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脚本・監督:上野詩織
写真5点解禁!今回解禁となったのは、優実と石井が一緒に過ごしたかけがえのない日々を切り取ったフィルム写真5点。満面の笑みで自転車に二人乗りをする優実と石井、酒屋前で缶ビール片手にたむろする2人に加え、地元を歩く優実、部屋でくつろぐ石井、2人が働くパチンコ店の同僚の清水の姿もおさめられている。今となっては会うことのできない友人、決して戻ることのできない日々に思いを馳せる、切なさが伝う写真だ。 9名よりコメント到着
友達は厄介だ。助けられることもあれば、傷つけられることもある。そんな曖昧で複雑な部分に光を当てる監督の視点が、とても好きでした。 劇中では描かれない5年間を想像することができ、それは実に映画的な体験だなと思いました。人生は変わることがあっても、背景の草木はいつまでも変わらずに生き生きと緑色に輝いていて、切なくも綺麗な映画でした。 地に足つかず世界から切り離されそうになる時、つなぎ止める存在がいる。いや、居ないんだけど。 「それでも世界は美しい」という言葉のために、この映画にたずさわる人たちは、この映画を研いだのだろう。しかもある種の呪術性を持っているからか、また映画を摂取したくなる。またシナリオを読みたくなる。上野詩織中毒と言っても差し支えない。この40分が瞬間的でもあり、永遠でもあり、生きることが心底詰まっていた。しかもきらびやかに、爛漫と! 脚本読んだ時からシナリオ大賞はこれだと直観。俳優とのタッグで映画はさらに深化し、「今」を照射する。人が人に突き放され、後に知る孤独にじんわり。タイトルの意味が結実し「生き友」が独り歩きして行くといいな。上野詩織がこれからどんな映画道を歩むのか、それも楽しみである。 ほどよく迷惑をかけ、ユーモアという武器を手に軽やかに人を想う。『夜と霧』の一節をなぞるような石井の健気さが愛おしい。閉塞した世界が、僅かずつ明けてゆく光景に心がほどけた。二人の距離感を缶ビールに託した監督の演出もたまらなく粋。よし、私も一本開けようかな! シナリオの苦さと重さが好きだった。 人生を歩んでいると、ある瞬間に、深く関わる人間、ていうのがいたりする。それは楽しいことばかりではなく、なんなら超迷惑被っていたり、かと言えば、自分が気付いていないうちに影響を受けてたり、与えてたり、というのも、思い出すと、あったりする。 大きな夢や目標がなくても、人生の輝きや美しさは決して失われない。 |
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『生きているんだ友達なんだ』
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永瀬未留 アサヌマ理紗 ジン・デヨン 笛木優子 じゅんいちダビッドソン
脚本・監督:上野詩織
主題歌:「Blurred」mabanua(origami PRODUCTIONS)
撮影:工藤雄太 照明:中川翔平 美術:浅田崇 録音:吉田篤史 スタイリスト:綾部秀美 ヘアメイク:亀島チカ 助監督:冨田智 編集:岩間徳裕 カラリスト:小林亮太 MA:須田有希 劇中音楽:いいくぼさおり スチール:umami
制作:株式会社Lieetz. プロデューサー:山田咲季、宮沢一道 協力:伊参スタジオ映画祭 群馬県中之条町 配給:フリック
2026年/日本/39分/カラー/ビスタサイズ/ステレオ
©︎ 2025『生きているんだ友達なんだ』製作委員会
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