映画情報どっとこむ ralph

菅田将暉×黒沢清監督

 
黒沢清監督が、主演に菅田将暉を迎えた映画『Cloudクラウド』が、現地時間8月28日から9月7日まで開催される第81回ベネチア国際映画祭に正式出品されることが、7月23日(火)に開催された同映画祭の記者会見にて発表されました。
ヴェネチア国際映画祭での上映が本作のワールドプレミアとなり、黒沢監督と主演の菅田将暉が喜びのコメントを寄せました。
『Cloud クラウド』
 
カンヌ、ベルリンと並び世界三大映画祭のひとつであり、もっとも歴史あるヴェネチア国際映画祭。
黒沢清監督作品としては『大いなる幻影BarrenIllusion』(99)、『叫』(06)、『贖罪』(12)、『スパイの妻』(20)に続く5度目の選出となり、『スパイの妻』では銀獅子賞(監督賞)を受賞しています。
 
本作は“誰もが標的になりうる”日常と隣り合わせの恐怖を描いたサスペンス・スリラー。
“転売ヤー”の主人公・吉井が、ネット社会に知らず知らずのうちにバラまいた憎悪によって生まれた“集団狂気”が、実体をもった匿名の集団へと姿を変え、吉井を標的とした“狩りゲーム”がはじまる……という物語。主人公・吉井良介を菅田将暉、吉井の謎多き恋人・秋子役を古川琴音、吉井に雇われたバイト青年・佐野役を奥平大兼、ネットカフェで生活する男・三宅役を岡山天音、吉井が働く工場の社長・滝本役を荒川良々、そして吉井を転売業に誘う先輩・村岡役を窪田正孝が演じている。
 
今回、『Cloudクラウド』は、アウト・オブ・コンペティション部門での上映となる。昨年開催の同映画祭のアウト・オブ・コンペティション部門では、ウェス・アンダーソン、ハーモニー・コリン、リチャード・リンクレイターといった人気監督の最新作が上映されており、22年にはA24製作・配給の『Pearlパール』(タイ・ウェスト監督、ミア・ゴス主演)、21年には『デューン/砂の惑星』(ドゥニ・ウィヌーヴ監督、ティモシー・シャラメ主演)など、映画ファンに支持されるエンターテイメント性の高い作品を紹介している華やかな部門となり、日本作品では北野武監督の「BROKENRAGE」と本作が上映される。
 
記者会見では、映画祭ディレクターのアルベルト・バルベーラ氏が、本作を「ヴェネチアを過去幾度となく訪れている黒沢清監督が、今回は新作『Cloud』とともにヴェネチアに戻ってきます!ここ数年で最も多作な日本人監督の1人である黒沢監督ですが、本作では、彼を世界中の映画ファンの間で熱狂的な人気監督に押し上げた、過去の映画で探求したテーマと物語へ原点回帰しています。本作でも前半は現代的なアプローチで始まりつつ、後半はユーモアを交えたガンアクションパートが続き、とびきりクールなラストを迎えます。本映画祭のミッドナイト上映にピッタリの映画だと思います。」と紹介し、今回の正式出品に際しベネチア国際映画祭がワールドプレミアに!なります。
 
 
喜びコメント
菅田将暉主演作として世界三大映画祭は初て。
 
黒沢清監督は「シンプルな娯楽映画を目指した作品がヴェネチアに選ばれたと聞き、たいへん驚いています。菅田将暉の善人とも悪人ともつかない絶妙な両義性が、この幸運を引き寄せてくれたのでしょう。」
 
主演の菅田将暉は「黒沢監督の作品で、海外の映画祭に行くことをずっと夢見ていました。感謝です。大いに楽しんでもらえることを願っています。」とコメントしました。

映画情報どっとこむ ralph

『Cloudクラウド』

 
9月27日より全国劇場公開
 
公式HP:
https://cloud-movie.com  
 
#映画クラウド  
 
公式X:
@cloudmovie2024
 
公式Instagram:
@cloudmovie2024 
 

***********************************

監督・脚本:黒沢 清  
主演:菅田将暉    
出演:古川琴音、奥平大兼、岡山天音、荒川良々、窪田正孝
赤堀雅秋、吉岡睦雄、三河悠冴、山田真歩、矢柴俊博、森下能幸、千葉哲也、松重豊
製作幹事:日活 東京テアトル
配給:東京テアトル 日活
(C)2024 「Cloud」 製作委員会
関連記事:




良かったらランキングUPにご協力ください。
  にほんブログ村 映画ブログ 映画情報へ    にほんブログ村 アニメブログ アニメ情報へ