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SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2024記者発表

6月7日(金)、神楽座(東京・飯田橋)にてSKIPシティ国際Dシネマ映画祭2024の記者発表が行われ、コンペティション部門ノミネート作品や特集上映をはじめとする全ラインナップを発表しました。
IDCF2024_SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2024
 
第21回目を迎える本映画祭は、7月13日(土)~21日(日)の9日間にわたり、埼玉県川口市のSKIPシティで開催。
また、7月20日(土)~24日(水)には、ノミネート作品の一部をオンラインで配信するとの発表がありました。
SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2024記者発表
 

オープニング作品

開催初日となる7月13日(土)は串田壮史監督、映画や大河ドラマで活躍中の毎熊克哉主演による最新作『初級演技レッスン』の上映(ワールド・プレミア)で幕を開けます。
 
串田 壮史 監督コメント
『初級演技レッスン』という作品は、僕にとって三本目の長編です。映画祭のルールでは、作品を応募できるのは長編3作目までなので、今回のオープニング作品で僕はSKIPシティ映画祭を卒業するということになります。夜、川口の繁華街で、上映を終えた映画人たちと交流するというのが映画祭の思い出として印象深いですね。僕はもう3回目なので、川口のディープな場所にもだいぶ詳しくなりましたし、今年はより深い話を皆さんとしたいなと思っています。
『初級演技レッスン』は、映画祭のファンや地元の映画ファンの方々も楽しめるように作った作品です。と同時に、国際的な第一線で活躍している方々がわざわざ日本に来るインターナショナル映画祭ですから、そういった方々にも目覚めの一発を届けられるような刺激のある作品に仕上がっています。ワールドプレミアなので作品の内容を深くは話せませんが、もしかしたらファミリー映画かもしれないし、またはホラー映画かもしれません。是非、ご期待ください。

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コンペ審査委員長に白石和彌&横浜聡子

 
SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2024記者発表
コンペティションでは、102の国・地域から応募のあった1,201作品から厳選した24作品を、いずれも国内初上映でお届けします。
 
今年の国際コンペティションは、厳正なる一次審査を経て10作品をノミネート。
審査委員長にはデビューから数々のヒット作を手掛ける白石和彌監督が就任し、最終審査を経て最優秀作品賞をはじめ各賞を授与します。
 
 

国際コンペティション部門

国際コンペティションには2009年に本映画祭でSKIPシティアワードを受賞し、その後、『死刑に至る病』、現在公開中の『碁盤斬り』など話題作を手掛けている白石和彌監督が審査委員長として凱旋します!

 
白石 和彌 コメント
2009年に初めて作った『ロストパラダイス・イン・トーキョー』が本映画祭のコンペティションに入り、そこから映画を作る人生のスタートが切れたという実感がとてもあります。それから15年も続いているということが有難いですし、Dシネマ映画祭という点で言うと、もう今やデジタルで映像を作ることが当たり前のような世界になり、デジタルシネマを紹介しようという意味でのこの映画祭の役割はひょっとすると終わっているのかもと思う部分もありますが、わたし自身もその中に入っていると思いますが、たくさんのクリエイターや映画ファンが、この映画祭を通して生まれているという意味で、大変意義のある重要な映画祭と感じています。有難いことに何度か審査員のお誘いをいただいてはいたのですが、毎年夏の撮影が立て込んでいて何年もお引き受けできなかったのですけど、今年はちょうどタイミングが合い、審査員をやらせていただきます。
僕も色々な映画祭に行くこともありますが、審査員なのにスクリーンで一緒に観ないという方もいるんですよね。僕は今回しっかりスケジュールを空けているので、最低でも審査する10本は必ずスクリーンで、クリエイターや観客の皆さんと一緒になって観ようと思っています。毎日通って楽しみたいですね。これからもこの映画祭を続けていただけるよう、僕も精一杯、参加しながら盛り上げたいと思っていますので、皆さんも宜しくお願いします。
SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2024
 
 
 

国内コンペティション部門

国内コンペティションでは、長編部門6作品、短編部門8作品がノミネート。
審査委員長には横浜聡子監督が就任し、最終審査を経て長編、短編の両部門からそれぞれ優秀作品賞を決定します。

 
横浜 聡子コメント
大変光栄な役割を仰せつかりました。
わたしは青森県の出身で、青森にもかつては映画祭がいくつもあったんですが、今やゼロになってしまいました。地域で映画祭を続けることの大変さというものをはたで見ていた
ので、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭がこんなにも長く続いていること、そしてそれを長らく支えていらっしゃる皆様に、心から敬意を表したいと思います。
若い作家がこういった大きな映画祭で作品を観てもらうことは、嬉しいことでもあり、反面、自分の計り知れない部分を数多くの他者の目にさらすことでもあり、時には厳しい批判や意見に向き合わなければならないこともあります。コンペティション部門に選出された作品はそういった宿命を背負っているのだと言えます。
ただ、自作を多くの他者に観てもらう、そして作家自身が他者の作品を浴びるように観ることを通して、初めて自分の感覚というものが研ぎ澄まされ、更なる成長に向かっていくのではないかと思います。そういう意味でも、この映画祭は作り手にとって大変貴重な場です。わたし自身も、そうやって他人に見つけていただいて、今こうしてこの場に立っています。有難い言葉、厳しい言葉があって、今ここにいられます。今回は自分が審査員として、若い方々が更なる高みへと向かっていけるような言葉や、何かを、必死に探して伝えられたらと思っています。自由で刺激的な作品に出逢えることを楽しみにしています。
SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2024
 
コンペティションは映画祭期間中の最終審査を経て最優秀作品賞をはじめ各賞を授与します。
SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2024記者発表

特集「商業映画監督への道」

さらに、企画上映として特集「商業映画監督への道」では審査委員長の白石監督と横浜監督の作品上映と若手映画監督に向けて商業映画監督としての経験を話す企画もあるそうです。
 

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トップガンで戸田奈津子が映画祭に!

また、映画祭をより身近に感じていただくために、名作の中からアンケートを実施し、上位となった4作品を上映する「みんなが観たい上映作品」では『ドライブ・マイ・カー』『スタンド・バイ・ミー』『ショーシャンクの空に』『トップガン マーヴェリック』を上映します。
『トップガン マーヴェリック』の上映後には映画字幕翻訳者の戸田奈津子さんをお招きしてトークイベントを開催します。

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土川 勉 映画祭ディレクターコメント

 
お陰様で本映画祭は昨年20周年という節目を迎えることができました。そして21回目の今年は新たな出発の年となります。映画祭のオープニング映画は、串田壮史監督による『初級演技レッスン』です。
主役は、2011年の本映画祭で短編部門にノミネートされ短編部門奨励賞を受賞した映画『ケンとカズ』のカズ役で出演した毎熊克哉さんに出演をお願いすることができました。毎熊さんもまたSKIPシティ国際Dシネマ映画祭に戻って来てくれました。
このように21年目を迎える本映画祭では、過去様々な映画人との出会いがあり、その出会いは決して偶然ではなく、むしろ必然であったようにわたしは感じます。これは本映画祭で出会ったその人たちが、その後の日本映画界を支えるような映画人となり、また戻ってきてくれる歴史であったように思います。このことは映画祭に携わる私たちにとっては本当に嬉しいことです。今後もこのような出会いを本映画祭は大切にしたいと思います。
SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2024

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SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2024開催概要

 
会期:《スクリーン上映》 2024年7月13日(土)~7月21日(日)
《オンライン配信》 2024年7月20日(土)10:00 ~ 7月24日(水)23:00
会場:SKIPシティ彩の国ビジュアルプラザ 映像ホール、多目的ホールほか(埼玉県川口市)
主催:埼玉県、川口市、川口商工会議所、SKIPシティ国際映画祭実行委員会
公式サイト :
https://www.skipcity-dcf.jp

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©DCIF

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