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『だから私は前を向く 萌々花20歳』舞台挨拶この度、TBSの新たなブランド「TBS DOCS」のメインイベントとして、3月18日(金)〜3月24日(木)の7日間、ヒューマントラストシネマ渋谷にて開催されている「TBSドキュメンタリー映画祭 2022」。3月19日(土)、ドキュメンタリー映画『だから私は前を向く 萌々花20歳』が上映され、山本一雄監督が舞台挨拶を行いました。 『TBSドキュメンタリー映画祭』『だから私は前を向く 萌々花20歳』舞台挨拶イベント日程:3月19日(土) |
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山本一雄監督登壇
混合型脈管奇形という原因も根本的な治療法もわからない難病と闘う萌々花さんの姿を追ったドキュメンタリー。山本監督は「今まで小さなモニターで流れていたものが、このように映画として大きなスクリーンで上映されて…。ここまで来られたのは関係各所の皆さんのお陰。感謝しています」と映画館での上映に感激していた。 14年前に製作した、子供の難病をテーマにしたドキュメンタリーを通して萌々花さんと出会ったという山本監督。「当時の萌々花さんは恥ずかしがり屋で常に我慢、我慢の子。こちらの胸が締め付けられるようだった。それが14年経ち20歳になった萌々花さんは車いすバドミントンも車の運転も楽しみ、将来は障害のある子供たちをサポートしたいと言う前向きで積極的な女性になっていた」と時の流れと成長に驚いたという。 「この14年間でどのような成長があったのか?」。その過程を撮影したいと思ったが、時代はコロナ禍。仕方なく岐阜に住む萌々花さんにビデオカメラを送り、日常の自撮りをしてもらうことになった。 「直接会えないことがマイナスになるかと思ったが、逆に映像がリアルで面白いと思った。自撮りメインで撮ったことで、無理せず普段のままの姿が映し出された。今の若い人たちは動画撮影に慣れているので、今ならではの映像になったのではないか。そして観客もここ10年で自撮り映像を見慣れているので、受け入れやすくなったと思う」と手応え。 今回の作品のテーマについては「14年前は難病の可哀想な萌々花ちゃんという、視聴者を泣かせるような捉え方だったが、今回は前を向いて生きる萌々花ちゃんを撮ろうと思った。萌々花ちゃんの病気を知ってもらうというよりは、その人間性を知ってもらえたら嬉しい」とアピールし「萌々花ちゃんと同世代の若い人たちに見ていただきたいです」と期待を込めていた。 |
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■映画祭概要■正式名称:TBSドキュメンタリー映画祭 2022 |


