神威杏次監督新作『ムーンライト・ダイナー』完成前作『スモーキー・アンド・ビター』に続く神威杏次の新作長編映画『ムーンライト・ダイナー』がこのたび完成。公式ページでは作品概要と場面写真が到着しました。 2018年から映画製作を開始した神威は、大手の製作・配給に頼らず「現場専任スタッフ0人、監督と俳優だけの撮影現場。」という、究極の自主製作スタイルで作品を作り続けている。 わずかな予算(130万円)で作られた前作『スモーキー・アンド・ビター』は、2月の東京・池袋シネマ・ロサ等での劇場公開後、主に欧州の国際映画祭で高評価を獲得、フランス・ニース国際映画祭、スペイン・マドリード国際映画祭などで受賞を続けており、6月に実施された本作のクラウドファンディングでは、脅威のスピードで目標額を達成(最終支援額:399万円)するなど、年々、熱烈なファンを増やしている。 神威はこれまで、カムイ・ワールドと称される他に類を見ない独特の世界観の「無国籍ハードボイルド」を連作しているが、今回は、ハードボイルドながら「家族愛」「親子の絆」をテーマに据えたハートウォーミング映画とのこと。 |
|
神威杏次監督新作
『ムーンライト・ダイナー』配給も独自に行っている神威組。来年2022年の劇場公開へ、公開館を募っていくそうです。 https://movie.kamuin.com/entry/moonlightdiner ■イントロダクション かたや、ある闇カジノでは、黄色い眼をした盲目の男がセクシーな執事を抱き寄せながら、男に、資産家が墓に隠した財宝の話を語っている。「財宝の地図か、そこの娼婦か、どちらか好きなほうを選べ。」。それが男のポーカーの勝ち分だった。男が地図を頼りに墓にたどり着くと、そこにいたのは、カジノの片隅で一部始終を聞いていた美貌の娼婦だった。 さらに、裏稼業の女が逃げこんだマンションの空き部屋には、とぼけた家出娘が勝手に住みこんでいた。ある人を探しているらしい家出娘に、女は私立探偵の名刺を差し出す。 亜衣は、何の目的でダイナーにやってきたのか。物語の全容と真実が、一見、オムニバス風に進行する複数のエピソードの中で断片的に明らかになっていく。やがて、すべてが。切っても切れない絆を介して強固に結びついていく。
|
脚本・監督・撮影・編集: 神威杏次(かむいきょうじ)
出演:菅井玲 中川ミコ 坂本三成 平塚千瑛 萩田博之 加賀谷崇文 平野尚美 磯崎美穂 蜂谷英昭 小林一三 野々のん / 筒井巧 萩原佐代子 牧野美千子 伴大介 水希友香 永井一誠 工藤俊作 神威杏次
製作:神威杏次 制作・配給:TEAM KAMUI
協賛:株式会社進成 もみや鍼灸整骨院 遠藤文具店 癒し酒場・旧道 富士
城鷹雄 築地諏訪商店 株式会社 KSC ふくろう薬局 株式会社坂本建材
(16:9 ステレオ 107分 2021年製作)