映画情報どっとこむ ralph 2017年、第33回サンダンス映画祭(ショートフィルム部門)にて、日本映画初のグランプリを獲得した監督・長久允の長編映画デビュー作『WE ARE LITTLE ZOMBIES』(2019年6月公開)が、1月24日~2月3日にアメリカ西部ユタ州の都市パークシティーで開催される第35回サンダンス映画祭コンペティション部門に正式招待を受け出品し、見事日本人初の快挙となる審査員特別賞を受賞しました。

映画祭期間中に全5回行われた一般上映会では、開場30分前から長蛇の列ができ、上映後には長久監督のもとへ多くの観客が押し寄せる盛況ぶりをみせていた。

サンダンス映画祭は、買い付けのエージェントや制作プロダクションが多く来ることで知られている映画祭。本作も上映会が開かれるごとに海外プロダクションやエージェントから打ち合わせの依頼があり、関係者用に開かれる試写会が追加で組まれるほど本作への注目度が日々うかがえた。

映画情報どっとこむ ralph 授賞式は現地時間2月2日19時にBasin Recreation Fieldhouseで開催された。独特な緊張感の中、次々と各部門の発表が行われ会場の熱気は次第に高騰していった。そしてついにワールドシネマドラマティックコンペティション部門の発表となり『WE ARE LITTLE ZOMBIES』の名前が呼ばれると会場のボルテージは一気に最高潮に。コンペティション部門での審査員特別賞は日本人史上初。一昨年の同映画祭 ショートフィルム部門でグランプリを受賞した監督の初長編作品ということで期待度が高かっただけに、受賞の瞬間、会場は割れんばかりの拍手と歓声の嵐に包まれた。

この度の選出について審査員のチャールズ・ギルバードから「最後の最後まで驚きに満ち、想像を掻き立てる無限かつ素晴らしい独創性に対し、ワールドシネマドラマティックの審査員特別賞・オリジナリティ賞を贈ります」コメント。

長久監督はステージに上がり「この作品は僕のすべてをかけて作った作品です。それが皆さんに受け入れてもらってすごくうれしいです。すべての若い人たちに、絶望と戦う力を与えられたら良いなと思います」と感謝を表した。

2017年の短編部門にて日本人初グランプリ受賞に続き、このたびもその唯一無二の作家性がサンダンスの地で高く評価され、コンペティション部門にて日本人初の審査員特別賞を受賞する快挙を成し遂げたことで同映画祭の歴史に“日本人監督長久允”の名前がより深く刻まれることとなった。

映画情報どっとこむ ralph ▽サンダンス映画祭ディレクター:ジョン・クーパーのコメント
I’m so excited that little zombies won an award tonight. It is so imaginative, and beautiful in its style, and every shot is so beautiful and it tells a really amazing story, that is very true and authentic.
「リトルゾンビーズが受賞してすごく嬉しい。想像力溢れる美しいスタイルで、映像は全てのショットが美しかった。さらに物語も実に共感ができる素晴らしいものになっていた。」

▽審査員:ジェーン・カンピオン(1993年カンヌ国際映画祭パルムドール受賞)のコメント
I’m one of the jurors from the world dramatic section. I was one of the people that really loved the zombies. It’s a crazy experience, it’s very innovative, it’s very new and I feel really excited.
「私もゾンビーズに惚れ込んだ1人です。この映画はとってもクレイジーで、とても革新的で、すごく新しい!
今この瞬間もとてもワクワクしているわ。」

▽プログラムディレクター:キム・ユタニのコメント
I’m so excited that we are little zombies won a special jury prize for originality in our world dramatic cinema section. It is such a well-deserved prize because this film is so inventive and creative, and I’ve never seen a film like this. Makoto Nagahisa is a genius.
「ウィーアーリトルゾンビーズ」が審査員特別賞・オリジナリティ賞を受賞してとても嬉しく思う。この作品は、独創的で、これまで見たことのない映画なので、この賞を受賞するのにふさわしいと感じている。長久允は天才だ。

映画情報どっとこむ ralph 映画『ウィーアーリトルゾンビーズ

映画公式サイト:
https://littlezombies.jp   

Twitter:
@littlezombies_m


サンダンス映画祭グランプリ監督と、感情をなくした4人の13歳。
2019年、新時代の才能による、映画革命
★2019年サンダンス映画祭World Cinema Dramatic Competition部門正式招待作品
★第69回ベルリン国際映画祭 ジェネレーション部門正式招待作品

「両親が死んだ。悲しいはずなのに泣けなかった。
彼らはゴミ捨て場でとびきりのバンドを組むと決めた。こころをとりもどすために」

第33回サンダンス映画祭(ショートフィルム部門)にて、埼玉県・狭山市で実際にあった事件を題材とした短編映画『そうして私たちはプールに金魚を、』が、日本映画初のグランプリを獲得した監督・長久允。審査委員から「これまで誰も見たことがない!何にも似ていない!」とその圧倒的なオリジナリティと表現力から“ネオジャパニーズ”と称された長久允監督の長編デビュー作となる。物語の主人公であり、劇中バンド<リトルゾンビーズ>を演じるのは、『そして父になる』にて福山雅治の息子役を演じた二宮慶多。テレビCMや『クソ野郎と美しき世界』での好演も記憶に新しい中島セナ。ドラマ『嘘の戦争』など多くの作品に出演するぽっちゃり俳優水野哲志。天才似顔絵師として話題の奥村門土。4人の新しい才能の発掘により、瑞々しくもかつてない少年少女像が誕生した。

また、佐々木蔵之介、永瀬正敏、菊地凛子、池松壮亮、村上淳など日本を代表する豪華名優たちも、監督の才能に共感して大集結!「音楽を通じて成長する子どもたち」といった普遍的な物語を、まるで冒険RPGゲームを想起させるかのようなギミック満載の映像表現や、天性のリズム感で放たれ続ける台詞回しなど、その独創的スタイルが観るものの想像力を掻き立てる!

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脚本・監督:長久 允 (サンダンス映画祭短編部門グランプリ 『そうして私たちはプールに金魚を、』)
出演:二宮慶多 水野哲志 奥村門土 中島セナ
佐々木蔵之介 工藤夕貴 池松壮亮 初音映莉子
村上淳 西田尚美 佐野史郎 菊地凛子 永瀬正敏 
<出演順>康本雅子 夏木ゆたか 利重剛 五月女ケイ子 山中崇 佐藤緋美 水澤紳吾 黒田大輔 忍成修吾 長塚圭史 池谷のぶえ 戌井昭人 赤堀雅秋 清塚信也 山田真歩 湯川ひな 松浦祐也 渋川清彦 かっぴー いとうせいこう CHAI 菊地成孔 森田哲矢(さらば青春の光) 吉木りさ(声) 柳憂怜 三浦誠己

製作:吉崎圭一/新井重人/水野道訓/井上肇/加太孝明 プロデューサー:山西太平/ 高橋信一/ 横山治己/ 長谷川晴彦  ラインプロデューサー:鈴木康生/小柳智則 アソシエイトプロデューサー:國枝礼子/橘佑香里/熊澤瑠里 撮影:武田浩明 照明:前島祐樹 サウンドデザイン:沖田純之介 美術:栗林由紀子 装飾:渡辺誉慶 衣裳:下山さつき ヘアメイク:光野ひとみ 助監督:平井淳史 キャスティング:田端利江 スクリプター:大西暁子 演出補:長田亮 
制作担当:宮森隆介 編集:稲本真帆 カラリスト:根本恒 VFXスーパーバイザー:二瀬具洋 音楽プロデューサー:山田勝也 
リトルゾンビーズ音楽:LOVE SPREAD リトルゾンビーズ衣裳:writtenafterwards リトルゾンビーズメイク:加茂克也 アートワーク:magma 
製作幹事:電通 配給:日活 制作プロダクション:ROBOT 特別協賛:フェイスマスクルルルン/ グライド・エンタープライズ 
©2019“WE ARE LITTLE ZOMBIES”FILM PARTNERS(電通/日活/ソニー・ミュージックエンタテインメント/パルコ/ ROBOT)

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