本日5/14(土)、園子温監督が自身プロダクション「シオンプロダクション」の第1作目として放つ!珠玉のモノクロームSF野心作『ひそひそ星』。その初日を迎えて、それぞれ初日舞台挨拶が行われ、園子温監督、神楽坂恵さんが登壇しました。 『ひそひそ星』初日舞台挨拶 |
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上映後に行われた舞台挨拶。大きな拍手に迎えられて、
園監督:こんなに多くの方に映画館に駆けつけていただきありがとうございます。嬉しく思っています。 園監督:この映画で商業監督デビューしようと思っていたのですが、地味で変わった内容なので映画会社では難しくて。全部のカットの絵コンテ起こして、ずーっと、25年自宅にしまってあったんです。。今回「シオンプロダクション」という製作会社をたてたので、第1回の作品を考えた時。これだと。 神楽坂さん:凄い量なので企画は知っていたんです。大事に大事にしていた作品。ヨウコさんの役が出来て光栄です。 MC:プロデューサー兼務ですが。 神楽坂さん:お金の部分くらいで大したことはしていません。勉強になりました。 園監督:撮影中は女優としてやってもらって、撮影後の会計とかね。うちの代表ですし。 |
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MC:福島をロケ地にしたのは? 園監督:希望の国と言う映画を撮っていて、福島の風景を語らせるテーマに撮りたかったんです。ひそひそ星読み返したら風景がぴったりだったんです。放射能は配慮しましたけどね。 MC:宇宙船はセットですか? 園監督:はい。絶対なかった宇宙船にしたくて、内装は日本家屋で外がわ徹底してやりました。 MC:全編ひそひそ声ですが? 園監督:25年前に決まっていて、当時のボク=彼は野心的で見た事のない映画を作りたがっていて、彼の意向をくんで絵コンテに忠実に創りました。 神楽坂さん:ひそひそ声は家で練習しました。でも、アフレコなので。 園監督:全編アフレコです。音楽的な意味合い強いですね。もう一つは、あまり大きな声で物事を言えることが未来では出来なくなっているのではと。確かに25年後の今窮屈な時代になってますからね。 |
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最後に、
園監督:こういう地味な映画にお客さんが集まるんだと驚かせたい気持ちもあります!今日は本当に感謝しています。後個展もやっていて、それと、小説と写真のコラボの本も出していますので宜しくお願いします! 神楽坂さん:凄い時間をかけて創った思い入れのある作品です。 『ひそひそ星』 主人公はアンドロイドの女性。鈴木洋子“マシンナンバー722”は、昭和風のレトロな内装の宇宙船レンタルナンバーZに乗りこみ、静寂に包まれた宇宙を何年も旅している。いくつもの寂しい星に降り立っては、すでに滅びゆく絶滅種と認定されている人間たちに日用品などの荷物を届けるために……。 |
監督・脚本・プロデュース:園子温 プロデューサー:鈴木剛、園いづみ 企画・制作:シオンプロダクション
出演:神楽坂恵、遠藤賢司、池田優斗、森康子、福島県双葉郡浪江町の皆様、福島県双葉郡富岡町の皆様、福島県南相馬市の皆様
撮影:山本英夫 照明:小野晃 美術:清水剛 整音:小宮元 編集:伊藤潤一 衣装:澤田石和寛 制作:山内遊 助監督:綾部真弥 キャスティング:杉山麻衣 ラインプロデューサー:船木光
配給:日活 宣伝:ミラクルヴォイス
© SION PRODUCTION 2016/日本/モノクロ(パートカラー)/ビスタ/100分
公式HP:hisohisoboshi.jp