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『莉の対』凱旋トークショー
世界三大映画祭に次ぐ映画祭と言われている「第53回ロッテルダム国際映画祭」。邦画でのノミネートが稀なタイガーコンペティション部門にて最高賞である最優秀作品賞(タイガー・アワード)を受賞した長編映画『莉の対』(れいのつい)。
ロッテルダムでの受賞をきっかけに海外から様々なオファーが届いており、舞台を中心に活動をしている俳優・田中 稔彦(たなか としひこ)による初監督・脚本の作品でありながらも、新進気鋭な監督として今後の活躍が期待されているそうです。また、劇中ではヒロインの相手役であり耳の聴こえない写真家を演じ、マルチな才能を遺憾なく発揮している。
今回4月14日に映画好きが集まり、ひたすら映画を4時間半語りあう交流イベント「CINEPARA」が都内にて催され、サプライズで『莉の対』凱旋トークショーが行われました。登壇したのは主演の鈴木タカラと監督補の池田彰夫。
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鈴木タカラと池田彰夫登壇
一般向けのイベントでは初のお披露目となる「第53回ロッテルダム国際映画祭」のトロフィーも登場し、滅多に見ることのできない代物に映画ファンたちは目を輝かせた。
本作は現在、コロンビアの「第63回カルタヘナ国際映画祭」にノミネートしており、なおかつ田中稔彦監督は同映画祭の審査員としても選出されたことが明かされ、現地に向かうためイベント欠席となったことが発表された。
上映時間が190分であることや、アマチュアスタッフ達だけで制作したこと、本作の特徴でもある様々なロケ地ついては、1つ1つ自分たちで探し回ってきたことなどが池田より語られ、会場からは驚きの声が度々あがった。
撮影現場について鈴木は「監督ご自身が役者なだけに、律儀なほどに役者ファーストがあった」と、アマチュアであっても一切妥協がなかったことを振り返った。
今まで公に話す機会がなかったロッテルダムでの滞在話として、現地でキャスト・スタッフ9名が一軒家で共同生活をしていたことで仲の良さもうかがえ、さらには授賞式の壇上で胴上げをしたことについて池田は「受賞する前提で、宣伝担当が事前に用意したプレスリリースに“みんなで監督を胴上げ”と書いてあった。だからやらざるを得なかった(笑)」という強引な裏エピソードが飛び出すと、会場は笑いの渦に。
映画愛に溢れるイベントだけあって、登壇の2人を応援するように終始温かい雰囲気のなか、最後に池田が「素人ながら作った映画です。雑なところもありますが、人間を描きたかったという思いで自信を持って作りました」と力強く語り、鈴木は「映画に詳しくて熱量がすごいみなさんにも、新しいポイントがいっぱいある映画だと思っています」と笑顔でメッセージを残し、大きな拍手が送られた。
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公開劇場
東京・テアトル新宿(5月31日~)、kino cinéma新宿(6月7日~)。
北海道・サツゲキ(6月21日~)、大阪・テアトル梅田*(6月28日~)にて上映。以降も順次発表される。
※4/19よりシネ・リーブル梅田がテアトル梅田に劇場名が変更となります。
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『莉の対』(れいのつい)
英題:Rei
2024年5月31日(金)より、テアトル新宿にて1週間限定上映 ほか全国順次公開
公式X:@reinotsui
公式インスタグラム:
@reinotsui_movie
公式HP:
https://www.reinotsui.com/
オランダの「第53回ロッテルダム国際映画祭」にて最優秀作品賞を受賞して以降、現時点で公表しているのはコロンビアの「第63回カルタヘナ国際映画祭」、スペインの「第23回ラスパルマス・デ・グランカナリア国際映画祭」、ポーランドの「第24回ニューホライズン国際映画祭」に招待されており、ヨーロッパ系の映画祭からのラブコールが多いことも特徴。
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監督:田中 稔彦 (たなかとしひこ)
上映時間:190分
キャスト:鈴木タカラ、大山真絵子、森山祥伍、池田彰夫、勝又啓太、田野真悠、菅野はな、内田竜次、築山万有美/田中稔彦
©No Saint.&Bloom CO., Ltd.
配給:No Saint.&Bloom CO., Ltd.
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