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ジャパンプレミア
ジャパンプレミアイベント日程:12月1日(月) |
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まずMCの八雲さんから、これまで一貫して人間の心の奥に潜む衝動や葛藤を描いてきた監督に、原作のどのようなところに惹かれて映画化を希望したかの問いかけが。 自身は男子校出身であったにもかかわらず、「登場人物の痛みみたいなものに惹かれた」と述懐する監督は「その痛みについて、自分も分かる部分があったため、映画を作りたいという気持ちが湧きました」とコメント。特に、希代子が抱く感覚は「最も普遍性が高く、思春期を過ぎても、ああいう後悔は、おそらく誰にでもある」と感じたことから、一番描きたかったのは希代子であると強調します。 ![]() また、女子高生を演じた當真さん、中島さん、平澤さん、南さんのキャスティングについて「當真さんは、彼女が持つ透明な空気感が傷つきやすい希代子にぴったりでしたね。中島さんは、自由を求める独特な空気感、オーラみたいなのをまとっていました。平澤さんは、オーディションでの芝居が際立って良く、奈津子の繊細さを表現する上で重要だったのでキャスティングしました。南さんが演じる恭子は、クラスのリーダーでありながら、実は繊細な役柄。南さんに初めて会った瞬間、恭子だと思いました」とそれぞれの魅力を明かしました。 出演者が語る「実生活と地続きなキャラクターへの共感」 そして、実年齢にも近く、実生活と割と地続きなキャラクターをどのように捉えて演じたのかを問われた4人。 當真さんは「希代子は“普通の女の子”だと思います。学生生活の中で、周りに合わせて生活をしている、周りをちょっと伺いながら自分もその中に溶け込むように生活をしているキャラクターだと感じました」と分析。続けて「希代子は小・中学校の時の私にすごく似ています。なので、役作りにおいてはできるだけナチュラルに自分のまま、自然体に演じられるように意識していました」。 中島さんは、「朱里は普通であることを嫌っていて、人と違うことに意味を見出す人。高校生特有の万能感と自意識の中で揺らいでいる人だと思って演じました」とコメント。「自由でありたいとか縛られたくないという思いは私自身にも似ているところがある」と感じており、「この中で一番自分に近いのは朱里です」と述べた。 平澤さんは、自身が演じた奈津子について原作を読んだ時から涙を流すほど思い入れがあるキャラクターだそうで「彼女は自分のコンプレックスから一人になることにすごく怖さを覚えている女の子。他人と一緒にいることで安心感を得る姿が小学校の時の自分とすごく似ていて」と明かした上で、「“過去の自分を救ってあげられるように”という思いで演じました。」と吐露。 南さんは、「恭子はクラスのリーダーのような華やかな一面がありながらも、その強さとは裏腹に、心の内や脆いところをさらけ出したりするのが苦手。その不器用さが切ないなと思うと同時に、愛おしいキャラクターだと思っています」。 キャストが受け止めた「高校生特有の気まずさ」 そんな4人のキャラクターを見守るように脇を固める深川さんと石田さん。思春期真っ只中にいる4人の物語を、それぞれ異なる世代の女性としてどのように受け止めたのでしょうか。 深川さんは「皆さんの、セリフではない時の表情が素晴らしかったです。彼女たちと同じ経験をしたことがなくても“なんかこの感覚知ってる。見たことがある。聞いたことがある”と感じるような、記憶の奥底が重なる感覚があり、そこがすごく刺さりました」とコメント。一方、石田さんは「思春期の女の子たちが抱える特有の気まずさが、物語の最初から最後までずっとありました。その気まずさは、大人になると影響が少なくなるものの、高校生くらいの年齢だと、やっぱり日々の学校生活にも私生活にも影響するものなんですよね」と懐かしみます。 登壇者が語る「憧れの存在」と「普遍的な傷」 「特別な存在になりたい」というキャッチコピーがつけられた本作。それにちなみ、それぞれがかつて憧れていた存在について質問が及びました。 當真さんは「特定の人ではなく、共演させていただいた俳優の皆さん全てが現在進行形でどんどん増えていっている憧れの存在。現場での素晴らしいお芝居が、その人の性格の部分から成り立っているんだと垣間見ることができ、現場での振る舞いやお芝居への向き合い方から、日々勉強というか学びが続いています」。 中島さんは、ここ数年の憧れとして「好きな漫画や映画などの創作物の表現方法、そして、そういうものを作っている人たちに、尊敬の念を抱いています」。 平澤さんは「女優の満島ひかりさんにずっと憧れ、尊敬している」と述べ、「共演時にお芝居だけじゃなくてその人となりがもう、すべてかっこよくて、こんな人になりたいと思いました」。 南さんは「憧れているのは“熱量”。学生時代に何か好きなことに没頭している友達の姿がキラキラして見え、自分にはなかったその熱量に強く憧れていました」。 當真さん、中島さん、吉田監督からのメッセージ 舞台挨拶の最後に、當真さん、中島さん、監督からのコメントが。「原作や脚本を読んだ時、痛いところをつかれているような気持ちになりました。それは後ろめたく思っていたことだったり、過去の自分に後悔していることがあったり。いつかそれを笑って話せるような大人になりたいです。学生の方はいま自分も同じ状況にいるなとか、それで苦しい思いをしていたりする方もいるかもしれません。そういう方はこの作品を見て、自分だけじゃないという点に、少しでも安心してほしいという気持ちもあります」(當真さん)、「10代の頃っていい思い出も苦い思い出もあると思うんですけど、そういう経験とか思い出の一つ一つが今の自分を構築していると思います。大人の方には、今回の映画を見て、自分が10代だった頃を思い出すきっかけにしていただきたいですし、いま学生の方は、自分がどういう学生生活を過ごしていきたいのを考えるきっかけになれば嬉しいなと思っています」(中島さん)、「僕たち大人たちのほとんどは、学生時代に経験した感受性の傷に蓋をして今まで生きてきたようなところがあります。若い方たちには、そのまま自分の傷というものを見つめていただきたいですし、大人になった方たちも、あの時しっかりと傷があったんだということを感じてもらうきっかけにして観てもらえたら」(監督)とそれぞれ語り、舞台挨拶は締めくくられました。 |
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『終点のあの子』
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原作:柚木麻子『終点のあの子』(文春文庫)
監督・脚本:吉田浩太
出演:當真あみ、中島セナ
平澤宏々路、南琴奈
新原泰佑、小西桜子、野村麻純、陣野小和/深川麻衣、石田ひかり
原作:柚木麻子『終点のあの子』(文春文庫)
監督・脚本:吉田浩太
プロデューサー:前信介 協力プロデューサー:小宮誠
撮影:中島唱太 照明:土山正人 録音:岸川達也
音楽:茂野雅道 助監督:川松尚良 美術:中村哲太郎
スタイリスト:小宮山芽以 ヘアメイク:岩鎌智美 スチール:濱田英明
企画協力:文藝春秋
配給協力:SPOTTED PRODUCTIONS
宣伝:山口慎平 平井万里子
製作・配給:グラスゴー15
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