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劇場公開記念

1月6日(土)、『彼方のうた』の劇場公開を記念して、池袋シネマ・ロサで舞台挨拶が行われ、主人公の春を演じた小川あん、雪子役の中村優子、剛役の眞島秀和、そして杉田協士監督が登壇しました。
「彼方のうた」
日程:2024年1月6日(土)
場所:池袋シネマ・ロサ
登壇:小川あん、中村優子、眞島秀和、杉田協士監督

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キャスト&監督登壇

はじめに杉田監督は、「この池袋シネマ・ロサは、20 代の頃に自分の作品を上映していただいた思い入れのある映画館。そして、その作品にワンシーン出演してくださったのが眞島さんです。私にとって大事な場所に、こうして戻ってこられて、みなさんとお会いできて嬉しいです」と挨拶。
「彼方のうた」
小川は、出演の依頼を受けた時の心境について「杉田監督の過去作『ひかりの歌』が、当時も今も私にとってずっと大切な作品。それで杉田さんに感想を送らせていただき、お茶をしました。その後月日が経って、今回のお話をいただきました。私は杉田さんの作品に本当に憧れていたので、恐れ多くて、『私には難しいかもしれません』とお答えしました。でも杉田さんから『何かをしようとしなくても、ただそこにいてくれれば大丈夫です』とおっしゃっていただいて。杉田さんの作品特有の時間の流れに身を委ねようと思い、参加しました」と述懐。「彼方のうた」

雪子役の中村は、「最初に杉田さんとお会いした時、杉田さんがものすごく挙動不審だったんです(笑)。その後、実は私を想定して書いた脚本があるとお手紙をいただきました。過去作も拝見していましたし、脚本も読んで、この映画の世界に飛び込みたいと思いました」とコメント。「彼方のうた」それを受けて杉田監督は、「この脚本は、私が勝手に小川さん、中村さん、眞島さんで当て書きしたものです。それで“中村さんがご挨拶をしたいと言っている”と聞いたので、てっきり同姓同名の知り合いだと思っていたんですが、待ち合わせ場所に行ったらまさか当てがきしていたご本人がいらっしゃると思わなかったので、動揺しました(笑)」と挙動不審の真相を明かしました。そして、中村は雪子という役を作っていくにあたり、監督と何度も LINE のやり取りをしたそう。「みなさん、秘色(ひそく)という色はご存じですか? 寒さが心地よい冬晴れの日に、とても似合う淡い水色なんですが、『雪子はこの色が好きだと思う』と杉田さんに話したら、『私もそう思います』と言っていただいて。そうして撮影に臨んだのですが、あんさん演じる春が雪子に花束を渡すシーンがあって、その中に偶然にも秘色色の花が入っていたんです。てっきり杉田さんが用意したのだと思ったら、何も知らないあんさんが「雪子に贈りたい花」ということで選んで下さったようで……。その時、私たちはちゃんと役を生きたんだなと思えました」と振り返りました。

また、剛役の眞島は「監督とは 20 代の頃から一緒に映画を作ってきた仲間。しばらくお会いする機会がないまま時間が過ぎた中で、また声を掛けていただけてうれしかったです。昔から純粋に、丁寧に人物を描いてきた方なので、『こういうふうに年を重ねてきたんだな』と同世代ながら感慨深くなっていました」と吐露。「彼方のうた」さらに「監督が講師を務めているワークショップに参加している、普段俳優ではない方も出演者として撮影に参加されていて。普段とはまるで違う、とても穏やかな時間が流れていて、不思議な体験をした現場でした」と撮影を振り返りました。

最後に杉田監督は「今回の『彼方のうた』は今まで自分が作ってきた映画と違っていて、脚本を書いている時から、この映画は春の表情、目を見て終わるのだという感覚がありました。このような感覚は初めてのことです。この瞬間に立ち会うためにこの映画を作ってきたんだと思えて、胸がいっぱいになりました。その結果、いまあるファーストシーンの手前に、もうひとつのシーンがあるはずと気づいて。それで、脚本にはなかった(実際に今残っている)ファーストシーンを翌日に撮りに行ったんです」と明かし、「この映画、これからまだ各地に広げられるように頑張ろうと思っております。また皆さんとこの映画を通してご縁がつながったらとても嬉しいです」と締め括りました。

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『彼方のうた』

1月5日(金)よりポレポレ東中野、渋谷シネクイント、池袋シネマ・ロサほか全国順次公開です。

公式サイト
https://kanatanouta.com/

公式 SNS
@kanata_no_uta

短歌を原作として製作された『ひかりの歌』『春原さんのうた』を監督してきた杉田協士にとって、デビュー作『ひとつの歌』以来の12年ぶりのオリジナル作品『彼方のうた』。助けを必要としている見知らない人のことを思い、手を差し伸べ、丁寧に関係を築いていこうとする書店員の主人公・春を演じるのは小川あん。そして、春が自分自身と向き合うきっかけとなる雪子役に中村優子、剛役に眞島秀和。そして、飯岡幸子(撮影)、大川景子(編集)、黄永昌(音響)、スカンク/SKANK(音楽)と、これまでの杉田作品を支え続けるスタッフが集いました。

あらすじ
書店員の春(25)は駅前のベンチに座っていた雪子(45)に道を尋ねるふりをして声をかける。春は雪子の顔に見える悲しみを見過ごせずにいた。一方で春は剛(45)の後をつけながら、その様子を確かめる日々を過ごしていた。春にはかつてこどもだった頃、街中で見かけた雪子や剛に声をかけた過去があった。春の行動に気づいていた剛が春の職場に現れることで、また、春自身がふたたび雪子に声をかけたことで、それぞれの関係が動き出していく。春は二人と過ごす日々の中で、自分自身が抱えている母親への
思い、悲しみの気持ちと向き合っていく。
彼方のうた

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小川あん 中村優子 眞島秀和
Kaya 野上絹代 端田新菜 深澤しほ 五十嵐まりこ
荒木知佳 黒川由美子 金子岳憲 大須みづほ 安楽涼
小林えみ 石原夏実 和田清人 伊東茄那 吉川愛歩 伊東沙保
プロデューサー:川村岬 槻舘南菜子 髭野純 杉田協士

脚本・監督:杉田協士
撮影:飯岡幸子
音響:黄永昌
照明:秋山恵二郎 平谷里紗
衣裳:小里幸子 阿部勇希 ヘアメイク:齋藤恵理子
編集:大川景子 カラリスト:田巻源太 音楽:スカンク/ SKANK
スチール:小財美⾹子 宣伝・タイトルデザイン:篠田直樹 宣伝:平井万里子
国際広報:グロリア・ゼルビナーティ
英語字幕:長谷川美樹 増渕愛子
アソシエイト・プロデューサー:笹木喜絵 田中佐知彦
制作プロダクション・配給:イハフィルムズ
製作:ねこじゃらし
2023/日本/カラー/スタンダード/5.1ch/84 分
©2023 Nekojarashi Inc.

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