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萩原聖人×深水元基×黒谷友香 競演
背中には刺青がびっしり入っているものの、その、妻を亡くした悲しみと、少年への対応から、優しさを滲ませる東島を繊細に演じるのは、数々の映画賞を受賞してきた実力派の萩原聖人。東島に影響を受ける南は深水元基、二人を結びつける沙織は黒谷友香が演じる。 その他、東島を動かす少年・将吾役で渋谷そらじ、東島の元部下役でやべきょうすけ、東島の妻・柚木役で中村映里子、沙織が雇うホステス役で大後寿々花、柚木の母役で原日出子、南のボス役で寺島進が脇を固める。 監督は、『観察 永遠に君を見つめて』で第1回田辺・弁慶映画祭映検審査員賞を受賞し、Vシネマの伝説的名作『極道聖戦ジハード』を監督した横井健司。 4月24日(金)〜5月14日(木)にシネマート新宿にて公開されるほか全国順次公開されるのを前に、横井健司監督のオフィシャルインタビューが届きましたので、ご紹介。 |
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井健司監督インタビュー
プロデューサーの藤澤謙さんから、一緒に映画をやらないかと連絡をいただいたんです。ATG映画、プログラムピクチャー、Vシネマなどを深く愛している方で、そういった作品をつくりたいのだと。アウトローなキャラクターを主人公に据えることだけ決めて、完全にゼロの状態からスタートしました。なので、通常の脚本づくりとは大きく異なるものになりましたね。あらかじめ決めていたのは、主人公が愛する妻を失ったことで生きる目的を見失い、彷徨ううちに出会った人々との関わりの中で、自分が進むべき道を選び取る、ということだけ。起承転結を定めずに着手したので、物語がどのように展開して着地するのか、先がまったく見えませんでした。 Q.キャッチコピーにもあるように、「生きることへの絶望」との対峙がひとつのテーマになっています。これは脚本を書いていく過程で浮かび上がってきたものなのでしょうか? これに関しては最初からテーマとして掲げていました。生きる欲望がないというのは、ほとんど死んでいるに等しい状態だと思うんです。主人公の東島は、ただ息をしているだけ。生きているけれど、死んでいる。身の回りで何が起きようとも、彼に変化が訪れることはおそらくない。いま用意されている環境の中で、最終的にどう決着をつけるのか。それしか彼には道がありません。これが、絶望しながら生きていくことであり、本作のテーマにつながっているんです。 Q.そんな東島に変化を起こさせるのが、少年・将吾の存在です。 主人公と子供の交流は、プロット段階から構想していました。本作には東島のほかにも絶望している人間が登場しますが、少年もそのひとりです。 Q.萩原聖人さんが東島を演じるのは、監督たっての希望だったそうですね。 ずっと憧れの方で、いつかご一緒したいと思っていました。僕がこの世界に入った頃には活躍されていましたから。オファーをさせていただいて、事前にお話しする時間も設けていただきました。僕も萩原さんも50代なのですが、「生きていくのがかなりしんどいときがある。年齢を重ねてくると、生きるしんどさの比重が大きくなっていく」という思いに萩原さんも同意してくれて、これはきっとうまくいくだろうと確信しました。この“しんどさ”こそをリアルに体現してくださる方と一緒につくっていきたかったので。 Q.クライマックスに用意されている東島と南の殺陣のシーンも、本作だからこそのものだと感じました。 リアリティにはこだわりましたね。日本刀を本気で一振りするのって、それだけで大変なんです。真剣は非常に重いはずですし、振るたびに遠心力などによっても体力を奪われます。何度か振っていれば、誰だって息切れするはずです。プロデューサーの藤澤さんからは「チャンバラにはしてほしくない」という言葉とともに、アイデアとして『ロッキー』を提示されました。要するに、各ラウンドごとにケアの時間を取りながら、絶望した男同士が最後の最後まで闘い抜くと。結果として、あのような本作独自のシーンに仕上がりました。 ※全文は、劇場パンフレットに掲載されていますので、是非。 |
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完成披露上映会
・場内でのカメラ(携帯カメラ含む)・ビデオによる撮影、録音等は固くお断りいたします。 |
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『月の犬』
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萩原聖人
渋谷そらじ 石田佳央 沖山翔也 大鷹明良 岡野一平 沖原一生
やべきょうすけ 中村映里子 大後寿々花
原日出子 寺島進
深水元基 黒谷友香
エグゼクティブプロデューサー 藤澤謙
キャスティングプロデューサー 山口正志 音楽 遠藤浩二 撮影監督 松本貴之 録音 西岡正巳 美術 石毛朗
スタイリスト 薮内勢也 ヘアメイク 駒水友紀 肌絵師 田中光司 アクションコーディネーター 出口正義
キャスティングスーパーバイザー 柿崎ゆうじ 助監督 安川徳寛 制作担当 大川奏耶
製作 T-REX FILM 配給 渋谷プロダクション
2025/シネスコ/5.1ch/101min
監督・脚本・編集 横井健司










