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妻が死んだ。 これっぽっちも泣けなかった。そこから愛しはじめた。 第71回毎日映画コンクール監督賞(西川美和)・男優主演賞(本木雅弘)受賞! 西川美和監督が本木雅弘で『永い言い訳』。 昨年 10 月の劇場公開以降、国内外で高い評価を受けた本作のBlu-rayとDVD が本日4月21日(金)発売されました。 竹原ピストルライブ |
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![]() ライブ後、西川美和監督は竹原さんのライブ T シャツ、竹原さんは「MOTOKI MASAHITO」T シャツを着て、登壇した2人。 MC より撮影で印象に残ったことを聞かれた竹原さんは、一番緊張したこととして、子役の最終選考に参加して、一緒にエチュードをやったことを挙げた。 竹原さん:できないとすごくごねたのに、参加させられたんですよね(笑) に対し、 監督:か っちりとした演技をされる幸夫役の本木さんに対して、陽一役はミュージシャンの人の対応能力は豊かだと思いキャスティングしたが、蓋を開けてみたら、一挙手一投足指示されないと動けませんと言われ驚きました。 と言うものの、楽曲のイメージ、自由な振り幅をもっているだけでなく、職人的な積み重ね 緻密なものがある人だということを知って、同じものづくりをする人間と しては、近いものを感じたそう。 監督:おそらくご本人は意識していないだろうけど、子どもたちとの距離の近さを感じたし、この人なら任せられると安心していた と語りました。 次に、公開されて25週間が過ぎた今だからこそ聞いてみたいこと、という質問には 竹原さん:監督に・・ 海外での反応はどうでした? という質問が。 本作は、カナダ・トロント国際映画祭を皮切りに、韓国、ローマ、台湾などで上映されてきたが、 監督:正直 あまり日本のリアクションと変わらない。 と話、どこの国にも、自分は幸夫だという人はいたのだそう。 ただ、香港で 「女の人じゃなくて男を主人公にしたのは何故か?夫を亡くした妻の話じゃダメなのか」という質問があがり 監督:妻を失った夫のほうが、ダメージが大きいんじゃないか?よりドラマティックになるんじゃないかと思ったから! と答えたところ、 香港は女性の社会進出率が高く、共働きで、喪失感の男女差がないと言われたことは強く印象に残ったそう。 |
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その後は、事前にツイッターで募集した質問に答えていった。
◇ 本木雅弘さんのアップが多いのは何故か?イケメン好きだから? 監督:確かに。顔立ちに関わらず、顔をいうものが好き。今までもアップで終わる映画が多い。 山下敦弘監督にも顔好きですね、と言われた。思っていることを正直に言えない人間=幸夫を、本木さんも 演じるのが大変だったと思う。複雑な心情を、ちゃんと撮りたいと思ったからじゃないかな。 でも、アップに耐えられる顔こそ、映画俳優の顔。そういった意味では、竹原ピストルさんもすごく良い表情するので、これからもスクリーンで観続けたい。 ◇劇中で一番好きなシーンは? 竹原さん:ひときわ切ないのは、陽一が真平(息子)をトラックの助手席側にのせ走り出すシーンで、幸夫が手を振った後に 振りかえって歩いていくシーン。実際には、あのトラックは、ドライバーさんが運転していて、本木さんの横にいたんだけど撮影中に近くなれた気がしていた本木さんが、スクリーンに戻っていってしまったような気が現場でしていて、今見ても 切ない気持ちになる。 監督:クランクアップの日(10/28)に撮影した、ラストの場面で、ピストルさんが、幸夫にニコっと笑うシーン。 このシーンを撮れたから、この映画は大丈夫だと確信した。
他に、監督から竹原さんの最新アルバム「PEACE OUT」は、電車に乗っている間に聞くと、危うく泣いてしまう曲。家でじっくり 聞くべき、という感想や、ロンドンからの本木雅弘さんのメッセージが読み上げられたりと、常に笑いが絶えないトークイベントとなりました。 |
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『永い言い訳』は本日よりブルーレイ&DVD が絶賛発売開始! さらに、4/29~5/5、キネカ大森での上映も決定ますので是非! 原作・脚本・監督:西川美和 発売・販売元:バンダイビジュアル (c)2016「永い言い訳」製作委員会 |


