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『War Bride 2』舞台挨拶

歴史的事件から、いま起きている社会の動き、市井の人々の日常、注目のカルチャーまで、TBSテレビおよびJNN系列局の記者・ディレクターたちが現場で掴み、魂を込めて世に送り出してきたドキュメンタリーの情熱が結実する場として開催されてきた「TBSドキュメンタリー映画祭」が、東京・大阪・京都・名古屋・福岡・札幌の全国6都市にて順次開催いたします。
この度、3月15日(日)に俳優の奈緒が戦後アメリカ兵と結婚し海を渡った日本人女性たちを追うドキュメンタリー映画『War Bride 2 奈緒と4人の戦争花嫁』の舞台挨拶を行いました。2023年の本映画祭で上映された前作『War Bride 91歳の戦争花嫁』は、多くの人の心を揺さぶり、フランス・パリで行われた【un petit air du japon 2025】に出品。さらに、2025年には舞台へとプラットフォームを広げた話題作。イベントでは、川嶋龍太郎監督と、舞台「WAR BRIDE」で桂子・ハーンの父親役を演じ、本作のナレーションを務めた俳優の山口馬木也が登壇しました。
第6回TBSドキュメンタリー 映画祭2026

舞台挨拶 概要
日時: 3月15日(日)
場所: ヒューマントラストシネマ渋谷
登壇:①川嶋龍太郎監督、池田 純一郎(横浜雙葉小学校校長)
  ②川嶋龍太郎監督、山口馬木也(俳優)

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1回目

上映終了後、川嶋監督と、桂子・ハーンが通った横浜雙葉小学校の現校長・池田純一郎氏が登壇した。
第6回TBSドキュメンタリー映画祭2026
川嶋監督は、今回の聞き手に俳優・奈緒を起用した理由についてこう語った。「取材した女性たちは90歳を超えています。私は50代前半で、奈緒さんはちょうど30歳になるタイミング。これからの世代を担う若い女性が同じ女性の人生を聞くことで、より皆さんに伝わりやすくなるのではないかと思い、今回私はディレクターに徹して奈緒さんに託しました」。また、このテーマに向き合い続けてきた思いについては「戦後を生きてきた話はなかなかない。叔母の話を何十時間も聞く中で、これは朝ドラだと思った。この物語を伝えるためにテレビ局にいるような気がした」と率直な思いを語った。
池田校長は、桂子が異国での生活を選んだ決断の根底に「横浜雙葉で学んだ隣人愛——国境も人種も関係なく、一人の人を愛するという生き方があったのではないか」と語り、映画に登場する4人の女性を「草の根レベルの平和大使」と表現。「大きな政治活動ではなくとも、自分の暮らすコミュニティの中で平和を願い行動してきた。その姿に大きな意味がある」と続けた。

桂子が長年続けてきた姉妹都市活動に触れた川嶋監督は「なぜボランティアを続けているのかと聞いたら、『交換留学生として相手の国で暮らしを共にした人と、戦争するはずがない』と言われて。本当に草の根的な考え方が、世界につながっていくんだなと感じた」と語った。

最後に川嶋監督は観客へ「戦争体験を語れる方々はやはり90歳を過ぎていらっしゃる。その方々の声を聞いていくことの、本当に最後の機会なんじゃないかと思っています」と呼びかけ、イベントは幕を閉じた。

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2回目

本日2回目の舞台挨拶では、川嶋龍太郎監督と、舞台「WAR BRIDE」で桂子・ハーンの父親役を演じ、本作のナレーションも担当した俳優・山口馬木也が登壇しました。
第6回TBSドキュメンタリー映画祭2026
川嶋監督は山口をナレーターに抜擢した理由について「ナレーションというのは基本的に天からの声だと思っています。桂子さんのお父さんを演じた方にやってもらうことで、一番説得力が出るんじゃないかと思ってお願いしました」と語った。山口もこれに応え、「舞台で父親役を演じた直後だったので、自分の娘を見ているような思いもありながらのナレーションでした」と振り返った。

山口は舞台の稽古期間中に桂子さんと実際にオンラインで言葉を交わす機会があったという。「上品ですごく強い方。でも、それ以上にチャーミングな方で、本当に神々しいなと思いました」。その際、山口が真っ先に聞いたのは、父親のことだったという。「娘を米兵と結婚させるということは、今後会えなくなるかもしれない。私にも娘がいますが、それは絶対に嫌だと思って。あの時代によく許したなと」。桂子さんによると、父親はアメリカの文化に強い関心を持つモダンな人物だったが、二つ返事でOKを出した真意は、娘の桂子さん自身にもわからなかったという。山口は「娘にもわからなかった、父親の葛藤があったのかもしれない。舞台ではそこを膨らませていただいた」と語った。

また、この作品に向き合うことで「愛する人を大切に思うこと、思いやり、平和ということに思いを馳せる時間がすごく多くなった。この映画は、そういったものに水をやって花を咲かせるような作品だと思っています」と山口は語った。

川嶋監督は、25年間ドラマのプロデューサーとして歩んできた中でこの作品を制作した経緯を「叔母が戦争花嫁だということを知って、10時間を超えるインタビューを重ねるうちに、1930年から今この瞬間まで地続きに生きてきた女性の”朝ドラ”だと思った。もしかしてこっちが自分の生業だったんじゃないかと感じています」と率直に語った。山口は観客に向かって「皆さん、川嶋監督がこれまでどんな作品を手掛けてきたかご存知ですか?」と問いかけ、「『半沢直樹』や『下町ロケット』を手掛けたプロデューサーでもあるんです。あの作品群に共通して流れる熱量、人間の何かに訴えかける源泉みたいなものを、この映画の監督としての川嶋さんの中に見た気がした」と語ると、会場からは驚きの声が上がった。

さらに山口は川嶋監督に向かって「キュリー夫人やヘレン・ケラーの伝記と並ぶような、子どもたちが読める桂子さんの本も作ってほしい。僕としては、この作品が未来に繋がって欲しいという思いがある」と目を輝かせ、この物語が次世代に続くことを願った。

最後に川嶋監督は「戦争体験を直接聞けるのは、そんなに長くない。皆さんの身近にも1945年、50年当時を生きた方がいるかもしれない。ぜひその話を、何かの形で残していってほしい」と観客へ呼びかけ、会場は温かな拍手に包まれた。

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「第6回TBSドキュメンタリー映画祭2026」

 
2026年3月13日(金)より全国6都市にて順次開催
 
ニュースで終わらせない。
——その先にある物語を、スクリーンへ。
テレビ局主催としては世界的にも類を見ないTBSドキュメンタリー映画祭は、長年にわたり培ってきた圧倒的な取材力と膨大なアーカイブを背景に、社会問題からカルチャー、ライフスタイル、国際情勢まで、多彩で立体的なテーマを描き出します。
2021年の開始以来、本映画祭は回を重ねるごとに観客動員と注目度を高め、2026年で第6回を迎えます。上映後に劇場公開へと進んだ作品は既に20本を超え、昨年の映画祭で話題となった『小屋番 八ヶ岳に生きる 劇場版』は本年1月に劇場公開するやミニシアターランキング新作1位を記録。さらに『カラフルダイヤモンド ~君と僕のドリーム2』は「ロンドン・フィルムメーカー国際映画祭2026」で4部門にノミネートされるなど、国内外へと広がりを見せています。また「WAR BRIDE」「カラフルダイヤモンド」の舞台化など多角的な展開へと発展する作品も生まれ、本映画祭はドキュメンタリーの“次の一歩”を生み出す場として進化を続けています。
テレビやSNSでは伝えきれない「事実」や「心の声」に耳を澄まし、奥深い真実へと踏み込んでいく——。
ニュースのその先にある真実に迫る本気のドキュメンタリー作品が勢ぞろいした本映画祭に、是非ご期待ください。
 
3月13日(金)より東京・大阪・京都・名古屋・福岡・札幌と、全国6都市にて順次開催!
※一部の作品は上映されない会場があります。
東京  ヒューマントラストシネマ渋谷 :3月13日(金)〜4月2日(木)
大阪 テアトル梅田 :3月27日(金)〜4月9日(木)
名古屋  センチュリーシネマ :3月27日(金)〜4月9日(木)
京都 アップリンク京都 :3月27日(金)〜4月9日(木)
福岡 キノシネマ天神 :4月3日(金)〜4月16日(木)
札幌 シアターキノ :4月4日(土)〜4月10日(金)
 
 
主催:TBSテレビ
公式サイト:
https://tbs-docs.com/2026
 
公式X:
@TBSDOCS_eigasai
 
第6回TBSドキュメンタリー 映画祭2026

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