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映画批評サイトRotten Tomatoes 96%絶賛。デンマーク・アカデミー賞最多15部門ノミネート4冠を達成した、マッツ・ミケルセン×アナス・トマス・イェンセンの北欧最強タッグが贈る『ライダーズ・オブ・ジャスティス』は2022年1月21日に新宿武蔵野館ほか全国ロードショーとなります。![]() マッツ・ミケルセンのインタビュー&新場面写真を解禁。 列車事故で妻を失った軍人。事故は仕組まれたものだと主張する数学者とその仲間。傷ついた魂が交錯し、予測不可能な復讐劇が幕を開ける。偶然に導かれし男たちの正義の行方は、果たして。 主演を務めるのは“北欧の至宝”と称され、『ファンタスティック・ビースト』『インディ・ジョーンズ』シリーズ最新作への出演も決定し、ハリウッドの第一線で活躍する国際派俳優のマッツ・ミケルセン。本作で5度目のタッグを組む盟友アナス・トマス・イェンセン監督の下、復讐の炎を燃やす軍人に扮し、ハードなアクションや重厚な演技を披露。さらに、『特捜部Q』シリーズのニコライ・リー・コース、『セレブレーション』のラース・ブリグマン、『アダムズ・アップル』のニコラス・ブロらデンマークが誇る名優たちが集結した。 本国では公開されるや大絶賛で迎えられ、第93回アカデミー賞®国際長編映画賞を受賞した同じくマッツ主演作『アナザーラウンド』を超える2020年NO.1のオープニング成績を記録したほか、第37回ロバート賞(デンマーク・アカデミー賞)で最多15ノミネートを果たし、主演女優賞、助演男優賞、作曲賞、視覚効果賞の4冠に輝いた作品です。 |
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同じくマッツ・ミケルセン主演作「アナザーラウンド」もレオナルド・ディカプリオの製作会社がハリウッドリメイクを手掛けることが決定しているが、本作もハリウッドリメイクが発表され、マッツ主演作の人気と質の高さを再確認できる。本日22日は56歳の誕生日ということで、彼のインタビューと新場面写真を解禁致します。
復讐に燃える最強の軍人マークスを演じたマッツ・ミケルセンのインタビューQ:マークスはどのような人物ですか? マッツ:彼は職業軍人でおそらくキャリアは30年ほど。妻が亡くなった後も、彼がその状況に対処できる唯一の方法は軍人らしく強い男であることでした。それは娘にとっても自分にとってもいい方法ではありません。幸運にも、2人の男が訪ねてきて妻の死は事故ではなかったとマークスに伝えます。そこで彼は軍人としての能力を発揮して行動できるようになります。暴力によって答えを得ようとするのです。 Q:リベンジすることで、誰かを責めることができるということですね。 マッツ:彼は運命や神などのせいにすることなく誰かを責めることができます。彼の世界では、あらゆる現象には現実的な理由があり、それによって彼は対処することができます。それが彼のやり方です。明らかに彼の心は傷ついており、その穴が大きくなりすぎると彼自身が壊れてしまう気がしており、そして実際に壊れてしまいます。 Q:本作の主要キャストはアナス監督の作品に以前も出演していて、ファミリーみたいなものですよね。本作で描いているものは機能不全の家族の誕生です。長年一緒にやってきて撮影現場の雰囲気はどんな感じですか? マッツ:そうですね。でも確かに違いはあります。ファミリーが再会できてすごくうれしいです。ただ、それは悪いほうに行く危険もあるから気をつけています。互いをよく知っていると心地よくなって怠けてしまうかもしれません。うまくいくと分かっていると引き出しを開けるだけになるでしょう。だからこそその心地よさを利用してお互いに高め合うようにしなければならないと意識しています。ファミリーと一緒なら知らない人と一緒では行けないところまであえて挑戦します。そういう意識でやっています。うまくいっているといいのですが。 Q:できあがったチームの中に、若くすばらしい若い女優、マッツの娘役のアンドレアが入りました。 マッツ:彼女は実年齢よりもかなり若い役を演じていました。彼女は大人になりかけているから、私たちの輪のなかに入りたがりましたし、僕らも歓迎しました。ただ厳しいところがあり、彼女はプロ意識が高く、現場では僕は父親で彼女は娘でした。作品の世界だけでなくチームにも加わらないとなりません。アナスが言ったように彼女のセリフ回しはとても自然です。ただアナスの世界では特定の言い方も求められます。それは時々イカれたセリフで、それをイカれていると思わずに真面目に言わなければなりません。彼女は上手に難なくやってのけていてすばらしかった。彼女は最高です。デンマークで賞を獲ったこともとても嬉しく思いました。 Q:この映画の概要を聞いた人は「ああブラックコメディだ」と思うでしょうが、より大きなテーマを扱っているように思えます。深刻なテーマを扱うにあたりコメディは有効ですか? マッツ:世の中の核になる話題がいくつかあります。生と死、運命あるいは運命の欠如、神と悪魔。13~14歳から考え始め、生涯を通じてずっと考え続けるような話題です。その話題を扱おうとすると、大げさで陳腐なものになるでしょう。例を挙げますね。“She loves you. Yeah, yeah, yeah. She loves you. Yeah, yeah, yeah”メロディーがなければバカげて聞こえます。何かで包まないと。このような大きなテーマを扱うと仰々しくなってしまいます。5年かけて撮影しても終わらないでしょう。ただ、ユーモアで包むことで切り抜けられます。歌詞にメロディーをつけるのと同じです。 |
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解禁された場面写真解禁された場面写真では、敵に襲い掛かるマッツ・ミケルセンや、仲間に指示を出す瞬間を捉え、最強の軍人っぷりを感じさせるものがある一方で、娘の前では父の顔をするマッツの姿も垣間見え、本作で色んな表情を見せてくれる彼が切り取られている! |
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『ライダーズ・オブ・ジャスティス』原題:RETFÆRDIGHEDENS RYTTERE 2022年1月21日(金) より 新宿武蔵野館ほか全国ロードショー |
監督・脚本:アナス・トマス・イェンセン
撮影:キャスパー・トゥクセン
編集:ニコライ・モンベウ、アナス・エスビャウ・クレステンスン 音楽:イエッペ・コース
出演:マッツ・ミケルセン、ニコライ・リー・コース、アンドレア・ハイク・ガデベルグ、ラース・ブリグマン、ニコラス・ブロ、グスタフ・リンド、ローラン・ムラ
2020年 デンマーク・スウェーデン・フィンランド カラー シネスコ 5.1ch 116分 デンマーク語ほか
日本語字幕:平井かおり
配給:クロックワークス
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