公開記念舞台挨拶「まるで1本の映画を観ているようだ」と漫画評論家の間や口コミで高く評価され、「漫画界のカンヌ映画祭」と呼ばれるフランス・アングレーム国際漫画祭ではオフィシャルセレクションに選出されるなど国内外から熱狂的な人気を誇る伝説的一作、豊田徹也の長編漫画『アンダーカレント』が待望の実写映画化! 心の奥底に閉じ込めた気持ちを大切に描く、自分自身ととことん向きあう究極のヒューマンドラマ、映画『アンダ―カレント』が10月6日(金)より絶賛公開中です。 公開を記念し、主演の真木よう子、今泉力哉監督に加え、井浦新と、前回登壇が叶わなかった永山瑛太が遂に登壇し、公開記念舞台挨拶を行いました。 映画『アンダ―カレント』公開記念舞台挨拶 |
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キャスト&監督コメント満員御礼で迎えたこの日。銭湯の女主人である主人公・かなえを演じた真木は、念願の封切りに「皆さんがどうお感じになられたのか、映画を観た皆さんの中では色々な感情がグルグルと回っていると思います。観客の皆さんの感想を聞いてみたいです」と率直な思いを述べた。 一方、かなえ(真木)の失踪した夫・悟役の永山は「真木ちゃんとは20代前半の頃に初主演映画の時に出会って、またこうして出会えるのはご縁だと思う」としみじみ。 江口さんは何を感じているのだろうかと思った」とシュールな状況に思い出し笑いも「撮影で真木ちゃんと向き合った時に、理屈ではなく肉体が反応した。その時に悟の本質的な生き方などがわかった気がして、それは真木ちゃん演じるかなえが目の前にいてくれて、今泉監督が受け止めてくれたからだと思う」と2人に感謝していた。 今泉監督は「生身の俳優が演じることでしか立ち上がらないものもあった」と実写化に手応えを得ており「本読みの時、瑛太さんの芝居には不安があった。けれど現場に行って真木さんと向き合って出てきたものは本読みの時の空気とは違った。現場でしか生まれないものが生まれた気がした」と撮影を回想していた。 また永山との共演に真木は「この作品に出演してくれたことに感謝。瑛太がいると安心する」と嬉しそう。井浦との共演には「私の井浦さんの脳内ニックネームは樹齢千年の木。現場ではいい距離感でいてくれて、カメラが回ると堀に変わる。なんて化物なんだろうかと驚いて、井浦さんのニックネームが樹齢千年の木になりました」とリスペクト。これに井浦は「真木さんについては映画で初共演したときから化け物だと思っていたので、化け物に化け物だなんて言われて…。そこに仲間入りをする覚悟を持ちました」 井浦と永⼭は、実は「おじいさんになるまで⼀緒」と誓い合うまでの仲だという。残念ながら本作では共演シーンはなかったが、「僕は普段から井浦さんのことを求めているのですぐに連絡をしてしまいます。その意味では表現の場だけではなく、普段から共演しています」と瑛太。井浦は「この作品での共演は無理。化け物二人は僕には扱いきれない。一本勝負ずつしていきたい」と苦笑いだった。 真木にサプライズ
今泉監督は「昨日原作者の豊田徹也さんとお会いする機会があって、『アンダーカレント』は観る回数を重ねれば面白くなると仰ってくださいました。観客の皆さんにも登場人物の関係性がわかった中で初めから観るとまた違った見え方があると思うので、ぜひ繰り返し観ていただけたら」と呼び掛けていた。 |
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映画『アンダーカレント』公式HP: 公式Twitter: 公式Instagram: 公式TikTok: 公式Facebook: 突然夫が失踪してしまった銭湯「月乃湯」の女主人・かなえを真木よう子、夫が失踪したかなえの前に「働きたい」と現れる謎の男・堀を井浦新、失踪したかなえの夫の行方を期間限定で探すことになる探偵・山崎をリリー・フランキー、突然失踪したかなえの夫・悟を永山瑛太、かなえと悟の同級生でかなえに探偵・山崎を紹介する菅野には江口のりこと実力派俳優が集結。監督は、『愛がなんだ』『ちひろさん』などを手がけた、いま日本映画界で最も支持を集める映画監督の一人・今泉力哉。 コミュニケーションが不足する今の時代だからこそ届けたい1本が、ここに誕生しました。 |
出演:真木よう子、井浦新、リリー・フランキー、永山瑛太、江口のりこ、中村久美、康すおん、内田理央
監督:今泉力哉『愛がなんだ』『ちひろさん』
音楽:細野晴臣『万引き家族』『メゾン・ド・ヒミコ』
脚本:澤井香織『愛がなんだ』『ちひろさん』、今泉力哉
原作:豊田徹也『アンダーカレント』(講談社「アフタヌーンKC」刊)
製作幹事:ジョーカーフィルムズ、朝日新聞社
企画・製作プロダクション:ジョーカーフィルムズ
配給:KADOKAWA
(C)豊田徹也/講談社 (C)2023「アンダーカレント」製作委員会