田中麗奈さんと台湾俳優ワン・ポーチエさんのダブル主演で贈る日本×台湾のオリジナル合作映画『おもてなし』は、3月3日(土)より有楽町スバル座ほか全国順次公開となります。
余貴美子さん、木村多江さん、香川京子さんなど日本アカデミー賞をはじめ、国内外で評価の高い日本の俳優と台湾の俳優が、文化と世代を超えて豪華共演しています。 そして2月15日(木)。 東京新聞主催 田中麗奈登壇付き特別試写会 |
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川崎で行われていた第72回毎日映画コンクールの授賞式にて女優助演賞を受賞した直後に、田中麗奈さんは、主演作である本作の渋谷での舞台挨拶に登壇。白いドレスから黄色のドレスに着替えての登場。
田中さん:台湾と本当にご縁があると思いました。10年以上前から台湾との合作映画に出演していたり、中国語も前から勉強していたので、そして中国語を使える機会があればと思っていたので、お話をいただけたことは必然のような気がして嬉しかったです。 と、笑顔で語りました。 香川京子をはじめ、日本アカデミー賞受賞女優たちとの共演については、 田中さん:香川京子さんは、佇まいがたわやかでやわらかいのですが、本番だと迫力が流石でした。ご一緒出来たことは俳優として貴重な経験でしたし、完成した映画をみて、香川さんとのシーンは、自分自身の役者としての道なりを重ねてみえるシーンにも感じられました。 と、香川さんとの撮影を思い出しながら披露。 |
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お客様からの質疑応答に答える場面もあり、好きなセリフをきかれると、
田中さん:ヤン・リエさんが演じるチャールズというキャラクターのセリフに『人生がこんなに短いなんて、誰も教えてくれなかった』『やり残したことがない人生なんてつまらない』などあり、脚本には耳に残る言葉が沢山あります。 と答えました。 また、撮影秘話を尋ねられ 田中さん:通訳の方がいたのですが、ハードな撮影が続いていて、気がついたら通訳さんが不在の時があり、監督の指示などが中国語で行われていたので、私が自然と現場で通訳になってしまって、日本語にして伝えていました。 と、得意技を生かした座長さん。 |
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最後に・・・
田中さん:『おもてなし』という映画を観て、すごく日本は綺麗だなあと思いました。人と人が出会うという事がこんなにも奇跡で輝いているのだと感じて、日々をもっと大切にしたくなるような映画だと思います。一人一人のアルバムをめくっているような感覚があり、日本の方々には是非観ていただきたいですし、海外の方にも胸を張ってご紹介できる映画だと思います。 と締めました。 映画『おもてなし』 は3月3日(土)より有楽町スバル座ほか全国順次公開です。 物語・・・ 老舗旅館の再生を目指す人たちの”おもてなし”の旅 琵琶湖畔にある老舗旅館「明月館」が実家の梨花(田中麗奈)は5年前に父を亡くし、旅館を一人で切り盛りし続けている母・美津子(余貴美子)を支えるため、仕事を辞めて実家に戻ってくる。経営不振の中、美津子の大学時代の恋人であり台湾実業家のチャールズ(ヤン・リエ)が旅館を買収して、息子・ジャッキー(ワン・ポーチエ)を再建のために送り込んだ。しかし「おもてなし」の心を持っていないジャッキーに対して梨花は反発し衝突する。そんなジャッキーには、来日への密かな目的があった。それは、かつての恋人・尚子(藤井美菜)とやり直すこと。尚子に婚約者がいることを知ったジャッキーは諦めきれない想いを抱えながらも、尚子の結婚式が開けるように「明月館」を改装して、最後のプレゼントをしようと思いつく。同じく梨花も、不倫していたかつての上司に別れを告げ、人生の再スタートをはかろうとしていた。 「おもてなし教室」を主催している木村先生(木村多江)との講義を経て、“日本のおもてなしの心”を学び始めたジャッキーだったが、ビジネスパートナーの黄が「明月館」を売却する手続きをしていることが発覚する。そんな中、ガンのために余命宣告を受けていたチャールが倒れ・・・ |
田中麗奈 ワン・ポーチエ
余 貴美子 ヤン・リエ ヤオ・チュエンヤオ 藤井美菜
ルー・シュエフォン マイケル・タオ 青木崇高 眞島秀和 木村多江 / 香川京子
監督・撮影・編集:ジェイ・チャン
脚本:ジェイ・チャン 砂田麻美
音楽:大橋好規
(C)2017 SHOCHIKU STUDIO CO.,LTD. and EPIC ENTERTAINMENT CO., LTD.
2017/日本・台湾合作/日本語・中国語・英語/96分/DCP/カラー/シネマスコープ/5.1ch