映画『疾風ロンド』が11月26日(土)より全国公開することが決定。本作は、東野圭吾先生が17年ぶりに書き下ろし、瞬く間に100万部を売り上げた同名小説「疾風ロンド」(実業之日本社刊)を実写映画化したもの。
本作は2月24日の長野県野沢温泉スキー場でクランクイン。シーズン中のスキー場での大規模ロケを敢行し、4月13日に都内で無事にクランクアップ。そして、本日クランクアップ記者会見が行われ、野沢温泉スキー場で使用されているリフトに乗って、阿部寛さん、大倉忠義さん、大島優子さん、濱田龍臣さん、吉田照幸監督が登壇。 雪山をバックに、エベレストよりも極寒だったという雪山での撮影裏話や、撮影中のエピソードなどをかたりました。 『疾風ロンド』クランクアップ会見 概要 大勢のマスコミが詰めかけた会場。まず最初にメイキング映像が流れ、続いて特報が映写されました。 特にメイキングは阿部さんのコメディー部分が色濃い編集。そして大島さんのバックカントリーをすべる姿がスタントじゃないのでびっくりさせられます。 |
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そして、記者会見へ・・・スモークがたかれ、撮影場所であった野沢スキー場の本物のリフトに乗ってキャスト監督が登場! MC:撮影の感想 阿部さん:監督の作品は凄く面白くてファンだたので二つ返事でやらせていただきました。スキーは20年ぶりで・・・上手じゃない役だったのでやらせていただきました。野沢温泉町挙げて参加していただいて感謝しています。今年は雪が少なかったのですが、僕は雪男なんで。僕が入った日が大雪で。良かったなと。 雪男って・・・イエティ?確かに本日の風貌はひげをはやして、この大きさですから確かに見えなくもないです。 大倉さん:雪山で泊まりながらの撮影は楽しかったです。大作にで阿部さんと共演で嬉しいです。オファーの時に僕のプロフィールに趣味スキーって書いてあったらしく。でも2回しかしてないんで苦労しました。撮影自体はすごく楽しくてサスペンスだけではなく、謎解きしながらスカッとみられる作品です。 大島さん:とにかく阿部さんが面白い映画です!。この役(スノーボード選手)はキターと思いました。9歳からスノーボードやっていたので。巡り巡ってきたなーと幸せを感じていました。吹き替えもありますが、多くは自分なので見どころです! 濱田さん:スノボ初めてだったので、最初に練習したときは緊張しましたが、同じ年の子たちと練習して、撮影も楽しかったですね。 志尊さん:今までは年下役が多かったのですが、今回はお兄さん的な役どころでしたので周りに助けていただきながら勤めました。 監督:この映画を撮影するのに怒鳴るなと滑るは厳禁としました。この演出が滑ってないことを祈ります。(笑) 撮影がかなり楽しかった様子で、最初から和気あいあい感がにじみ出ます。 |
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ここで、記者からの質問コーナーへ!
Q:監督の演出と東野ミステリーでありながらコミカル要素が多い本作いかがでしたか? 阿部さん:東野作品は新参者以来で、今回はノンストップサスペンスの中でユーモラスな部分が入っているので吉田監督と相談してどこまでできるか挑戦しました。もちろんサスペンス部分もありますから出来上がりを楽しみです。 大倉さん:ボケたりする役ではなかったので。でも間抜けな阿部さんを笑わないでいるのが大変でした。ミステリー要素に関しては脚本を読んであっという間に読み終わってオモシロって思えるものでしたね。それが映画になるとこうなるんだと驚きました。 大島さん:今回、謎が深まっていって最後は!な展開になるんだと。今までとまた違ったミステリーになっています。そこに監督のコミカル要素が入ってくるので見やすい作品です。現 監督:役者の邪魔をしない現場を作るように心がけています。雪山大変なので。深刻にならないように明るい現場を作るようにしました。 Q:監督からみたキャストの印象は 監督:阿部さんは真面目な部分とコミカルなところ・・・、色々な顔を持っている方ですが、全部ひとりの人格に入れ込んでます。大倉さんは振り向いた瞬間が格好良くて、振り向くシーンを増やしました。大島さんは演技も素晴らしかったですが。気を使うのが凄いなと。龍臣君は、大食い過ぎて午後には映像がつながらないぐらいで心配でした。志尊くんはかっこいいんでメイキングでも同じシーンに映りたくなかったですね。 Q:阿部さんはエベレスト生還後でしたが。 阿部さん:エベレスト行ってんだから大丈夫だろって。でもエベレストより寒かったんで。日本のほうがびっくりしました。空気は薄くないし温泉地だし楽しみながら撮影しました。 Q:スキー、スノーモービル、スノボなどどうでしたか? 阿部さん:スキーが出来ないから出来る人よりリアルに転べました!達臣君よく食べてて心配しました。 大倉さん:スノーモービルは普段バイクに乗るので、気持ちイーって顔にならないように頑張りました。あと、ここはジャニーズの良さを出してくれって監督に言われてて。D-BOYがいるので負けないように頑張りました。 大島さん:これは見せなきゃって。プロの方に教えてもらえたのでスノボも成長しました。大蔵さんは他のエキストラさんに「俺が上手に見えるように下手に滑って!」って。 と大島さんが暴露! 大倉さん:だってエキストラの方たちが大会に出るような人たちなんですよ!下手にしても上手いんですから! と率直に返しました。 |
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Q:野沢温泉ロケ、撮影の合間のリフレッシュは
阿部さん:温泉は外国の人がいっぱいいるから、わかんなくなっちゃうよ!って言われたんですが行ってみましたが多すぎて入れませんでした。 大倉さん:5時に終わっていたので、野沢のあちらこちらに行っていました。みなさんに良くしていただきました。 大島さん:13か所の温泉全部行くつもりで6か所しか行けなかったんです。気づかれることもあって「本物ですか?」って、「はい」って、いろんなところ隠しながら答えました。 濱田さん:3人で泊まっていて、プチ修学旅行観たいで、スノボして、食べて、風呂入って、寝るのがリフレッシュでした! 志尊さん:地酒がおいしくて楽しくてリフレッシュできました。 監督:今回の撮影で印象に残ったのは、本当に野沢の人たちが協力的で、営業中でもスキー場も借りられて壮大なものにできました。東野圭吾さん以前はふざけたものも多かったんです。「疾風ロンド」では、それがちりばめられていたので、新しい一面が見せられるなとワクワクしました!俳優さんたちのアドリブも多くて、カットをかけない手法を撮りました。 と、約一時間の記者会見はあっという間に終了となりました! 映画『疾風ロンド』 |
物語・・・
人質は全日本国民!? 頼みの綱は“頼りない”中年男!?
大学の研究所施設から、違法生物兵器「K-55」が盗まれた。研究所所長の下に届く犯人からの脅迫メール。
「人質は全国民。身代金の3億円を用意しろ」警察には頼めない・・・、しかも残された時間は4日間・・・。
そんな窮地に白羽の矢がたったのは、何故だか、しがない主任研究員。秘密裏に生物兵器を捜す命を受けるも、全く手掛かりがない・・・。そんな中、一本の電話が。≪犯人死亡!!≫まさかの事態に呆然とする一方で、刻々と迫りくる大惨事へのタイムリミット。生物兵器の行方も完全に不明になったと、途方に暮れていたその時、犯人の遺品から僅かな手がかりを掴むのだった。そこから浮かび上がったヒントは“日本最大級のスキー場“・・・。スキー初心者、何だかちょっと頼りない中年男・栗林和幸が今、日本の未来を担う!?
出演:阿部寛、大倉忠義、大島優子、ムロツヨシ、堀内敬子、戸次重幸、濱田龍臣、志尊 淳、野間口 徹、麻生祐未、生瀬勝久、柄本明
監督:吉田照幸
原作:「疾風ロンド」 東野圭吾(実業之日本社刊)
脚本:ハセベバクシンオー、吉田照幸
(C)2016「疾風ロンド」製作委員会