映画情報どっとこむ ralph 第69回カンヌ国際映画祭ある視点部門で審査員賞を『淵に立つ』で受賞した、深田晃司監督の最新作『海を駆ける』。

自然は豊かに美しく、時に脅威となり人を飲み込み、また人間の生活は自然と共にあるという様を、国籍や宗教を越えて育まれる若者たちの友情と、生と死の宿命を静かに見つめ、観るものの心を突き刺す美しき問題作。

この度、本作の場面写真を一気に解禁!

今回、解禁された場面写真は、少し焼けた肌に茶色のシャツを無造作に着るラウ(ディーン・フジオカ)、生まれも育ちもインドネシアの日系人タカシ(太賀)、タカシの従妹・サチコ(阿部純子)、タカシの母でアチェで仕事をしている貴子(鶴田真由)など、

穏やかなのにどこか不穏さが漂うラウ姿をはじめ、

インドネシアの2人乗りタクシーのベチャに乗り、楽しげなタカシとサチコの2ショットや、

ヒジャブをまとう貴子の姿など、

ムスリム文化の中で、彼らの宿命が一筋縄でいかないどこか不協和音を感じさせるカットが到着しました。

映画情報どっとこむ ralph 『海を駆ける』

公式HP:umikake.jp

奇跡を起こす正体不明の主人公のラウを演じるのは、ディーン・フジオカ。
国籍や言葉も不明だが、常に優しく微笑んでいる不思議な存在のラウを、自然体でありながらミステリアスに演じています。

そして、成り行きでラウと一緒に暮らすことになる日本人の貴子役には、多くの映画やドラマ、CMなど幅広く活躍し、『ほとりの朔子』に続き深田組は2度目の参加となる鶴田真由。その貴子の息子・タカシ役には、『ほとりの朔子』(14年)で鶴田と共演し、『淵に立つ』で第38回ヨコハマ映画祭・最優秀新人賞受賞している太賀が挑みます。さらにタカシの従妹を、『二つ目の窓』で主演を好演し、新人賞やまた、本作の舞台であるインドネシアからは、今最も注目されている若手2人が抜擢。タカシの同級生クリス役に、話題の映画やTVシリーズへの出演も多く、国民的人気俳優アディパティ・ドルケン。

クリスの幼馴染イルマ役には、2014年の映画デビュー以来、今最も活躍が期待されている新進気鋭のセカール・サリが務めます。

本作は、約1ケ月間インドネシアのバンダ・アチェでオールロケを敢行。2004年スマトラ島沖大震災で津波による壊滅的な被害を受けつつも復興を遂げた姿は、日本との共通の記憶を思い出させ、アジアならではの“はかなさ”と情緒が漂うクオリティ・ピクチャーが誕生いたします。

物語・・・

インドネシア、バンダ・アチェの海岸で謎の男(ディーン・フジオカ)が倒れている。

日本からアチェに移住し、NPO法人で地震災害復興支援仕事をしながら息子タカシ(太賀)と暮らす貴子(鶴田真由)。

タカシの同級生のクリス(アディパティ・ドルケン)、その幼馴染でジャーナリスト志望のイルマ(セカール・サリ)が、貴子の家で取材をしている最中、その日本人らしき謎の男が発見されたとの連絡が入る。まもなく日本からやって来る親戚のサチコ(阿部純子)の出迎えをタカシに任せ、貴子は男の身元確認に向かう。記憶喪失ではないかと診断された男は、しばらく貴子の家で預かることになり、海で発見されたことから“ラウ”=インドネシア語で「海」と名付けられる。

ほかに確かな手掛かりはなく、貴子と共にイルマ、タカシやクリス、サチコも、ラウの身元捜しを手伝うことになる。

片言の日本語やインドネシア語は話せるようだが、いつもただ静かに微笑んでいるだけのラウ。しかしその周りでは少しずつ不可思議な奇跡と現象が起こり始めていた。果たしてラウは何者なのか…。

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キャスト:
出演:ディーン・フジオカ 太賀 阿部純子 アディパティ・ドルケン セカール・サリ 鶴田真由

スタッフ:
脚本・監督:深田晃司
企画・制作:日活
配給    :日活 東京テアトル
(C)2018「海を駆ける」製作委員会

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