全国 34 都道府県に「イオンシネマ」88 劇場を運営するイオンエンターテイメントが“知らなかった良作をスクリーンで”をテーマに厳選した名作をお届けする特別上映企画「シネフィルセレクション」が全国39の劇場でスタートしました。 本日、この企画の開催を記念して、シネフィルセレクションのスペシャルサポーターを務める永瀬正敏さんがトークショーに登壇いたしました。永瀬さん自身も思い入れがあるというエミール・クストリッツァ監督の『アンダーグランド』上映後の劇場にて本企画についてなど話に花を咲かせました。 日時:2017年10月1日(日) |
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満席の場内に登場した永瀬さん。
今回、ご自身がスペシャルサポーターを務めるシネフィルセレクションという企画に関して 永瀬さん:映画って、時代も世代も国さえ超えて、永遠に残るものだと信じているんですけど、過去の作品を観る機会がなかなか無いなか、それをイオンシネマさんが全国で企画するっていうのは素晴らしいなと思いますね。 と話し、本日上映された『アンダーグラウンド』を初めてご覧になった観客も多く 永瀬さん:よかった。 当時、映画館で観たという『アンダーグラウンド』との出会いについて聞かれると、 永瀬さん:当時ジプシー音楽にはまって、クストリッツァ監督の『ジプシーのとき』という作品を観ていて、その時期にちょうど素晴らしい出会いが沢山あり、リリー・テイラーやビンセント・ギャロ、まだ海賊になる前のジョニー・デップに実際にお会いする機会があって、その3人が一緒に出る映画があるからと観に行ったり(『アリゾナドリーム』)。『アンダーグラウンド』はそのクストリッツァ監督の映画だというので観に行きました。ラストシーンにはびっくりして、スタンディングオベーションをしたいくらい素晴らしいなと思ったんですね。あと印象的な音楽が必ずある。ゴラン・ブレゴヴィッチは素晴らしいですね。 と本作への想いをご自身とのエピソードを交えて熱く語りました。 |
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また、既に6作品 『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』 『ぼくの伯父さん』 『ショート・ターム』 『アンダーグラウンド』 『僕たちの家族』 『SMOKE』 の上映が発表されているシネフィルセレクションで、今後上映してほしい映画について聞かれると 永瀬さん:ありすぎますね。海外の映画10本、国内の映画10本くらい僕に選ばせてくれないですかね。 と提案、会場からも賛同の拍手がおこった。また自身の出演作はその中に入らないのか?という質問に対しては 永瀬さん:出演したんだけど劇場公開をしていない作品が、最近でも5本くらいある。若手の監督でも作ったけれど劇場公開に至っていない作品があると思うんですよね。そういう作品もこういった機会をもって頂ければ。 との想いにまた会場が拍手で湧きました。 |
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イベントの最後には
永瀬さん:イオンシネマさんのように全国にこれだけのスクリーン数をもっているシネコンでこの企画をやるっていうのは、映画を作る側にいる僕たちにとってはありがたいですよね。僕が若い頃観て好きだと思った作品を、皆さんと共有できるのは嬉しいことだと思いますし、是非続けてほしいですね。皆さんにはファンクラブのようにサポーターになって頂いて、皆さんが見たい映画をリクエストして頂く。そういったことを続けていって欲しいと思います。 とシネフィルセレクション、そして観客への期待を語りました。 <シネフィルセレクション概要> 【実施期間】2017年9月30日(土)~2018年2月(予定) |