映画情報どっとこむ ralph 「光のブリッジ」をファンが見守る中、受賞者が歩いてミューザ川崎シンフォニーホールに向かい、第72回毎日映画コンクールの表彰式が行われました。

表彰された主な賞は・・

日本映画大賞 「花筐/HANAGATAMI」
日本映画優秀賞 「あゝ、荒野」

男優主演賞 菅田将暉 「あゝ、荒野」  
女優主演賞 長澤まさみ 「散歩する侵略者」
男優助演賞 役所広司 「三度目の殺人」  
女優助演賞 田中麗奈 「幼な子われらに生まれ」
スポニチグランプリ新人賞 高杉真宙 「散歩する侵略者」  
スポニチグランプリ新人賞 伊東蒼 「島々清しゃ」

第72回毎日映画コンクール表彰式
日程:2月15日(木)
会場:ミューザ川崎シンフォニーホール

映画情報どっとこむ ralph こちらも先ずは写真をお楽しみくださいm(_ _)m

スタッフ部門

撮影賞:鎌苅洋一さん
『夜空はいつでも最高密度の青色だ』
鎌苅さん:この作品は企画から、宣伝配給にあたるまで、ご一緒出来、自分たちの仕事に誇りを持つ俳優陣と共に、東京の街を走り回れて幸せでした。皆さんに感謝しています。

美術賞:竹内公一 さん
『花筐/HANAGATAMI』
竹内さん:大林監督の作品で受賞出来て嬉しく思っています。いつも信頼して美術を任せていただいてありがとうございます。多くの方の協力で作り上げた作品です。

音楽賞:Soi48(宇都木景一さん、高木紳介さん)、Young-Gさんはタイから戻れず。
『バンコクナイツ』
宇津木さん:バンコクナイツに参加したのは、タイ音楽を日本で拡げられたらと参加しました。いろんなミュージシャンがかかわっていまして、日本、タイのミュージシャンが一つの映画にかかわって受賞出来て嬉しいです。

高木さん:普段僕らはサラリーマン。映画にかかわることが出来て、今も混乱しています。以来なミュージシャンの方々に感謝します!

録音賞:高須賀健吾さん 加藤大和さんは残念ながら欠席 
『夜空はいつでも最高密度の青色だ』
高須賀さん:加藤さんは海外ロケで残念がっていました。感謝の言葉しかありません。

映画情報どっとこむ ralph アニメーション部門

アニメーション映画賞
「こんぷれっくす×コンプレックス」 ふくだみゆき監督

ふくだ監督:受賞したんだなと。。。実感しました。この受賞で知った方が多いと思います。自主制作の小さな小さな作品。が、審査員の方々がどんな気持ちで選んでくださったのか。。。嬉しいです!皆さんに感謝しています。また、いつかこの場に戻ってきたいと思います!偉い大人の皆さま宜しくお願いします。

実は会場には映画メジャーのトップクラスが来ています。

大藤信郎賞
「夜明け告げるルーのうた」 湯浅政明監督
湯浅監督:まだ劇場でやってますので是非劇場へ足を運んでいただけたらと思っています。アニメーションは多くのスタッフで創っていて、根気のいる作業が必要で、声もとても重要。今日は代表で受け取ります。スタッフの皆さんおめでとうございます。

ドキュメンタリー部門

ドキュメンタリー映画賞
「三里塚のイカロス」 代島治彦監督
代島監督:少ないスタッフでドキュメンタリーは作っています。自宅で籠って半年編集していました。そういう私を支えてくれた家族にこの賞を捧げたいと思います。

外国映画ベストワン賞

「わたしは、ダニエル・ブレイク」
尾関智美(有限会社ロングライド)さん
小関さん:名誉ある賞をありがとうございます。ケンローチ監督が喜んでくれていました。

ケン・ローチ監督のコメントビデオも!

映画情報どっとこむ ralph TSUTAYA×Filmarks映画ファン賞

日本映画部門:「忍びの国」
中村義洋監督
中村監督:この映画は7月1日から公開で、8月過ぎからリピーターが増えて、ファンの皆さんに観ていただけたので、ファンの方と一緒に受賞したと思っています。大野智はじめスタッフ一同に変わりましてありがとうございます。

外国映画部門:「ラ・ラ・ランド」
百武弘二(GAGA株式会社)さん
百武さん:この映画を日本観て下さった皆さまに感謝の意を伝えたいと思います。ありがとうございます。

特別賞
特別賞:佐藤忠男(映画評論家)さん
私は批評家なので、賞を上げる方で、もらう方ではないのですが。でも、ありがたい。60年批評を書いてきました。貫きたい心情がありまして、どこか特殊だったり、わかりにくい、でもどう感じたかを一生懸命書いて、批評というより私の感じたことを徹して書いてきました。今回この賞をいただいて、独りよがりに陥っていないと認めていただいたかなと。

監督・脚本部門

脚本賞:石井裕也さん
『夜空はいつでも最高密度の青色だ』
石井さん:嬉しい反面もっと頑張んなきゃと。強迫観念に近い気持ちに襲われています。今回メインスタッフが30代。タイトルにあるように青い映画にしたかったんです。こうして受賞出来て嬉しいです。

監督賞:富田克也監督『バンコクナイツ』 
監督はタイに滞在中。代理で脚本の相澤虎之助さんが受け取り!
相澤さん:監督からのコメントです。「監督賞と音楽賞をいただいて喜んでいます。わたしたちは撮影後もバンコクと日本を往復する生活が続いています。欠席の非礼をお許し下さい。今日はありがとうございます。」

映画情報どっとこむ ralph 俳優部門

スポニチグランプリ新人賞 「島々清しゃ」伊東蒼さん
伊東さん:新人賞とてもうれしいです!撮影中監督や皆さんにいろんなことを教えてもらって、最後まで演じることが出来ました。この賞はみんなにいっぱい応援してもらっていただけたものだとおもいます。これから伊東蒼と名前が出たら私の顔が浮かぶぐらい頑張っていきます!

感極まり涙も。新藤監督もお祝いに駆け付けキャスティングに関して

新藤監督:オーディションであって、元気のない子が来たなと思いましたが、お芝居になったら目が変わって、引き込まれてこの子だと決めました。安藤サクラもこのまま育ってほしいと言ってました!

と絶賛しているそう。今後に注目の女優さんです!

スポニチグランプリ新人賞 「散歩する侵略者」高杉真宙さん
高杉さん:今回こうして新人賞嬉しく思っています。ここに立ってるのは感慨深いです。今回得体のしれない宇宙人役で。何が正解なのか?不安の中で演じていましたが・・・。こうして賞をいただけたので安心しました。努力して、もっと色々な演技をしてこの場に戻ってきたいです。

黒沢清監督も登壇!笑顔も癒しな高杉さん。
黒沢監督:会う度に大人になって、こんな美して品の良い。生まれ持った特性をもって、男っぽい芯を持った俳優なんです。日本だけじゃなくて、広く世界を目指して欲しいです。

女優助演賞:田中麗奈さんはオートクチュールの衣装!
田中さん:素晴らしい賞嬉しいです。妻で母であり女である役で賞をいただけたのは女性としてもうれしく思っています。主演の旦那さんの浅野さんと子供たちに感謝と愛を贈りたいと思います。「哀しみの果て」を歌うシーンを作ってくれました監督に感謝します。これからもスクリーンの向こう側にいるお客様に沢山のことを伝えて行こうと思います。

見えない側の記者にもみせてくれる優しい田中さん。

男優助演賞:役所広司さん
役所さん:20数年前に「神風タクシー」という映画を評価していただいて賞をいただいたのが、この映画賞でした。それから映画の仕事を中心に頑張ってきました。今回、是枝監督に出会えて作ってきた作品で、賞がまたいただけてついている男だと思っています。多くのスタッフ・キャストに感謝しています。

田中絹代賞:水野久美さん

水野さん:とっても嬉しいです。大大大先輩の田中絹代さんの賞をいただけて感謝でいっぱいです。女優生活60年。誇りをもって演じてきました。最高に幸せです。81歳になりました私を選んでくださった方々本当にありがとうございます。これからも頑張ります!

と、生涯現役宣言!実は田中絹代さんと共演したこともあるそう。

女優感が半端ない佇まい。美魔女です。

映画情報どっとこむ ralph 女優主演賞:長澤まさみ
長澤さん:大変光栄です。この役を演じさせてみようと思った方々に感謝します。年々、自由に向き合えるようになったと思いますが、まだまだ、この器ではないと思いますが、これを糧に日々精進していきたいなと思います。

心掛けていることを聞かれると
長澤さん:自分の可能性を自分で否定しない。のびのびやっていきたいです。

と、答えました。

男優主演賞:菅田将暉さん
菅田さん:映画を観て下さった方ありがとうございました。撮影している時はこんなにフラッシュをたかれることになるとは思ってもみませんでした。多くの作品、メジャーなものも含めて、その中から選んでいただいたこと身に余る光栄です。これからちゃんと、未熟ながら作って行ければと思っています。岸監督とこの前の作品で出会って、この人だと感じて、僕のジュリエットです。と言っていたら、最近は監督のメールの最後にジュリエットよりって・・・・

と明かす菅田さん。

2017年は菅田将暉YEARだとマスコミが言ってるというMCに「もうイヤー」じゃないですよね!とおどける菅田さん。

日本映画優秀賞:「あゝ、荒野」
岸善幸監督

岸監督:ジュリエットです!
50年前寺山修司さんの原作を2020年に設定を変えて映画化することは相当なプレッシャーでした。途中から菅田くんやヤンさん。いつものスタッフが集まって開き直って挑戦しました。結果前後編で5時間となってしまい・・・名誉な賞がいただけて報われました。

そして、ロミオ菅田将暉さんが再び登場!
菅田さん:おめでとうございます。

日本映画大賞
「花筐/HANAGATAMI」 大林宣彦監督 車いすでの登壇!

大林監督:映画の仕事で車いすで出来るのは監督だけです。周りのスタッフが動いて映画が出来上がっていくわけで。出演者は私の分身。役者は監督の精神になると。それを具体的に伝えるのが役者。それがボクのフィロソフィーです。

窪塚俊介さん、常盤貴子さん、矢作穂香さんが応援に駆け付けました!

受賞俳優陣だけのフォトセッションも。

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