『ニュー・シネマ・パラダイス』のジュゼッペ・トルナトーレ監督と先日惜しくも91歳で亡くなった映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネがタッグを組んだ不朽の感動作『海の上のピアニスト』が1999年の日本劇場公開から20年の時を経て、色鮮やかな4Kデジタル修復版でスクリーンに蘇ります。 また、当時日本では公開されることのなかった、トルナトーレ監督が本当にやりたかった全てを描き切った170分にも及ぶイタリア完全版(HDリマスター)も待望の日本初公開。Y E B I S U G A R D E N C I N E M A、角川シネマ有楽町、アップリンク吉祥寺ほか全国にて8月21日(金)からは4Kデジタル修復版、9月4日(金)からはイタリア完全版を公開します。 |
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映画音楽の巨匠であるイタリアの作曲家、エンニオ・モリコーネが去る7月6日に亡くなった。 享年91歳。落下事故で大腿骨を骨折し、その影響と合併症でローマ市内の病院で亡くなったという。訃報が伝えられるとすぐに、クエンティン・タランティーノやエドガー・ライト、ジョン・カーペンターら映画監督をはじめ、ハンス・ジマーやメタリカ、ヨーヨー・マといった音楽家、さらにはゲーム・クリエイターの小島秀夫など多岐にわたる著名人たちが、追悼コメントを寄せている。1928年にローマで生まれ、12歳からローマのサンタ・チェチーリア国立アカデミーで作曲を学び、トランペット奏者としてもジャズ・バンドで演奏していました。『荒野の用心棒』『アンタッチャブル』『ニュー・シネマ・パラダイス』『ヘイトフル・エイト』など、エンリオ・モリコーネは映画音楽のキャリアが実に60年近く。映画とテレビ作品合わせて500作以上の作曲を手掛けてきた。生涯現役を貫き、あの哀愁あふれるメロディーは、誰しもどこかで耳にしたことがあるはずだ。NHK大河ドラマ「武蔵 MUSASHI」の音楽を担当したことでも知られ、日本でもファンが多い。 モリコーネといえば、ジュゼッペ・トルナトーレ監督との黄金コンビがとにかく有名で、『ニュー・シネマ・パラダイス』など数々の名作を残してきた。そんなトルナトーレ監督から追悼コメントが届いた。 |
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奇しくもエンニオ・モリコーネの訃報が舞い込んだこのタイミングで、4Kデジタル修復版、イタリア完全版となって20年ぶりに日本で上映することが決まったジュゼッペ・トルナトーレ監督とエンニオ・モリコーネの黄金コンビによる不朽の名作『海の上のピアニスト』、この貴重な機会にぜひ大きなスクリーンで偉大なるマエストロ、エンニオ・モリコーネの音楽を浴びながら観てほしい。
尚、角川シネマ有楽町、またアップリンク吉祥寺と京都では、モリコーネ追悼上映が決定した。以下がスケジュールとなる。上映時間などの詳細は直接劇場まで。 【エンニオ・モリコーネ追悼上映】 角川シネマ有楽町 アップリンク吉祥寺 アップリンク京都 ★上映スケジュール★ |
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『海の上のピアニスト』
【STORY】 |
監督・脚本:ジュゼッペ・トルナトーレ
音楽:エンニオ・モリコーネ
原作:アレッサンドロ・バリッコ
出演:ティム・ロス/プルイット・テイラー・ヴィンス/メラニー・ティエリー/ビル・ナン/ピーター・ヴォーン/クラレンス・ウィリアムズ三世
1998/アメリカ=イタリア合作/英語/カラー/シネマスコープ/5.1ch/4Kデジタル修復版:121分・イタリア完全版(HDリマスター):170分/英題:THE LEGEND OF 1900/日本語字幕:柏野文映 字幕監修:中川慧輔
配給:シンカ ©1998 MEDUSA 後援:イタリア大使館 イタリア文化会館
サントラ盤:ソニー・ミュージックレーベルズ
原作:「海の上のピアニスト」白水社刊
公式H P:synca.jp/uminoue/
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