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阿部寛ら日本x台湾xマレーシアを結ぶオンライン舞台挨拶大阪アジアン映画祭のオープニングを飾り、上映後には拍手が鳴り響いた話題のマレーシア映画『夕霧花園』(ゆうぎりかえん)が7月24日(土)にいよいよ公開となりました。 今後も出演作品が続く日本を代表する俳優の一人である阿部寛が、海外作品に参加し英語セリフに挑戦。ヒロインと禁断の恋に落ちる謎めいた庭師という役どころを演じその切ないラブシーンにも注目が集まっています。 そして、初日7月24日(土)に出演の阿部寛さんとマレーシアよりリー・シンジエと台湾からトム・リン監督によるオンライントークイベントが行われました。 「夕霧花園」(ゆうぎりかえん)初日舞台挨拶オンライン日時:7月24日(土) |
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Q:まずはご挨拶と初日を迎えての感想を一言ずつしますお願いいたします。
阿部寛 「オリンピックも始まってお忙しいなかご来場ありがとうございました。この作品は3年前にマレーシアで撮影しました。暑い中、9ヶ国のキャストとスタッフが集まって集中して作りました。いよいよ日本で公開されるということでうれしく思っています」 リー・シンジエ 「(日本語で)はじめまして、こんにちは。(阿部に対して)こんにちは阿部、お元気ですか。観客の皆映画を観に着て頂いてありがとうございました」 トム・リン監督 「ご覧になっていただいた観客の皆に感謝します。この作品がどういうメッセージを伝えようとしているのかご覧なればわかると思います。とにかくポジティブでプラスのエネルギーを皆にお伝えしたいと思います。」 Q:本作が皆にとって初のタッグだったかと思いますが、過去作・過去の出演作など 阿部寛 「トム・リン監督は人間を深く描いていて優しさに満ち溢れている作品を撮られて、本作も形は違って戦争の話しですけども。シンジエは、現場で緊張すると思ってご本人の作品は見ないでいました。現場では気を使っていただいてさし入れもたくもらいました。監督も集中力と特別なこだわりを持って撮影に挑んでいる姿が印象に残っています」 Q:映画では秘密を守り通す有朋の姿が印象的でした。皆が秘密にしていることはござ 「そうそう、マレーシアで撮影していてそれも夜だったんですが、監督に言ったら怒られるかも知れないんですが。大きな照明をたいていたら、マレーシアは昆虫が多くて、大きなカブトムシが飛んできて、それを何匹か捕まえて控室に連れて行ったんです(笑)」 リー・シンジエ「そうですね。撮影で休憩を取っていたら、阿部のマネジャーが来てと言うので阿部のところに行ったらカブトムシがいたんですね。わたしは昆虫が苦手で、肌の上にカブトムシがいるのはちょっと…(笑)」 阿部「この映画を観てどう感じましたでしょうか? ほんとうに戦争は悲しいものだなと実感しました。戦争自体がむなしいものであってどちらかが加害、被害というのはないのが戦争なんだと思います。いま様々な形で社会が分断されている状況ですが、この映画を観て深く何かしら深く考えていただければと思います」 |
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原作はマレーシアの作家タン・トゥアンエンの小説「The Garden of Evening Mists」。ブッカー賞ノミネート、マンアジア文学賞と歴史小説のウォルタースコット賞を受賞している。
『夕霧花園』7月24日(土)より渋谷ユーロスペースほか全国順次公開 |
リー・シンジエ 阿部寛 シルヴィア・チャンジョン・ハナー ジュリアン・サンズ デビッド・オークス タン・ケン・ファ セレーヌ・リム制作:Astro Shaw & HBO Asia
監督:トム・リン
脚本:リチャード・スミス
原作:タン・トゥアンエン
撮影:カルティク・ビジェイ
美術:ペニー・ツァイ・ペイリン
衣装:ニーナ・エドワーズ ヘアメイク:ニッキー・グーリー、ビビー・チャウ
特殊メイク:カレン・タン、グレース・チョン
編集:スー・ムン・タイ 音楽:オン・サン
2020/マレーシア/120分/カラー/ビスタ/5.1ch
提供:マクザム、太秦
配給:太秦 後援:在京マレーシア大使館 協力:大阪アジアン映画祭
字幕:川喜多綾子 字幕監修:山本博之
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