静岡県三島市で「未来を創る人をつくる」ことを目標とした市民参加型映画プロジェクトの一環で作られた、佐藤仁美さんが主演の作品「惑う After the Rain」が、1月21日からの公開となります。
その公開に先駆け、プレミア試写舞台挨拶が行われ、佐藤仁美さん、中西美帆さんと林弘樹監督が登壇しました。 プレミア試写 舞台挨拶概要 |
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晴れ着で登場の女優のお二人と監督が登場すると暖かな拍手が。
この作品を生み出すきっかけを聞かれ 監督:デビューして12年目。世の中は大きく変わってきています。映画作りを通じて、1万人の方に携わってもらって、100年続くような作品に3年かけて臨みました。 しっかり者の長女役の佐藤さんに役作りを聞くと 次女役の中西さんは逆に自立した奔放な役。 と、楽しかったそう、舞台上でも仲良さそうなお二人。 佐藤さん:美穂ちゃんが心配でね。そういう意味では良い役作りが出来ていました。 |
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これから観るお客さんたちにメッセージ
中西さん:家族がテーマの作品です。女性3人の女性の生き方を比較して見ていただきたいです。暖かい作品になっています。 佐藤さん:この作品を観終えたら、自身の家族を考え直すと思います。何かを守るものが出来た人間は。強くなれるなと。わたしも・・・・。どうか楽しんでください。 監督:先入観なく浴びていただきたいなと。家族とか大切にしてきたこととか、心に残ったものがあれば、大事に問いとして持って帰っていただければと思います。 ここで、子役の酒井美夢ちゃんと三本采香ちゃんが花束を贈呈! 舞台挨拶は終了となりました。 |
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実は舞台挨拶前にマスコミの囲み取材があり、 監督:三島市舞台の一万人たちが100年後に残る作品を創る市民参加型のプロジェクトで、三年がかりでここまで漕ぎ着けました。現代の問題と未来の人間関係を作っていこうかということで物語が始まりました。仁美さんは3作目。中西さんは初めてですが、道の可能性に華が開いたらなと。 中西さん:日舞の稽古は数か月前から練習していて日本舞踊シーンは。こんなにしっかり踊るのは、初めてで。丁寧に教えていただいて感謝しています。画にも残せて良かったです。 撮影時はぽわぽわだった中西さんが、しっかりした受け答えをしていることに、感慨深げな佐藤さんは白無垢を着たことに 佐藤さん:白無垢。本当は着たくなくて、でも着たら良くって。でも来ちゃったのでしばらくいいかなと。次は本番で! と、記者さんたちを和ませました。さらに本作はフィルムで撮られていることについて、 監督:フィルムで臨んだのは。。今回の作品は目に見える形だけではなく、見えないものも焼きつけたくてフィルムを選択しました。熱量と思いを託したかったので。 と、熱く語る監督に対し、女優陣はフィルムで撮ることで集中力が増したとおっしゃってました。 |
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物語・・・ 昭和55年、冬。銀行で働きながら、母・イト(宮崎美子)と暮らす長女・いずみ(佐藤仁美)は、結婚式を明日に控えていた。いつも通りの一日を終えた、その日の夜。イトはいずみに、初めて今は亡き誠志郎の夢を明かす。それはこの家から娘を嫁がせる事。明治の末に建てられた楽寿亭の離れ屋敷に開かれた石川塾。二代目を務める父が急逝し、いずみは父の代わりに母と妹を支え、家をなかなか出ることができなかった。時は流れ、町の再開発のために取り壊しが決まった楽寿亭で挙式は行われた。美しい白無垢の花嫁となったいずみ。娘たちの美しい姿を見つめながらイトの心には、家族4人で共に暮らした日々の情景が色鮮やかに蘇る…。 監督は北野武や黒沢清の助監督を経て『ふるさとがえり』『空飛ぶ金魚と世界のひみつ』など手がけてきた林弘樹。 主人公・いずみ役を演じるのは映画・TVドラマなど多方面で活躍中の佐藤仁美。妹のかえで役に今秋公開『東京ウィンドオーケストラ』では初主演をつとめるなど若手注目株の中西美帆。 母親役に宮崎美子、父親役に小市慢太郎など実力派が揃った。家族とは何か、人生の喜びとは何か…。日本社会が抱えてきた家族制度の光と影を描きながら、「日本の美しい心」を描く、珠玉の名作が誕生しました。 『惑う After the Rain』は、1月21日からの公開です。 |
監督:林 弘樹
脚本:栗山宗大
撮影:髙間賢治
衣裳:黒澤和子
出演:佐藤仁美 中西美帆 小市慢太郎 宮崎美子
プロデューサー:武藤直樹
企画・製作:みしまびとプロジェクト
ものがたり法人ファイアーワークス