にご挨拶いたします。ありがとうございます。
本当に嬉しいです。この作品は見てくださった方が盛り上げてくれた作品で、見てくださった方と一緒にとった賞だと思います。言葉にならない喜びとか感謝があり、ありがとう以上の言葉ってないのかとずっと思っていました。このような体験をさせていただけたのは、見てくださったファンの皆様がいらっしゃるからで、スタッフを代表して改めてお礼を伝えさせてください。僕は物心ついたときにガンダムというものがあった、まさか自分が作る側に回ると思っていなかったのですが、作品の歴史の深さ、力を改めて感じまして、「機動戦士ガンダム」を生み出してくださった富野監督と安彦さんに、改めて「ガンダムを生みだしてくださってありがとうございます」とお伝えできればと思います。ありがとうございました。
【個人賞】
原作・脚本部門
魚豊氏※代理登壇:絹谷 正太郎氏(株式会社講談社 週刊少年マガジン編集部)
受賞コメント(魚豊氏)
この度は素晴らしい賞をいただき心から光栄に思います。本作に関わってくれた全てのクリエイターの皆さまに感謝いたします。私はメディアミックスにおける幸福なことは原作の完全な再現や小ネタの目くばせではなく、個性ある作家に再解釈、改変してもらうこともあると考えています。むしろそれが高次元で達成された時こそ作品における、最大の達成となります。
当然歴史上、産業構造の要請により、人の心濃度が薄い創作がされ、メディアミックスが製無配慮な改変を行い、それにより作家や観客が、制作スタッフまでもが深く傷ついた例があまたあるかと思います。それは悲劇で養護のしようもありません。
しかしだからこそ、原作の配慮と理解を最大限考慮していただいたうえで、水を差し替えていただけたこと、その勇気とセンス、それにより原作がいちだんと青々しくなったこと、この世にもう一度光を当てていただけたことは何より希少で有意義な出来事だと思います。改めてこの度はスタッフ、キャストそして何より観客の皆さま、ありがとうございました。
監督・演出部門
亀山 陽平氏
受賞コメント(亀山 陽平氏)
『ミルキー☆サブウェイ』という作品は、アニメ業界で革新的や革命的な内容と評価いただくことがあるのですが、これまでにない演出だったりアイデアができるのは、一重にこれまでに築かれてきたアニメ業界のベースと力強い歴史があるからだと思います。
最近、友人と、どうして日本のアニメはここまで世界に誇れるような力強い文化になったのかと話していたのですが、戦後80年、平和だったことが一番の大きな理由なんじゃないかという結論に至りました。
不安を煽られるニュースの多い今日このごろですが、これからも日本がアニメを楽しめるような平和で豊かな国であってくれればと思います。
アニメーター部門
榎本 柊斗氏
受賞コメント(榎本 柊斗氏)
アニメーションには多くの人が関わっているので、この賞をいただけたことは自分が関わってきた作品やスタッフに恵まれたということだと思うので、非常に幸運だと思います。
これからもそのような機会に恵まれるかわかりませんが、そうなるように頑張っていけたらなと思います。ありがとうございました。
美術・色彩・映像部門
竹田 悠介氏
受賞コメント(竹田 悠介氏)
個人賞というのがしっくりきていなくて、アニメの美術監督の仕事ってひとりでできることは本当に少なくて、スタジオのスタッフと分業で作業しています。なので、まず、この賞をいただけたことを会社のスタッフに感謝したいと思います。
アニメの美術の仕事を始めてもうすぐ40年くらい経ちますが、背景美術の世界はすごいことになっていると思っていて、40年近く経った今、改めてもっと頑張らないといけないと思っています。今日この場所でそのようなことを認識できたのがすごく有難いです。
音響・パフォーマンス部門
米津 玄師氏※代理登壇:藤江充夫氏(株式会社ソニー・ミュージックレーベルズ 第2レーベルグループ Y制作部部長)
受賞コメント(米津 玄師氏)
昨年は制作においてアニメ作品と関わる機会が多く、その全てが得難い体験でした。幼少期より漫画やアニメに親しみながら生きてきたわたしにとって、これだけたくさんの素晴らしいアニメと関わりながら制作ができたのは、いちミュージシャンとして何より幸福なことだと感じております。素晴らしい作品がより広く世に届くための一助になれたのであればなおのこと幸いです。この場を借りて、製作者の皆さんに改めて心より感謝申し上げます。
【アニメファン賞】
『映画『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』』
受賞コメント:溝江 力也氏(キングレコード株式会社 イーブルラインレコード本部長代理 兼 株式会社Dazed 常務取締役))
この映画を一言で申し上げると、「挑戦」という言葉に尽きると思います。日本初のインタラクティブ映画として、構想から上映まで約 5年かかりました。コントロールムービーの導入と運用にはかなりの困難があり、関係各社の皆様とそして何より劇場の皆様にご尽力いただき上映ができたと思っております。この場を借りて感謝申し上げます。
そしてこの機材の数量が限られていたため、上映館も限られたものとなったのですが、 100館以内で 20億の興行収入を突破したのは、この映画が日本初と聞いております。これはいつも『ヒプノシスマイク』を応援してくださる皆様の情熱そのものだ我々は捉えております。ファンの皆様にこのアニメファン賞を捧げたいと思っております。
|