斎藤工 憧れの阪本組初出演『団地』阪本順治監督としゃべくりナイト

そのヒットを記念して阪本監督と斎藤工さんがMCなしでガチトーク＆観客とのQ&Aもな“しゃべくりナイト”が行われました！

斎藤工×阪本順治監督 “しゃべくりナイト”
日時：６月１１日（土）
会場：有楽町スバル座
登壇：斎藤工、阪本順治監督

阪本監督：どんな話が出るのか期待されてますよね！？かなり話します。

斎藤さん：です。まさかのSF映画だったんです。台本が手にわたってからの話などを・・お楽しみください。

監督の斎藤さんの衣装いじり、パンツはボクサータイプであることが判明したところから始まったしゃべくりナイト！は、どこへ向かうのか。。

阪本監督：僕が知らないところでずいぶん前から会ってるんだよね。
斎藤さん：そうですね。「この世の外へ クラブ進駐軍」（2004）の完成披露打ち上げだったので10年以上前ですよね。たまたま、参加させていただいていたら、映画より映画的な感じで。

阪本監督：今は無き、映画人の熱いバトルがね。それを止める原田芳雄さんがいたり。楽しそうだったよね。

斎藤さん：びっくりしましたね。本当のパンチって引くモーションがないんだなって！思いました。若手が止めに入って、原田さんの一喝でおさまったんですよね。

阪本監督：原田さんが「警察呼ぶなーってね！」

斎藤さん：そのあとで、対峙された方と街に消えてったんですよね。素晴らしいです。映画のようでした。

阪本監督：でも、6:4で俺が正しかったんだよ。あっこの服、原田さんの形見分けで「偽物ではアルマーニ」大きいので着てみて！・・・似合うね。返して。

と、掴みはOK。

斎藤さん：初日の打ち上げに参加して、いろいろ話が聞けて良かったですね。共演の4名が、どれだけレジェンドなのかをわかりすぎていて、どうかと思っていたんですが、役が地に足がついていない役でよかったです。

阪本監督：工君のセリフ難しいんだよね。僕が書いちゃってるんですけど。で、セリフ覚えていると藤山さんがチョッカイ出しててね。

斎藤さん：藤山さんがチョッカイ出してくるときは阪神が調子いい時なんですよ。

阪本監督：で、撮影の時あまり言わないんだけど、一回だけ動きがロボコップみたいになってて、そこは口出したね。

斎藤さん：あれは、宇宙人ぽさで、マニアックな映画に出てくる、夢の宇宙人像を張り切っていろいろ出してみたんです。

阪本監督：セリフも「はさみました」って変えちゃうしね。地に足付いた話とかが根っこにあるけど、自由度が高くて遊べたね。今回の役で心がけたことある？

斎藤さん：違和感を・・・ぶれない、ぶれたを演じたいなと。正解はわからないですけど。わからなくなったら監督にご教授いただくつもりでした。それから父が映像制作方で。阪本監督に注目していて今回喜んでました。今この作品ミニシアターでランク一位になっていたり、評価していただいているので、こういう作品こそお願いします。

と、斎藤さん起用から演技に関して、熱いトークが繰り広げられ・・・

Q：団地のシーンで一瞬目を合わせていたと思いますがどのような心情で演じられましたか？

斎藤さん：心情と新庄を掛けた素晴らしい質問ですね。無自覚ですね。藤山さんと対面して目を見てしまうと飲まれるので、外していたんですけど、気が合ってしまった瞬間かもしれませんね。映画的な対話かもしれません。

Q：今日来るのが楽しみでドキドキだったのですが、最近ドキドキしたことは？

斎藤さん：こういう場所、台本のないときですね。公の前に出るのがドキドキですね。あとは撮影初日。

阪本監督：大阪人なので、1分間で1回面白いこと言わなきゃと思うわけです！大阪の条例ですし。高台家の敷地は広大け？（大笑）とか・・・ドキドキします。

阪本監督：映画ってこういう風に語るものではないと思っていますが・・・喜劇で不思議な人間を出してはいますが、大切な人を失ったところから作った映画です。いろんな場面を見てください。2回目はあまり面白くない。でも、3回目が面白い映画になっています！

斎藤さん：高台家のプロデューサー陣も「団地」を観て、準備万端バルタン星人（©円谷プロ）が流行ってます！仏具屋さんで育った監督の死生観を僕の役は監督の意識体代弁者だと思います。当たり前だったことを、新しく見るきっかけになりました。これぞ映画が出来ること。突っ込みながら映画館で観てください！！！

先日の初舞台では来ることがかなわなかった斎藤さん。
でも、翌週に時間を作るあたりファンにも制作サイド、宣伝さんにも優しい斎藤さん好かれる理由でしょうね。

『団地』

有楽町スバル座、新宿シネマカリテ他全国大ヒット公開中！

公式サイト：
http://danchi-movie.com/