『ツユクサ』大ヒット御礼舞台挨拶SNS上では「心温まる映画」「ほっこりした!」という感想があふれる中、一方では落語ファンから支持を集める人気落語家たちが意外な役どころで出演していることも話題にもなっている!!このたび、主演の小林聡美に加え、芙美が通う断酒会の会長を演じた瀧川鯉昇、江口のりこ演じる妙子の恋人でお寺の住職役を演じた桃月庵白酒の人気落語家2人が舞台挨拶に参戦!まさかな役どころでの出演となったお二人からも、撮影時の様子や共演者とのエピソードを、“落語好き”の小林聡美を交え、普段とは一味違う大人のトークを繰り広げました! |
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小林聡美、瀧川鯉昇、桃月庵白酒、平山秀幸監督登壇主演の小林聡美は「観ていただいた後の舞台挨拶ということで温かい雰囲気があってとても嬉しいです」と、会場に詰め掛けた観客に感謝を述べ、舞台挨拶がスタート。 劇中で芙美が通っていた断酒の会の会長・潮田欽三(しおた・きんぞう)役を演じた瀧川鯉昇師匠は「落語ではほとんど緊張することはなくなったんですが、こういう舞台挨拶に立つのは初めてなので、緊張しております。いじめないでください!」と挨拶し会場を沸かせ、お寺の住職の菊池純一郎(きくち・じゅんいちろう)役を演じた桃月庵白酒師匠も「まさかこういう場所に立つとは思いませんで、高座の方が楽だなと。いじめないでくださいね」と続け笑いを誘った。メガホンをとった平山秀幸監督は「今日は小林聡美さん主演映画に鯉昇師匠と白酒師匠の二人会をプラスしたような形になって不思議な気持ちでここに立っております」と挨拶し、普段の舞台挨拶には珍しい落語家の師匠二人の登壇を喜んだ。 MCを務めるのは、断酒の会の会員・塚本葵(つかもと・あおい)役を演じた鈴木聖奈。彼女から出演のオファーを貰った時の気持ちを聞かれると鯉昇師匠は「監督には10年越しくらいでお世話になっているんですけれど、衣装も変えなくていいし、化粧もしなくていい役をくれるんです。今回もそうで、とても楽しいです!」と喜んだそうで、劇中での「飲まなきゃやってられない」というセリフに関しても「今うちの若いもんが真打ち披露やってるもんですから、大きな声で言えないが毎日飲んでまして、奈良漬け状態です!だからあのセリフは本音です」と打ち明け会場を笑わせた。 断酒会に通う芙美だが実際の小林はお酒がほとんど飲めないそうで「お酒が私に寄ってきてくれない。でも酔っぱらうとすごく陰気になります」と役柄とは真逆であることを明かし、「長い人生で泥酔された方々を沢山見てきたので、それを役作りの参考にしました」とつづけた。 小林との共演について鯉昇師匠は「やりたいという気持ちだけで役者としての修行は何もしてないので、お前たちこんなところに来てるんじゃなくてほかにやることあるだろうって思われているんじゃないか」と落語好きの小林にどう思われているか心配しながら撮影していたと明かすと、小林は「お着物だとほんとに噺家さんという感じですが、どうして普通の衣装もあんなに似合うんでしょうか」と役に自然になりきる鯉昇師匠に驚いたそう。 会場に鯉昇ギャルズというファンが詰めかけていた鯉昇師匠。「寄席は寄席に見にきていただきたのと同じく、映画は映画館で観てほしい」とメッセージを送り、小林も「この映画の宣伝でいろんなところに行かせていただいたり、こうして舞台でご挨拶させていただいたりは今日で終わりになりましたが、上映は続きます。この映画が長く愛されますように」と願って、笑いの絶えない舞台挨拶は幕を閉じた。 |
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『ツユクサ』全国公開中 公式サイト: 公式ツイッター: 隕石が人にぶつかる確率は1億分の1。50歳を目前にした主人公・五十嵐芙美はこのあり得ない出来事に遭遇した日を境に日常の中でささやかな幸せを見つけていく。歳の離れた小さな親友・航平とのたわいもないひととき、そして気になる男性・篠田吾郎との運命的な出会いー。本作は芙美に起こる出来事を通して、今を生きるどの人の日常にも、奇跡があふれていると気づかせてくれる物語。 |
小林聡美
平岩紙 斎藤汰鷹 江口のりこ
桃月庵白酒 水間ロン 鈴木聖奈 瀧川鯉昇
渋川清彦 / 泉谷しげる / ベンガル
松重豊
監督:平山秀幸 脚本:安倍照雄
音楽:安川午朗 主題歌:中山千夏「あなたの心に」(ビクターエンタテインメント)
配給:東京テアトル クレジット :©2022「ツユクサ」製作委員会