映画情報どっとこむ ralph 9月17日(金)に映画『レミニセンス』を日本公開いたします。

この度公開に先駆けた9月2日(木)、学生向けのティーチイン付き試写イベントが開催された。

登壇したのは、2019年に公開されたアニメーション映画『ハロー・ワールド(HELLO WORLD)』の監督を務めた他、全世界発行部数が2,000万部を超える人気小説「ソードアート・オンライン(以下SAO)」のアニメーション版を手がけた伊藤智彦氏。『世紀末オカルト学院』(10)で映画監督デビューを果たし、その後アニメファンなら誰もが知る「SAO」ムーブメントを巻き起こした監督が、本作を独自の目線で語ってくれた。
レミニセンス
『レミニセンス』ティーチイン試写会第一弾
日程:9月2日(木)
場所:ワーナー・ブラザース
登壇:伊藤智彦監督

映画情報どっとこむ ralph 一足先に映画を鑑賞した伊藤監督は映画について「CMや予告を見て、『インセプション』的なものを想像していたのですが、もっとフィルム・ノワール的な雰囲気で、SFはあくまで味付けだったんだなと思いました。」と語る。これまでご自身も『ハロー・ワールド(HELLO WORLD)』など、数多くのSF作品を世に生みだしている監督にとっての”SF感”を聞かれると、「クリストファー・ノーランの作品はまさにSF的だと思いますね。ノーラン兄弟は<時間>を描くのが好きだと思いますが、この映画での<時間>というテーマに関しては、非常に丁寧に作られていたから混乱すること無く観られました。」とコメントした。
レミニセンス
また鳥のような目線で、海から徐々に水に沈んだ街へと、吸い込まれていく映像で描かれた、美しすぎるオープニングで始まる本作。このオープニングの話に触れると、「映画を作るときは、ファースト・カットは技術力で見せろ。」という自身が心がけている教訓を話し、この教訓は「映画の冒頭5分は、ドラマ的なものでは視聴者がついてこられないため、技術を見せろ」という、『時をかける少女』(06)、『サマーウォーズ』(09)などでの助監督時代に、師匠である細田守監督からの教えである、という貴重なエピソードを明かした。さらに「TVの場合は小さい画面で見る場合が多いので、どちらかというと会話中心となる。いかに話を進めていくかが肝ですね。」と、アニメ監督ならではの見解を教えてくれた。

本作を観て触発されたところについて聞かれた監督は「この映画の舞台は、海が近くて、機械に入る時も水の中に入って、街も水浸しで、そこにあるメタファー(暗喩)は一体何だろう、と気になりましたね。そこにはきっとこだわりがあると思うので、そういったメタファーを存分に入れるという点は参考にしようと思いましたね。アニメの場合は狙って入れない限りは、勝手に映り込むといったことはあり得ないし、計算しないとそういった成分が出て来ないので。」と自身のアニメづくりに向けた、新たな意欲を見せていた。

映像業界を夢見る学生からの質疑応答に答え、「今の世の中、自分で映像を作る環境がいっぱいあるから、そうして注目されるという道もあるとは思うけど、制作会社などに入って、駆けあがっていくのも、師事する人を見つけられたり、現場の仕事の流れや作業内容を知っていくことも出来たりするので、それもいいかもしれませんね。」とエールを送り、和やかな雰囲気の中イベントは終了した。

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映画『レミニセンス』

原題:REMINISCENCE

9月17日(金)劇場公開/IMAX 同時公開

オフィシャルサイトURL:
@reminiscence-movie

ワーナーブラザースジャパン公式Twitter:
@warnerjp?s=20

ハッシュタグ:
#レミニセンス

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出演:ヒュー・ジャックマン(『グレイテスト・ショーマン』『ローガン』『レ・ミゼラブル』)レベッカ・ファーガソン( 『グレイテスト・ショーマン』『 『ミッション・インポッシブル』シリーズ)、タンディ・ニュートン(「ウエストワールド」)、ダニエル・ウー(『トゥームレイダー ファースト・ミッション』)
製作:ジョナサン・ノーラン (『メメント』原案、『インターステラー 』脚本)、リサ・ジョイ
監督:リサ・ジョイ(HBOドラマ「ウエストワールド」プロデューサー)
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