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全国公開記念舞台挨拶

 
近藤亮太監督の最新作『〇〇式』(読み:まるまるしき)が、7月4日(金)より全国公開開始となりました。
 
主演には九十九黄助、吉田ヤギ、共同脚本には都市伝説的想像力でZ世代から熱狂的支持を受けるホラー作家・くるむあくむを迎え、映像・音・空気のすべてで“式”を成立させる演出が注目を集めています。
このたび、全国公開を記念しグランドシネマサンシャイン池袋にて舞台挨拶を実施しました。
近藤亮太監督、主演・九十九黄助、ゲストスピーカーとしてジャガモンド斉藤が登壇して本作に込められた“式”の裏側について語りました。
『〇〇式』全国公開記念舞台挨拶
 
『〇〇式』公開記念舞台挨拶
日時:7 月 5 日(土)
会場:劇場名:グランドシネマサンシャイン池袋
登壇:近藤亮太、九十九黄助、ジャガモンド斉藤
 

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キャスト&監督登壇

 
満席の劇場でまるで“式”を終えたばかりのような空気が漂う中、観客からの拍手に迎えられながら、監督の近藤亮太は「昨日から全国公開が始まり、東京だけでなく、大阪や神奈川の劇場でも満席と聞いてとても嬉しいです」と語り、
『〇〇式』全国公開記念舞台挨拶
主演の九十九黄助は「こんなに多くのお客様に来ていただき、とても嬉しいです」と安堵の笑顔を見せた。
『〇〇式』全国公開記念舞台挨拶
 本作は、6月27日(金)より下北沢K2で先行公開され、連日満席となっており、質問に対しては観客の10名ほどが2回以上鑑賞していることが分かりました。ジャガモンド斉藤は「何回観てもいい作品になってますもんね」とコメントし、会場を温かい雰囲気で包み込みました。
『〇〇式』全国公開記念舞台挨拶
 監督は、「前作の『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』は不穏な空気と直結する作品だったため、今回は自然体な感じで描きたかったです。三宅唱みたいに(笑)」と語り、映画美学校時代の師匠の名前を引き合いに出して、会場から笑いを誘いました。
 また、九十九黄助とジャガモンド斉藤の親交に触れたコメントもあり、斉藤は「付き合いも長いので、見てて恥ずかしくなっちゃうかなと思いましたが、九十九さんの演技が上手すぎて見入ってしまいました」と演技を絶賛しました。
『〇〇式』全国公開記念舞台挨拶
 映画の中で重要なシーンであるビデオメッセージのシーンについて、近藤監督は「九十九さんには初日の撮影でいくつか発声パターンをお願いしたんですが、すぐに対応してくれて驚きました。その中のひとつが非常に良くて、作品全体のトーンがそこから定まったと思います」と、主演俳優への信頼を語りました。
 主演の二人について聞かれると、「なんとなく九十九さんと吉田さんは似ていると思っています。ニコニコして明るく接しやすいけど、その笑顔で張ったバリアがあって、本当のところ何を考えているか分からない感じ(笑)。そこが今回の役柄にハマっていると思います」と、主演の二人への思いを語りました。
 舞台挨拶の最後には、観客とともに入場者特典「赤い封筒」を振るフォトセッションを行い、登壇者と観客が一体となり拍手の中、ステージを後にしました。
『〇〇式』全国公開記念舞台挨拶
 

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来場者特典

 
来場者特典情報:劇場来場者限定「赤い封筒」配布中!
本作『〇〇式』(読み:まるまるしき)は、ご来場いただいた方に向けて、数量限定の入場者特典「赤い封筒」をお渡ししております。
 
本封筒は、『〇〇式』の世界観と強く連動した体験装置として位置づけられており、表面にはただ一言、
「式終了後に開封してください。」というメッセージが記されています。
 
中身の詳細については伏せられていますが、作品の鑑賞を経た“参列者”のみがその意味を受け取ることができる、極めて体験的かつ没入感の高い仕様となっております。
観客=参列者として本作を体験された皆様にとって、“式の後”を静かに指し示すこの封筒は、映画館という空間を超えた、もうひとつの物語への導入となる仕掛けとなっております。
 

【入場者特典 概要】

特典名:赤い封筒(劇場来場者へ数量限定配布)
 
配布日:2025年6月27日(金)※先行上映初日〜
会場:シモキタ – エキマエ – シネマ『K2』他、各劇場にて
備考:
※数に限りがあるため、なくなり次第終了となります。
※封筒の開封は上映終了後を推奨しております。
※内容に関する口外・SNS投稿はご遠慮ください
 
〇〇式

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『〇〇式』とは

 
“式”とは。
何者かがいつの間にか始めたもの。
⼀度始まると、⽌めることはできないもの。
意味が⽣まれる前に、すでにそこに在るもの。
『〇〇式』は、どこかに存在する、とある“式”の話。
それは祝福か、別れの儀式か——
その答えはどこにあるのか。
 
 
■ 参列者=観客。“式に参加する”映画体験 
観客は、スクリーン越しに物語を“見る”のではなく、“式に参列する”という感覚で、物語に巻き込まれていきます。
映画そのものを“儀式”と定義した本作は、ホラーというジャンルの新たな地平を切り拓く試みでもあります。
 
■ 脚本にホラー作家・くるむあくむを迎えて 
脚本は、SNSを中心に熱狂的な支持を集めるホラー作家・くるむあくむが担当。
代表作『N』『或るバイトを募集しています』などで見せた都市伝説的な想像力と、読者をじわじわと追い詰める構成力で注目される彼にとって、本作は初の映画脚本作品となります。
ジャンルも手法も異なる二人のクリエイターが、それぞれの“恐怖観”をぶつけ合い、融合させて生まれたのが『〇〇式』です。
静けさの中に忍び寄る違和感、言葉では説明できない“空気の揺れ”のような恐怖が、映像と音の隙間から観客の深層に染み込んでいきます。
 
 

近藤亮太監督 コメント

映画づくりはどこか儀式めいています。⼤勢の⼈間が集まってある⼿順に沿って⼀つの時間や空間をつくり上げていく。今回、新たな「式」に関する映画を撮りました。映画が儀式であるなら、会場は映画館、観客は参列者に他なりません。招待状は必要ありません。お待ちしています。
 
近藤亮太 Profile
1988年北海道⽣まれ。⼤学在学時より映画制作現場のスタッフとして働き始め、上京後映 画美学校にて⾼橋洋⽒に師事。同時に⾃主制作を開始し、⼀貫して恐怖を追求した作⾵が評 価を受ける。現在、テレビ東京「TXQ FICTION」で映像演出中。『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』(22)で第2回⽇本ホラー映画⼤賞を受賞、同作の⻑編リメイクで25 年商業デビュー。
X:@ryotakondofilm
   

くるむあくむ コメント

春暖の候 ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
この度、〇〇式を⾏うこととなりました。
この儀式はおそらく皆様が思い描かれる“普通の式”とは似て⾮になるものになると思います。
間違い探しのような楽しみ⽅は推奨しません。
全てを受け⼊れ、この式を肯定してあげて欲しいのです。
 
くるむあくむ Profile
⽇本のホラー作家・漫画原作者。代表作に、都市伝説を題材にしたホラー漫画『N』があ り、2024年6⽉にKADOKAWAから刊⾏。2024年11⽉には、モキュメンタリーホラー⼩説 『或るバイトを募集しています』を発表し、アルバイト募集から始まる恐怖体験を描き話題 を⽣む。noteやX(旧Twitter)などのプラットフォームでも作品を公開しており、独特の視点と作⾵で読者を魅了し続けている。本作『〇〇式』では監督との共同脚本を務める。
X:@kurumuakumu
 
 
あらすじ
撮影バイトとして、とある式に足を踏み入れた2人の男。
進行は穏やかで、参列者も静かに座っている。
だが、どこかがおかしい。
進むほどに蓄積していく違和感は、いつの間にか逃れられない”何か”へと姿を変えるのであったーー。
〇〇式

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監督:近藤亮太
脚本:くるむあくむ・近藤亮太
出演:九⼗九黄助、吉⽥ヤギ
畦⽥ひとみ、浅沼成、⻫藤應之介、吉⽥悟郎、辻本耕志
製作・配給:NOTHING NEW
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