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この度、第14回小説現代長編新人賞を受賞した「隣人X」(パリュスあや子著)が、7年ぶりの映画主演となる上野樹里と、初共演となる林遣都で待望の実写映画化。タイトルを『隣人X -疑惑の彼女-』とし、12月1日(金)より新宿ピカデリー他全国ロードショー。

世界には紛争のため故郷を追われた惑星難民Xが溢れ、各国がその対処に苦慮していた。いち早く受け入れを発表したアメリカに追随するように、日本も受け入れを決定。人間の姿をそっくりコピーして日常に紛れ込んだXがどこで暮らしているのか、誰も知らない。Xは誰なのか、彼らの目的は何なのか。社会には言葉にならない不安や動揺が広がり、誰もが隣にいるかもしれないXを見つけ出そうと躍起になっている。そんな中、週刊誌記者の笹憲太郎はX疑惑のかかった柏木良子の追跡を始める。スクープの為に自身の正体を隠しながら徐々に良子へ近づいていく笹。ふたりは少しずつ距離を縮め、やがて笹の中に本当の恋心が芽生えるが、良子がXかもしれないという疑いを拭いきれずにいた。果たして良子は本当にXなのか?良子への想いと本音を打ち明けられない罪悪感、記者としての矜持に引き裂かれる笹が最後に見つけた真実とは。嘘と謎だらけのふたりの関係は予想外の展開へ・・・!

本日11月22日(水)に公開直前イベントを行い、7年ぶりに映画主演を務めた、良子役の上野樹里、上野の相手役・笹を務めた林遣都、さらに上野と林とは十数年ぶりにタッグを組んだ熊澤尚人監督も加え、豪華キャスト・スタッフが登壇し、本作を鑑賞したばかりの観客の皆さんから映画に関する質問を受け、本作について語り合いました。
隣人X
『隣人X -疑惑の彼女-』公開直前ティーチイン
日時:11月22日(水)
場所:ブロードメディアスタジオ試写室
登壇:上野樹里、林遣都、熊澤尚人監督

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上野樹里、林遣都、熊澤尚人監督

本作は、人間の姿そっくりの姿をした【惑星難民X】を受け入れた日本を舞台に、X疑惑のかかる女性と、真実を探る記者の姿を描くミステリーロマンス。

X疑惑をかけられる主人公・柏木良子を演じた上野。
隣人X
本編を鑑賞し終えたばかりの観客に向かって「映画、楽しんでいただけましたか~?」と呼び掛けると、客席からは拍手喝采で「最後まで観てもう一回観たくなった人はいますか~?」と聞くと、多くの観客が手を挙げていた。一方、良子(上野)を追う週刊誌記者・笹憲太郎役の林は「ここまで皆さんと近い距離でお話しするのは特別感があっていいですね。僕は目が悪いのですが、今日はさすがに皆さんの顔も見えていますよ!」と笑わせてファンを喜ばせていた。

コロナ禍にパリュスあや子による原作小説を熟読したという熊澤監督。映画化に際しては「上野さん演じた良子のような30代中盤の女性は原作には出てこなくて、上野さんと話し合って原作にインスパイアされた物語を作りました。コロナ禍を経て見えない無意識の偏見というテーマで映画を撮りたいと思いました。コロナを経験した皆さんだからこそ感じることが沢山あると思うので、今だからこそ観てもらいたい作品です」とアピールした。

そしてQ&Aでは多くの観客が挙手。「テイクを重ねたシーンは?」との質問に熊澤監督は「上野さんの場合は一発目が勝負なので、テイクを重ねるのではなくて一回目の新鮮なものを狙いました」と明かすと、上野も「早いに越したことはない!」と笑顔。一方、林は「アパートの部屋に引きずり込まれるシーンは、パントマイムっぽくって、そのような芝居をするのは初めてだったので難しかった。でも楽しかった」と撮影を振り返った。

また本作のテーマにちなんで「自分らしく生きるために心がけていること」を聞かれた上野は「余白を持つこと。情報が錯綜して日々新しい情報が更新される中で、良子のようにゆったりした時間を持つことは大事だと思う。余白がなければ見えてこないものもあるし、感じられないものもあるから」と実感を込めて返答。林は「僕は人の言葉や顔色を伺ったりして、気にしいなところがある。そんな自分が嫌だった。でもコロナ禍を経てそんな自分の嫌な部分を肯定する考えを意識的に持とうと思った。自分を否定せず卑下せず、自分を甘やかす時間があっても良いのではないかと思った」と意識の変化を明かした。隣人X

またSNSなどを通して生まれる差別や偏見をなくすための方法などを聞かれた上野は「ネガティブな感情や怒りからは何も生まれない。人を傷つけることに力を使うならば、この世の中を良くするためにはどうすればいいのかを考えて、行動に移したりして、自分自身に対しても優しくなってほしい。たとえそれが小さな一歩だとしても、自分の幸せな世界は広がっていくし、その想いは近くの人に伝播する。いい環境で暮らしている人にはいいものが出ているはずで、それで街や地球は成り立っているはず」などと思いやり精神を熱弁。一方、林は「ネットを見たりして嫌な気持ちにさせられることがあった時は、絶対に負けないでいたいと思っている。誰かを攻撃したり傷つけたりするよりも、周りの人の幸せを願って生きる方がいい人生を過ごしていると自分に言い聞かせる」などとポジティブマインドを大切にしていた。

白熱のQ&Aもあっという間に終了のお時間に。最後に熊澤監督は「この映画は笹がXを探すところから始まる物語で、Xは誰だ?と思った瞬間に偏見の芽が無意識に生まれる。その偏見の芽を、自分ならばどう対応するのか?と自分に置き換えて考えてもらいながら、周りの人とも意見をシェアして『今観るべき映画だ!』と勧めてほしいです」と呼び掛けていた。

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『隣人X -疑惑の彼女-』

12月1日(金)新宿ピカデリー他全国ロードショー

公式サイト:
@rinjinX

公式X:
@rinjin_x

世界には紛争のため故郷を追われた惑星難民Xが溢れ、各国がその対処に苦慮していた。いち早く受け入れを発表したアメリカに追随するように、日本も受け入れを決定。人間の姿をそっくりコピーして日常に紛れ込んだXがどこで暮らしているのか、誰も知らない。Xは誰なのか、彼らの目的は何なのか。社会には言葉にならない不安や動揺が広がり、誰もが隣にいるかもしれないXを見つけ出そうと躍起になっている。そんな中、週刊誌記者の笹憲太郎はX疑惑のかかった柏木良子の追跡を始める。スクープの為に自身の正体を隠しながら徐々に良子へ近づいていく笹。ふたりは少しずつ距離を縮め、やがて笹の中に本当の恋心が芽生えるが、良子がXかもしれないという疑いを拭いきれずにいた。果たして良子は本当にXなのか?良子への想いと本音を打ち明けられない罪悪感、記者としての矜持に引き裂かれる笹が最後に見つけた真実とは。嘘と謎だらけのふたりの関係は予想外の展開へ・・・!

物語・・・
愛した人の本当の姿を、あなたは知っていますか?
ある日、日本は故郷を追われた惑星難民Xの受け入れを発表した。人間の姿をそっくりコピーして日常に紛れ込んだXがどこで暮らしているのか、誰も知らない。Xは誰なのか?彼らの目的は何なのか?人々は言葉にならない不安や恐怖を抱き、隣にいるかもしれないXを見つけ出そうと躍起になっている。週刊誌記者の笹は、スクープのため正体を隠してX疑惑のある良子へ近づく。ふたりは少しずつ距離を縮めていき、やがて笹の中に本当の恋心が芽生える。しかし、良子がXかもしれないという疑いを払拭できずにいた。良子への想いと本音を打ち明けられない罪悪感、記者としての矜持に引き裂かれる笹が最後に見つけた真実とは。嘘と謎だらけのふたりの関係は予想外の展開へ・・・!
隣人 X -疑惑の彼女-隣人 X -疑惑の彼女-

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出演:上野樹里   林 遣都
黃 姵 嘉   野村周平   川瀬陽太 / 嶋田久作 / 原日出子   バカリズム   酒向 芳
監督・脚本・編集:熊澤尚人
原作:パリュスあや子「隣人X」(講談社文庫) 音楽:成田 旬
主題歌:chilldspot「キラーワード」(PONY CANYON / RECA Records)
配給:ハピネットファントム・スタジオ
制作プロダクション:AMGエンタテインメント 制作協力:アミューズメントメディア総合学院
©2023 映画「隣人X 疑惑の彼女」製作委員会 ©パリュスあや子/講談社

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