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公開御礼アフタートークイベント

 
今から23年前―ロック映画の金字塔となった、みうらじゅん原作・宮藤官九郎脚本・田口トモロヲの初監督作となった映画『アイデン&ティティ』。その系譜とも呼べる新たな音楽青春映画、田口トモロヲの10年振りの監督最新作『ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。』が全国公開中です。
 
この度、公開御礼アフタートークイベントが行われ、主演 峯田和伸、若葉竜也、そして田口トモロヲ監督が登壇し、公開後の今だから明かせる本作の製作秘話満載のトークを披露し、大盛りあがりのイベントとなりました。
『ストリート・キングダム』公開御礼アフタートークイベント
 
公開御礼アフタートークイベント
日時:4月4日(土)
場所:TOHOシネマズ新宿
登壇:峯田和伸(主演)、若葉竜也(主演)、田口トモロヲ(監督)
MC:小西啓介(プロデューサー)

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キャスト&監督登壇

 
公開から約1週間が経ち、周囲からの反響を聞かれると、田口監督は「そんなつもりはなかったんですが、意外と泣いたという方が多かったです。そのメールを見てさらに泣く俺。涙のカツアゲ映画なのかなって(笑)。本当にありがたいです」と語り、会場を沸かせる。
『ストリート・キングダム』公開御礼アフタートークイベント
 
2015年から始動し、約11年の歳月を経て公開に至った本作。宮藤官九郎が手がけた脚本は、2018年5月22日の初稿から撮影時の2024年まで改訂を重ね、最終的に11稿にまで至ったことも明かされた。初めてオファーを受けた当時について峯田は「今48歳なんですけど、最初にお話をいただいたのは39歳の時でした。演じたユーイチは31歳の設定だったので、田口さんに『老けないでね』って言われて(笑)」
『ストリート・キングダム』公開御礼アフタートークイベント
と振り返ると、田口監督は「それが唯一の演技指導でした」と応じ、会場の笑いを誘った。
一方、若葉はプロデューサーから最初にオファーを受けた際を振り返り、「やりますってその場で即答しました。田口監督の音楽映画という情報しかなかったんですが、人生で初めて台本も見ずに決めました」と、その並々ならぬ熱量を明かす。さらに当初は間宮祥太朗が演じた“DEEP”役が想定されていたことも明かされ、「“あのフリクションの!”と思って、家で(劇中セリフの)『I Don’t know』って言って練習してました」と裏話を披露した。
 
中盤からはSNSで事前に募集した質問に回答。若葉をはじめ、吉岡里帆、仲野太賀、間宮祥太朗らキャスト陣が「田口監督作品への出演が夢だった」と語っていたことにちなみ、「夢を叶えるためには何をしたらいいか」との質問が寄せられる。若葉は「質問がでかい!」と苦笑しつつも、
『ストリート・キングダム』公開御礼アフタートークイベント
「呪いのように『田口組に出たい』と言い続けていました」と回答。コロナ禍で「特別な一本」を問われるたびに、映画『アイデン&ティティ』 を挙げ続けていたと明かし、「それくらい言い続けて、執着していた。でもその呪いがあったから今がある。好きなことから逃げちゃいけない。」と語った。さらにDVDを3枚購入したというエピソードに、田口監督が「毎度あり!」と返し、会場は笑いに包まれた。
 
また「自分のダメなところは?」という質問では、それぞれの人間味あふれる一面も。田口監督は「僕はもうダメだらけなんで」と語りながらも、「だからこそ自分にしか作れない映画を作ることで立っている」と作品づくりへの覚悟をにじませる。峯田も「僕もダメですね」と続け、「クレジットカードを持っていないんです。審査に通らなくて(笑)」と告白。さらに「携帯もあまり見ない」と明かすと、田口監督から「携帯は携帯してないと“非携帯”だから」とツッコミが入り、会場は笑いに包まれた。一方の若葉は「好きなことしかやっていない。それがダメだとしたら僕はダメかもしれない」と苦笑しつつ、本作では苦手としてきたテレビでのプロモーション活動にも挑戦したことを明かし、作品に懸ける覚悟をのぞかせた。
 
「普段元気をもらっている音楽は?」という質問では、それぞれのルーツが垣間見える回答も。若葉は「現場に行く前は竹原ピストルさんの「狼煙」を聴いて半ば強制的にテンションを上げています。現場に行く前は死ぬんじゃないかってくらい怖いので。」と語り、役に向き合う緊張感を吐露。峯田は「現場に向かう車の中ではパンクやポストパンクを聴いてテンションを上げる。パンクって僕の友達なので、友達の顔見てから現場に入ります。」と語り、音楽とともに現場に入るスタイルを明かした。田口監督もジョン・ライドンの楽曲を挙げ、「今でも勇気をもらう」と語り、パンクへの変わらぬ信頼を見せた。
『ストリート・キングダム』公開御礼アフタートークイベント
さらに「印象に残っている好きなシーンは?」という質問も寄せられ、峯田は「間宮くんとの銭湯のシーンですね」と挙げる。「あの撮影のとき、牛乳を結構飲んだんですよ。でも間宮くんもちゃんと飲んでいるから、自分だけ減らしてもらうわけにもいかなくて。しかも冬でタオル一枚の姿だったんですが、体勢を変えたら『峯田くん!見えてる!』って言われてNGになって、また飲まなきゃいけなくなって(笑)。結果、5リットルくらい飲みました」と振り返り、これに田口監督も「見えているところは編集でカットしました」とすかさずフォローし、会場の笑いを誘った。一方、若葉はライブシーンを挙げ、「自分のシーンもそうですし、他のバンドのシーンも含めてすごく興奮しました。現場にいるみんなの血の気が騒いでいる感じというか、エキストラの方たちも本当に楽しんでいて、まるでライブイベントに来ているような感覚で、すごく楽しかったです」と語り、本物さながらの熱量に満ちた現場だったことを明かした。
 
イベント終盤、「今後の夢や挑戦したいことは?」という問いに対し、峯田は「夢はないです。なぜなら、もう夢の中にいるから」と言い切り、会場をどよめかせる。「『アイデン&ティティ』のセリフであった「やらなきゃいけないことをやるだけさ。だからうまくくいくんだよ」というのが自分の中でずっとある」と強い信念を明かす。続く若葉は「田口監督や峯田さんたちと一緒にこのチームで作品を作れたこと自体が本当に嬉しかった」と語りつつ、「この映画を観た俳優やスタッフの方が、10年後に『あの時この作品があったから』と言ってくれたら嬉しい」とコメント。『アイデン&ティティ』に魅せられた自身のように誰かの心を動かす作品になることに期待を滲ませた。最後に田口監督は「次の現場では泣かないことですかね」と笑いを誘いながらも、「現場でも打ち上げでも何度も泣いてしまった。それだけ心を動かされる現場だった」と振り返り、本作の特別な時間を噛み締めるように締めくくった。
『ストリート・キングダム』公開御礼アフタートークイベント

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『ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。』

 
全国絶賛公開中
 
公式サイト:
@streetkingdom
 
公式X:
@streetkingdomjp
 
公式Instagram:
@streetkingdomjp
 
物語・・・
これは事実を基にした物語。1978年、偶然ラジオから流れたセックス・ピストルズに衝き動かされた青年カメラマンのユーイチは、小さなロックミニコミ雑誌「ロッキンドール」に出会い、とあるライブハウスへと足を運ぶ。そこで出会ったボーカルのモモ率いるバンド「TOKAGE」のライブに衝撃を受け、無我夢中でシャッターを押した。そこは音楽もバンドも観客たちも、何にも縛られない生のエネルギーに溢れた異空間だった。正式にカメラマンとしてライブの撮影を依頼されたユーイチはモモたちと交流を重ねる。やがて彼らの音楽は瞬く間に若者たちを熱狂させ、そのムーヴメントは、日本のロック史を塗り替えていく。世界を変えたのは、才能だけじゃない。音に賭けた、若者たちの衝動だった。
 
ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。

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峯田和伸  若葉竜也
吉岡里帆  仲野太賀  間宮祥太朗  中島セナ
神野三鈴  浜野謙太  森岡龍  山岸門人
マギー  米村亮太朗  松浦祐也  渡辺大知
大森南朋  中村獅童

監督:田口トモロヲ
原作:地引雄一「ストリート・キングダム」
脚本:宮藤官九郎
音楽:大友良英
エンディング曲:「宣戦布告」(峯田和伸/若葉竜也)
企画製作・配給宣伝:ハピネットファントム・スタジオ 
©2026映画『ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。』製作委員会

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