現代設定に大胆脚色。平凡な家族が、宇宙人に【覚醒】!?
その手で「美しい星・地球」を救えると信じ込んだ、とある平凡な家族の愛すべき暴走の物語。 この度、弊社ギャガ株式会社が吉田大八(よしだだいはち)監督の最新映画『美しい星』を製作・配給が発表となりました! 「美しい星」は、三島由紀夫が1962年に発表した、ミシマ文学のなかでは異色の【SF】小説。 核戦争勃発の恐怖に脅える冷戦下の国際情勢を背景に、「自分たちは地球人ではない。宇宙人だ」と突然目覚めたとある家族が、「我々の手で人類を救わねば!」と使命に燃えて奮闘するさまを風刺たっぷりに描いた寓話小説です。 この小説を吉田大八監督が、現代を舞台に極めて大胆に脚色。ミシマが2010年代に生きていたらどんな風にこの星を描くだろう。そんな仮定からスタートした脚本は、可笑しくって、すこしヘンで、ちょっとビターな「吉田大八ワールド」に仕上がっているかと思います。 主演:リリー・フランキー(父☆火星人) 共演: |
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●吉田大八監督コメント
原作の精神を尊重しつつ、人類生き残りに有り金まるごと賭けて悔いなし、そんな宇宙レベルのエンターティンメントを目指します。 ●リリー・フランキー コメント 吉田監督作品は全部見ていて、大好きでした。そんな監督に主役のオファーをいただいて、嬉しさと驚きと、爽やかな印象のある気象予報士役が自分で良いのかな?と不安もあります。とはいえ「予報が外れてもアリなキャラクター」なら何とかなるかもしれません。そして何より、吉田監督がどのように映画を撮られるのか、その現場を見ることができるのが最大の楽しみです。学生の頃から三島由紀夫のファンでしたが、脚本を読んでみたら原作とは異なる面白さが加わっていて、ワクワクしました。 重一郎という役と自分は、思い込みの激しさが似ていると思います。UFOについて真剣に考えたことはありませんが、何かのきっかけで思い込んでしまうような存在な気はします。当然、宇宙人を演じるのは初めてですが、演技をするうちに、宇宙人を信じてしまいそうで怖いです(笑)。 |
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●亀梨和也 コメント 大杉一雄 (長男・水星人)役 脚本を読んで、今の時代の問題意識が描かれており、自身もまさに実感しているものでした。役柄に関しては、年齢を重ねていく中で生まれていく 責任感や何かを背負わないといけないという一雄の葛藤や焦りなどに共感しました。きっと僕だけではなく同世代の共通点なのかもしれません。 無限の可能性を感じていた10代から年を重ねていく中で、自分の限界を広げてくれるものは自分の中だけではなく、仕事など巡りあわせによってどこにでもあるものだと感じています。今回は一雄という役に巡り合い、役を通して自分の可能性を広げていくことができたらと思います。 そんな等身大(同世代)の役を演じることになりましたが同時に水星人でもありますので、しっかりとした水星人になれるように、もっともっと水星について勉強してみたいと思います(笑)!! 過去の吉田監督の作品を拝見して、人と人との距離感の描き方がとても印象的だと思っていました。その独特な人間の描き方は、コメディではなく監督のもたれている独自のユーモアな世界観なんだと思います。 30歳になったこのタイミングで、このテーマで、しかも吉田監督とのお仕事というのは、自分はとてもついていると感じます。参加させてもらえることがとても楽しみです。 ●橋本愛 コメント 映画『美しい星』 公式サイト: gaga.ne.jp/hoshi/ |
リリー・フランキー
亀梨和也 橋本愛 中嶋朋子
原作:三島由紀夫 『美しい星』(新潮文庫刊)
監督:吉田大八
脚本:吉田大八 甲斐聖太郎
製作:「美しい星」製作委員会
配給:ギャガ
制作プロダクション:リクリ
(C)2017「美しい星」製作委員会