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“MOOSIC LAB 2019”において、最優秀男優賞、ミュージシャン賞を受賞した映画『追い風』。その監督である安楽涼と、主演・音楽を務めたDEGが、“映画を語る”配信番組「活弁シネマ倶楽部」に登場した。本作に惚れ込んだという番組MCの折田侑駿を前に、企画の経緯や物語の着想、二人の関係性までを語っています。![]() |
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本作は、どん詰まりのラッパーDEGの、実話に基づいた物語。監督である安楽とDEGは、30年近い付き合いの仲だ。安楽監督にとってDEGは、辛い時も悔しい時も、いつも笑っているように見えていたようで、そんな彼のことを心の底ではずっと理解できずにいたらしい。監督は、そのDEGがこれまで見たことないほどに自らと向き合い、そして最高に笑う姿をある瞬間に目撃し、彼にカメラを向けようと思ったのだという。![]() さっそく折田がDEGに対し、「劇中以上に“DEGスマイル”ですね! いい笑顔ですよね」と口にすると、一同が笑い、和やかなムードに。そんなDEGとは「産まれた産婦人科も同じなんです」という安楽監督。本作の企画のはじまりについては、「とある結婚式で、DEGがライブをすることになったんです。そのときに僕もカメラを持って式場に行ったのですが、来ると思っていたDEGの好きな人が来なかった。この映画と同じ状況が実生活で起こったんです」と語る。その日、長い付き合いではあるものの、「これまでのなかで、一番カッコイイDEGを見た」と監督は続ける。これが、DEGにカメラを向けようと思った動機のようだ。 ![]() これに対してDEGは、「俺で大丈夫?」と思ったのだという。しかしDEGは、“MOOSIC LAB 2019”で、最優秀男優賞とミュージシャン賞を受賞した。これが、彼が主演で音楽担当で間違いなかったことを証明しているだろう。スクリーン内でのDEGに対して折田は、「『参りました』という感じです。演じていない、“人間の姿”が映し出されている。だから、演技に対する賞というよりも、“人間賞”みたいな(笑)。お二人が互いのことを知り尽くしている関係性だからこそ得られた結果なのではないか」と述べている。 ![]() |
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そのほか、安楽監督の前作『1人のダンス』との共通点や、幼馴染みである監督とDEGの関係性などを深堀りし、同世代で熱いトークを展開させている。安楽涼、DEG、彼らそれぞれの人物像も垣間見える収録回だ。
■活弁シネマ倶楽部■ |
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映画『追い風』
8/7(金)よりアップリンク吉祥寺ほか全国順次公開 公式HP |
出演:
DEG、安楽涼、片山享、柴田彪真、関口アナン、サトウヒロキ、大友律、大須みづほ、ユミコテラダンス、柳谷一成、アベラヒデノブ、吉田芽吹、山本奈衣瑠、髙木直子、宮寺貴也、マックス、藤田義雄、木村昴、RYUICHI
監督:
安楽涼
音楽:DEG脚本片山享、安楽涼プロデューサー山田雅也撮影深谷祐次録音坂元就、鈴木一貴、
新井希望助監督太田達成、小林望、登り山智志ヘアメイク福田純子ウェディングドレス制作磯崎亜矢子
スチール
片山享、ハルプードル装飾:JUN題字・チラシデザイン広部志行特別協賛黒川和則企画直井卓俊
2019年日本/71分カラーDCP/製作・配給すねかじりSTUDIO