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映画『殿、利息でござる!』は5月7日(土)に本作の舞台である宮城県7劇場で先行公開し、いよいよ本日より全国公開!この度、全国公開初日を祝い、阿部サダヲさん、瑛太さん、妻夫木聡さん、竹内結子さん、千葉雄大さん、松田龍平さん、そして中村義洋監督、原作者・磯田道史が集結し舞台挨拶を行いました。
『殿、利息でござる!』初日舞台挨拶 |
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監督さん:自分の子供が社会に出るような緊張がありますが、この映画は慎み深い出来の良い子なので沢山の方に観てほしいです。
磯田さん:一言でいえば、感無量。古文書にちょこっと書いてあった物語が、こんな大々的に映画化されるなんて夢みたいです。ぜひ、この感動を周りに伝えてください! MC:阿部さん、この物語が実話だという事ですが? 阿部さん:最初は本当に信じられなかったです。“つつしみの心”で子孫の代まで明かされることのなかった物語を映画として公開してしまうとことに少しジレンマも感じていたのですが、現在にも残る吉岡宿の子孫の方が、「この町のためになるなら」って仰ってくれて…とても嬉しかったです。これからは思いっきり伝えていきたいです! MC:撮影中、ある“過酷な準備”をされていたとのことですが? 阿部さん:特に誰かからやれって言われたわけじゃないので、本当はつつしみたいのですが、聞かれたので話しますね(笑)実は、お金を貯めるために過酷な節約をする十三郎と同じく、私自身撮影中、数日間断食をしました。裸で水ごりをするシーンもあったので、そのためでもありますが。本当は、俳優はこういったことを話さなくて良いと思うんですけど、つつしまずに話しちゃいました(笑) MC:瑛太さんにご質問です。役つくりで特に苦労した点はありましたか? 瑛太さん:地毛で総髪を結った方が、カツラを被るよりも楽だと思って、伸ばしたのですが、結局カツラを少し足すことになりまして…、僕だけ現場に入る時間が、皆よりも2時間早く入って準備してましたね。まったく誤算でした(笑)。また、中村監督とは「アヒルと鴨のコインロッカー」以来9年ぶりにご一緒させていただきましたが、若干当時より厳しいアドバイスを色々と貰いました。「瑛太自身で演じてくれ」って仰られて、少し戸惑いながらも自分なりに頑張りました。 |
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MC:妻夫木さんは、十三郎(阿部サダヲ)の弟・甚内役を演じた際に気を付けた点は?
妻夫木さん:甚内は、物語が進むにつれ、だんだん行動の真意が分かってくる人物だと思うので、現場に入る前は、そういった点を少しずつ表現していこうと思っていましたが、現場に入ってからは特に意識せず、他の皆さんが僕を甚内にしてくれましたね。ただ、僕と阿部さんが似てないことだけがずっと気になってました(笑) 阿部さん:似てないことはあえて言わなくて良いよ!妻夫木くんの整った顔と似てないことくらい、皆言わなくても感じてるよ!(笑)でも、妻夫木くんの演技を見て僕自身素直に泣いてしまったので、やっぱり僕らは兄弟なんだよ!(笑) MC:そして、竹内さん。男性陣が多い現場でしたが? 竹内さん:現場はとても楽しかったです。ただ、真夏の撮影の中、冷房の効いた控室が1つしかなくて。男性ばかりで入りづらかったので、機材置き場の近くで暑い中ひっそりとしてました(笑) 阿部さん:僕らキャストもスタッフさんも男性ばっかりだったので、竹内さんが現場に入られたときはなんか皆そわそわしてましたね(笑) MC:続いて、松田さん。藩の財政を預かる役人・萱場杢(かやば・もく)は、吉岡の民にとって、「壁」のような存在でしたが、どのように演じられましたか? 松田:この映画の中の「壁」であって、情とかが全く通用しない、最後まで十三郎たちとは分かち合えない人物を演じたいなって思いながら演技しました。 MC:皆さんは、松田さんの演技をご覧になっていかがでしたか? 瑛太さん:いい意味で本当に気持ち悪かったんですが、それを松田さんに伝え過ぎたら、怒られちゃいました。 松田さん:瑛太に宇宙人みたいだと言われて、狙い通りだなと。でも、別に怒ってないですよ(笑) 監督さん:特に台本に書いてませんが、予想を上回る気持ち悪いキャラクターにしてくれたので、途中から全て松田さんに任せました。 |
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MC:千葉さんは舞台となった宮城県出身ですが。
千葉さん:そうですね。この物語は知らなかったので、映画を通して、改めて宮城を誇りに思いました。宮城にいる家族も喜んでくれたので、嬉しかったです。でも、羽生結弦さんが殿様役で出演されているので、僕のことは特に触れなくて良いですよ(笑) MC:本作は今の時代にも通じる大切な教えを教えてくれます。どんな思いで撮影に踏み切りましたか? 監督:初時代劇への挑戦については、特に気負いもなかったです。ただ楽しく見てもらえればと考えながら作りました。時代劇感には特にこだわらず、十三郎のような人たちがいたんだということを伝えたい一心でした。 磯田さん:私は何十年も古文書の研究をしてますが、古文書を読んで泣かされたのは初めてでした。この物語を見た方は、絶対に感動を他の人に伝えたくなっちゃうんです。たくさんの方が見て感動してくれているので、日本もまだ捨てたものではないなと、嬉しく感じています。中村監督が手掛けてくれたことも非常に嬉しかった。脚本がまずすごい。一人一人の変化がとても丁寧に描かれていて、感動しました。実は私の母もこっそり読んだのですが、勝手に読んで勝手に泣いてました(笑) MC:殿、利息でござる!ゼニ集めプロジェクトで総額23,567枚(総額117,835円)が集まりました! 磯田さん:古文書・國音記を守る金庫を買えるほどの金額だと思います! 浅野町長:多くの方に募金いただき、とても感謝してます。阿部さんから目録をいただきましたが、この5円のまま宮城に持ち帰って、皆で重さを確かめながら大切に保管のために活用させていただきたく思います。十三郎さんたちも天国で喜んでくれていると思います。 |
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最後に。
阿部さん:人の力って本当にすごいんだなって改めて感じました。登場した瞬間に、皆さんがとても優しく温かい表情を浮かべられていたので、そうした作品に携われてとても光栄でした。ぜひ、多くの方に観てもらい、感動を伝えてもらいたいです! 物語・・・ それは、藩に大金を貸し付け利息を巻き上げるという、百姓が搾取される側から搾取する側に回る逆転の発想であった。計画が明るみに出れば打ち首確実。千両=三億円の大金を水面下で集める前代未聞の頭脳戦が始まった。 「この行いを末代まで決して人様に自慢してはならない」という“つつしみの掟”を自らに課しながら、十三郎とその弟の甚内(妻夫木聡)、そして宿場町の仲間たちは、己を捨てて、ただ町のため、人のため、私財を投げ打ち悲願に挑む!
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阿部サダヲ 瑛太 妻夫木聡 竹内結子 寺脇康文 きたろう 千葉雄大 橋本一郎 中本賢 西村雅彦 濱田岳(ナレーション) 重岡大毅(ジャニーズWEST) 羽生結弦(友情出演) 松田龍平 草笛光子 山﨑努
監督:中村義洋
原作:磯田道史『無私の日本人』所収「穀田屋十三郎」(文春文庫刊)
制作・配給:松竹
製作©2016「殿、利息でござる!」製作委員会
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