あれから7年…『ソウ』新章『ジグソウ:ソウ・レガシー』が11月10日公開。 待望の復活を果たす。 10月28日には東京TOHOシネマズ六本木ヒルズで開催中の第30回東京国際映画祭内で、オールナイト上映イベント「『ジグソウ:ソウ・レガシー』公開記念!朝まで同“ソウ”会!」を実施。 イベント開始前には魔界人アイドル・椎名ぴかりんと映画評論家・松﨑健夫氏がトークショーを行いました。 日付:10月28日(土) |
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『ソウ』シリーズの大ファンという椎名は、本作の世界観を体現した仮装姿にビリー人形を抱っこして登場。父親の影響でシリーズファンになったそうで
椎名さん:小さい時は怖いと思うけれど、成人してから見ると、『ソウ』は怖いだけじゃなく奥深いものだとわかる。怖いよりも先に、違う感情が支配する」と『ソウ』シリーズのもつ人間ドラマ部分に注目。もちろん殺人ゲームを仕掛けるジグソウにホの字でグロいと思われるシーンはすべて愛。ゆがんでいる愛情に近いものがある。殴られても痛がらず喜ぶジグソウの姿も好き。 と持論をまくしたてた。 一方、 松崎さん:ジグソウの意志を継いだようなホフマン刑事が好き。 というと、 椎名さん:ホフマン嫌い。ホフマンめちゃ嫌い!“ゲームオーバー”という顔が憎い! とヒートアップ。それでも 松崎さん:でもホフマン刑事がいることによってシリーズも生きながらえている。 と諭されると、しぶしぶ納得顔。好きな拷問器具について 椎名さん:『ジグソウ:ソウ・レガシー』のあるトラップがロマンチック。ときめきました。愛と皮肉が詰まった装置。あれは心を打たれる。グロイだけじゃなくてキュンとくる。見たらわかります! と熱弁も、 松崎さん:見たらびっくりする、これがロマンチックなの!?って。 と引かれていた。 |
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松崎さん:フラッシュバックシーンは単なる回想ではなく、観客に念を押すような機能を果たしている。セリフで説明せずに、映像ですべてを説明し、観客に脳内編集をさせて理解させる。だから『実はこうだった』と後々見せられるトラップシーンも印象的になる。それこそ『ソウ』の発明であり、シリーズが長く愛されるゆえんです。
と解説。 椎名さん:実はシーンの一つ一つに意味がある。私は勘が鈍いから謎解きをされてやっとわかるけれど、勘がいいひとは途中でわかったりして、その個人差も面白い。 とはなす。 キャッチコピー通り『ジグソウ:ソウ・レガシー』を最前列で鑑賞して 椎名さん:レガシーとつくと、まるで小池百合子みたい。 とタイトルの感想を漏らしつつ 椎名さん:新たなシリーズが期待できる新章で、シリーズに対する期待いっぱいの未来が見えた。今回も観客それぞれの考察ができるような内容になっているので、自分の考え方次第でどうにでも展開が広がります。 と7年ぶりの復活に満足気。ホラー苦手女子に向けては 椎名さん:世間的にはグロイ映画と言われているかもしれないけれど、20歳を超えるとそれも楽しい。グロさも笑い飛ばせる余裕が生まれる。『ソウ』って夜中に女が一人でも見られる前向きな映画。幽霊と違って、ジグソウは老人だから話せばわかってくれそうじゃないですか。 とアピールした。 |
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映画『ジグソウ:ソウ・レガシー』
11月10日(金)全国ロードショー!! 物語・・・ 死体を見つめる刑事のハロランとキース、検視官のローガンとエレノア。 |
監督:スピエリッグ兄弟(『デイブレイカー』『プレデスティネーション』)
出演:マット・パスモア カラム・キース・レニー クレ・ベネット
ハンナ・エミリー・アンダーソン ローラ・ヴァンダーヴォート
マンデラ・ヴァン・ピープルズ ポール・ブラウンスタイン
ブリタニー・アレン ジョサイア・ブラック
脚本:ジョシュ・ストールバーグ ピーター・ゴールドフィンガー(『ピラニア 3D』『ピラニア リターンズ』)
プロデュース:オーレン・クールズ マーク・バーグ グレッグ・ホフマン(『ソウ』シリーズ)
提供:アスミック・エース/ポニーキャニオン
配給:アスミック・エース
原題:JIGSAW/2017年/アメリカ/92分/スコープサイズ/5.1chサラウンド
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