都内・ヒューマントラストシネマ渋谷にて開催中の「カンヌ監督週間in Tokio 2024」に、14日(土)、カンヌ国際映画祭・監督週間部門で国際映画批評家連盟賞を受賞した『ナミビアの砂漠』が登場。上映後のトークイベントにメガホンを執った山中瑶子監督、主演を務めた俳優の河合優実、そしてカンヌ監督週間・アーティステックディレクターのジュリアン・レジが出席し、満員の客席を前にカンヌ国際映画祭での思い出や今だから話せる撮影秘話を語った。なお、前東京国際映画祭プログラミングディレクター、矢田部吉彦がMCを務めた。
「カンヌ監督週間in Tokio 2024」は、第77回カンヌ国際映画祭<監督週間>に選出された最前線の映画たちに出会う12日間(12月8日〔日〕〜12月19日〔木〕)。国際映画批評家連盟賞を女性監督として史上最年少(27歳)で受賞した山中監督渾身の一作『ナミビアの砂漠』は、タイプの違う交際相手を次々と変えながらも、乾いた心が潤うことはなくもがき苦しむ21歳の主人公・カナ(河合)の心情を生々しく捉えた青春ドラマ。今年、大ブレイクした河合優実との奇跡的なコラボレーションが、日本映画史に新たな輝きを放った。
カンヌ監督週間 in Tokio
12月8日(日)〜19日(木) ヒューマントラストシネマ渋谷にて開催
“Sélection indépendante et singulière”―――独立性のある、他に類いのないセレクション
1968年、作家性や芸術性の高い作品を称揚するためにカンヌ映画祭に創設された「監督週間」だが、そのセレクションは決してハ-トウォーミングな作品やラブコメなどではなく、ラディカルで自由な矢を放ち、見る者の心を打つメッセージ性の高い作品ばかりだ。日本の映画ファン、映画・映像業界に携わる方々、そしてこれからその世界に飛び込もうとしている若者たちへ向けて、世界の最前線の映画たちをお届けする
■主催:監督週間(Quinzaine des Cinéastes/Directors’ Fortnight)/特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)■共催:東京テアトル ■特別協力:三菱UFJ銀行 ■協力:金延宏明(ノブ・ピクチャーズ)/CINEFRANCE STUDIOS/Filmarks/レプロエンタテインメント/活弁シネマ俱楽部/ELLE/AKIRA H/在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ/スペースロック/河本和真(Deep Emotion)/小林由佳(よーてらよてら)