太宰治没75周年記念『未帰還の友に』公開日連日舞台挨拶決定

監督・福間雄三×主演・窪塚俊介

この度、太宰治の没後75年を記念し、太宰治が戦争を描いた隠れた名作短編『未帰還の友に』を、監督・福間雄三×主演・窪塚俊介がタッグを組み映画化。
2023年12月15日（金）よりアップリンク吉祥寺ほか全国順次公開となります。

舞台挨拶・トークイベント

太宰治没75年記念となる本作の劇場公開時に、主演の窪塚俊介をはじめ、出演者が登壇し映画の秘話を語る舞台映画や、映画を通じて太宰治文学について語るトークイベントを開催することが決定しました。間違った方向で突き進む世の中に対する怒りや不安、そして無力感など、など様々な思いを抱える登場人物たち。中でも主演の「先生」を演じた窪塚俊介さんは、当時の＜雰囲気＞を大切に演じたと言います。
ロシアによるウクライナに対する軍事侵攻が今なお続いている中、イスラエルとハマスの衝突など、世界の様々な場所で戦いが起きている今、戦争下で必死に普通の生活を守ろうとしている普通の人々の暮らしを描いている本作を通じて、いまある＜守るべき日常＞皆さまに感じていただけるひと時になると幸いです。

＜舞台挨拶・トークイベントの概要＞

劇場：アップリンク吉祥寺
住所：東京都武蔵野市吉祥寺本町1丁目5−1パルコ地下2階
時間：舞台挨拶は全て上映後の登壇です。

◇登壇スケジュール
12月15日（金）　福間雄二監督
12月16日（土）　窪塚俊介、清水萌茄、萩原朔美、福間雄三監督（マスコミあり）
12月17日（日）　土師野隆之介（リモート参加）、田中じゅうこう（プロデューサー）

福間雄三監督
12月18日（月）　八島諒、福間雄三監督
12月19日（火）　君澤透、藤夏子、福間雄三監督
12月20日（水）　清水萌茄、福間雄三監督
12月21日（木）　水島裕子、福間雄三監督
12月22日（金）　原將人（音楽・映画監督）、福間雄三監督
12月23日（土）　窪塚俊介、福間雄三監督
12月24日（日） 土師野隆之介（リモート参加）、蒼井染、福間雄三監督
12月25日（月）　名倉右喬、福間雄三監督
12月26日（火）　ほしのあきら（フィルム映像作家）、福間雄三監督
12月27日（水）　宇田川幸洋（映画評論家）、福間雄三監督
12月28日（木）　木村綾子（太宰治研究家）、福間雄三監督　　　【敬称略】

＜注意＞　学生（鶴田役）の土師野隆之介は海外留学中の為、リモートでの参加となります。

■劇場：前橋シネマハウス
（群馬県前橋市千代田町5-1-16 アーツ前橋上　３F）
■上映時間：10：00の回上映後
1月20日（土）　佐々木英子（前橋市民ミュージカル劇団）、堀口聡（前橋市民ミュージカル劇団）、福間雄三監督
1月27日（土）　萩原朔美、福間雄三監督

＜舞台挨拶の詳細に関しては、映画の公式サイトにて随時UPいたします＞
https://www.mikikan.com/

『未帰還の友に』

２０２３年１２月１５日（金）よりアップリンク吉祥寺ほか全国ロードショー

■イントロダクション
現在も多くのファンを作り、様々な作家に影響を与え、何本も映画化されている永遠のベストセラー作家・太宰治。彼が手がけた幻の名作短編「未帰還の友に」が没後75年を記念して初めて映画化されました。本作は太宰の作品としては珍しくストレートに反戦をテーマにしている点や、何度も取り上げている恋愛や友情を並行して描いている点が特異な原作で、さらに福間監督は当時の風俗として歴史に名を残している新宿ムーランルージュのエピソードを付け加えて、映画としてのオリジナルな物語を作り上げています。出征したまま未だ帰って来ない年少の友の身の上を思い、太宰を思わせる先生が懐かしく、にがく回想し、教え子の切ない恋愛と戦争によってちりぢりになってしまった二人のはかなさが描かれます。
監督は『女生徒・1936』の福間雄三、主人公の先生には大林宜彦作品などで異彩を放つ窪塚俊介、教え子鶴田に土師野隆之介、その他萩原朔美、水島裕子などが脇を固めています。

物語・・・
小説家の先生（窪塚俊介）を慕う学生たち。先生は中でも、鶴田（土師野隆之介）に特別に友情を感じるようになる。そんな中鶴田は出征が決まり、一時先生と酒を交わす時間が取れる。二人の常連の居酒屋の娘・マサ子（清水萠茄）は新宿ムーランルージュの舞台に立っていたが、鶴田との恋は手紙のやりとりで続いていた。だが出征が決まった鶴田は苦しみながらも彼女との別れを決心し、先生にそのことを告げるのだった‥。そして時代は戦争の泥沼の中で、多くの若者たちの犠牲を強いていく。