大阪へ愛をこめて~上映会
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上映前の実施となった今回の舞台挨拶だったが、本作鑑賞を心待ちにし、豪華キャスト登壇への期待で熱気が立ち込めた会場に6人が登壇すると客席からは感嘆の声が上がった。豪華キャストが揃い早くも興奮が止まない満席の客席に6人はそれぞれ思い思いの笑顔とリアクションで応えた。 2019年、魔夜峰央(まやみねお)の原作『このマンガがすごい!comics 翔んで埼玉』(宝島社/累計発行部数72万部)を二階堂ふみ・GACKTという強烈な個性を放つ主演二人により実写化し、興行収入37.6億円を叩き出した映画『翔んで埼玉』。その続編として絶賛公開中の『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』。埼玉解放戦線リーダー麻実麗を演じたGACKTは、「今日は皆さん、こうやって集まっていただきありがとうござます。麻実麗役を演じましたGACKTです…。何を話せば…。」と少し興奮した様子で笑顔を見せ、最初のあいさつに代えた。埼玉解放戦線員である下川信男を演じた加藤は「埼玉県人が大阪に来ていいのだろうかと、アウェーな空気になっていますが、今日は大阪の空気をいっぱい吸って帰りたいなと思っています!」と、普段馴染みのない大阪を精一杯楽しみたいという思いが伝わる挨拶だった。埼玉解放戦線員おかよを演じた益若つばさは「埼玉県越谷市生まれなのですが、まさか翔んで埼玉が関西にやってくるとは思いませんでした。前作はかなり埼玉がディスられているんですけど、今作はかなり関西の方に飛び火してますので、覚悟してご覧になってください…!」と上映前の観客を盛り上げた。現代パートに登場する埼玉県人内田智治を演じたアキラ100%はお馴染みのお盆の芸を披露し、「よいしょ!」と表を向いたお盆には〇さの文字が!アキラ100%らしい挨拶で会場の笑いを誘った。元大阪府知事を演じるモモコは、「元大阪府知事なんて大それたことをすると思いませんでした、ただの元暴走族です。」と爆笑をかっさらい、「一生懸命やりました。そしてセリフはオールカットされました!」とさらに畳みかけ会場はドッと揺れるような笑いが起こった。神戸市長を演じた藤原は「加藤さんがさっきアウェーやって言っていましたけど、関西の方は寛容なので全然ウェルカムだと思います。でもちょっと厳しいところもあって、私は正式には西宮生まれなので、あの人西宮やのに神戸市長言うてるわ!ていう人いっぱいいると思うのですけど!」とご当地ネタで関西人に伝わる笑いをしっかりとかっさらった。 公開初日の興行収入が前作比160%(全国エリア)のロケットスタートとなったこと、さらに、公開初日の関西エリアの興行収入が330%という驚異的な数字を記録したことを受け、GACKTは「3.3倍の人が観に来ている事と(ディスっている事で)敵に回していないかはイコールではないですよね…。前作はヒエラルキーがありましたけど、今回大阪はただの悪者になっています。」と関西好調の成績を聞いても尚、未だ心配が晴れない様子で大阪人の反応を探りつつ、しっかりと笑いを取った。加藤は「関西弁を喋ったり、関西に根付いたギャグをしたから、ビビってはいます。」とやはりこちらも大阪人からのリアクションが気になる様子…。益若は滋賀県での前作対比の興行成績が約1000%であることを挙げ、「私たちの想像以上の盛り上がりで凄く嬉しいです。」と素直に驚きを見せ、関西弁の指導をモモコ(ハイヒール)に受けたことに感謝を述べつつも、「私の関西弁がイマイチだったらモモコさんのせい…。」としっかりオチを付け、これにはモモコも「私のせい!?ほめてくれる話ちゃうの!?」とばっちり突っ込み、笑いのテクニックと仲の良さを観客に見せつけた。また、益若は「梅田ダンジョン」にまつわるセリフを一人で端の方で独り言のように何度も繰り返していたことをGACKTに暴露され、GACKTの益若モノマネは観客にも大盛況で拍手と爆笑が起こった。 公開2週目を迎え週末明け時点で興行収入は11億円を突破。関西への愛ある「ディス」も話題になっている本作について、周りからの反響を聞かれた藤原は「やっぱりありましたね。ネタバレにならない様に言いますと…」と少し思案してから、「和歌山、奈良、滋賀の方々のことをディスらなきゃいけないので、全国に向けて色んな人が来たら嬉しいなあ!という思いで思いっきりディスらさせてもらいました。」と今作を象徴するような、愛あるディスをまさに表現する言葉を残した。モモコは「初日観に行ったのですけど、すっごい人でビックリしました。上映回数アホちゃうかと思いました。でも皆さんいっぱい入ってくれて嬉しかったです。」と素直な喜びと感謝を伝えた。アキラは父親が滋賀県出身で、母親が埼玉県出身であることを告白し、「僕はこの映画のために生まれてきたんじゃないかと、お袋がめちゃくちゃ喜んでて嬉しかったです。」と一番近いファンからの温かい反応を明かした。 上映前という事でネタバレは控えつつ、これからご覧になる方、もう一度観たい方へ注目してほしいポイントを聞かれたGACKTは「いい表現で言うとオマージュ、普通に言うとパクリですね。」とここでひと笑いをかっさらいつつ、「(パクリが)沢山入っているので、いくつパクリが入っているのか数えていただくのはアリなんじゃないかと…。後こういう作品を作るときって許可を取るのが普通なんですけど、ほとんど許可を取っていない。(監督が)未だにクレームが入ってないと喜んでましたから、ボクは訴えられると思ってます。ボクの予想ではあと2週間くらいで公開中止になると思う。」と自虐ネタたっぷりで本作のぶっ翔びようがいかに凄まじいのかを熱をこめて語った。 イベントでは映画の大ヒット、関西エリアでの前作対比330%という驚異のロケットスタートを祝して鏡開きを実施!『翔んで埼玉』特別仕様の樽がステージ前に準備されると、6人はそれぞれ木槌を手にMCの「『翔んで埼玉』大ヒット!おめでとうございます!」という言葉に続き、「おおきに~!」と勢いよく樽を割った。樽の中にはなんとたこ焼きを模したたこ焼きボールが!6人はそこにサインを書き込み、映画を観に来てくださった関西のお客様への感謝をこめて、観客に手投げでプレゼント!6人が各々のサインを書きこんだ際には、GACKTが本日の日付(12/4)を誤って11月と書いてしまったことを加藤・益若が目ざとく見つけ、GACKTもまいったと言わんばかりに大笑いするという、前作からの絆を感じさせる場面もあった。会場にはたこ焼きが飛び交い、未だかつて見た事の無い光景にキャストも観客も大興奮。さらに、もう一つおまけにと6人の手に握られたたこ焼きボールはなんと作中にも登場する「くくる」のたこ焼き無料券付きという太っ腹!キャストからもう一度たこ焼きボールが投げられると、大阪人は大歓喜でたこ焼きボールをキャッチ。過去例を見ない舞台挨拶でのサインボールの演出に会場は驚きと熱狂に包まれた。 あっという間に時間は過ぎ、キャストを代表してGACKTが「今回はパート1(『翔んで埼玉』)に比べてかなりスケールアップしております。モモコさんもさっきおっしゃっていたようにエンドロールにいろんな方のお名前が出て来ます。ボクもエンドロールを見てアキラさんが出ているのを知りました。」とおどけ、すっかり温かくなった会場に笑いを起こすと、「他にも有名な方の無駄使いが凄いです。」とすかさず自虐ネタを入れ込み、「今日はゆっくりと堪能して、面白いところでは大声で、皆さん赤の他人だと思いますが、他人と、全然知らない人たちと笑いを共有して笑って、幸せな気持ちになるってなかなか経験することも無いと思うので、ここでめいいっぱい楽しんでもらえればなと思います。今日は本当にありがとうございました。」という愛にあふれた言葉で最後の挨拶を締めくくり、関西での大ヒットを支えた大阪での大ヒット御礼舞台挨拶は幕を下ろした。 |
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映画『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』大ヒット上映中
《プロローグ》 |
キャスト:GACKT 二階堂ふみ 杏 片岡愛之助 ほか
原作:『このマンガがすごい!comics翔んで埼玉』 魔夜峰央(宝島社)
監督:武内英樹(「のだめカンタービレ」シリーズ、「テルマエ・ロマエ」シリーズ、「ルパンの娘」シリーズほか)
脚本:徳永友一(「探偵の探偵」「僕たちがやりました」『かぐや様は告らせたい』シリーズ、『ライアー×ライアー』ほか)
©2023 映画「翔んで埼玉」製作委員会