完成披露上映会舞台挨拶結成当時のオリジナルメンバー揃ってのニューアルバム制作の舞台裏に迫ったドキュメンタリー『くるりのえいが』(10月13日公開)がついに完成! そして、9月26日には都内映画館で完成披露試写会が行われ、くるりの岸田繁、佐藤征史、森信行、そして佐渡岳利監督が参加しました。 |
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くるりの面々&監督登壇舞台挨拶という慣れない状況に緊張気味のくるりの面々。 岸田は伊豆スタジオで約30日間に渡って行われたレコーディングを振り返り「レコーディングは長時間に及ぶので、音楽だけでなく、食べる事も大事。食事も重要なエピソードとして出てきます」と予告すると、 大学のサークルで出会い、結成されたくるり。岸田は「曲もなく、初めて3人でスタジオに入ってギターをかき鳴らして“ギョエー!”と叫んだ時に、『ああ、これや!』という感じがあった。くるりの原点はその“ギョエー!”だったと独特に表現。佐藤は「結成した頃は遊びから生まれたものや自分たちが楽しいと思ったことをやるのが正義だった。今回のレコーディングでは自分たちがやっていて一番楽しいと思うことが出来た」と新鮮な面持ち。『THE WORLD IS MINE』(2002年)以来約20年ぶりにバンドに復帰した森は「学生時代にやりたくてもできなかったことが曲になったりして、その過程がこの映画にすべて入っている」と手応えを得ていた。 くるりの代表曲といえば、不朽の名曲として知られる『東京』や『ばらの花』が挙げられる。岸田は「この3人がくるりの基本形。今回のレコーディングを通して『この3人で皆さんに長い間愛してもらえている曲を作ったんだ』という誇らしい気持ちと安心感があった」という一方で、森が『東京』は衝動的な曲で、『ばらの花』は構築美の曲と分析。また、新曲『In Your Life』と『California coconuts』にまつわるエピソードを聞かれた岸田は、「作った本人としてはまだ全然わかってない。これからファンの皆さんに聴いて育てていっていただければ」と期待を込めた。 舞台挨拶後半では、くるり結成27年、デビュー25周年、そして「くるりのえいが」完成を祝して、くるりの名曲『ばらの花』にちなんで佐渡監督からメンバーたちにバラの花が1本ずつプレゼントされた。岸田は「ただ曲を作り、レコーディングをする。その姿を切り取っていただき映画になったけれど、完成した作品を観た時に佐渡監督とお仕事が出来て良かったと心から思った」と感謝。佐藤はくるりとしての紆余曲折を思い出しながら「音楽を続けていると色々なことが起こり、そしてこのように映画が生まれた。お互いに音楽を続けてよかったなと思える作品になりました」としみじみ。森も「くるりに戻って来て、こんなにも大勢の皆さんにレコーディング風景を見てもらえるなんて、僕が一番ビックリしています。何一つギミックのない映画で、すべてが真実でリアルに描かれています」と完成に胸を張っていた。 |
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入場者プレゼント解禁舞台挨拶中には入場者プレゼントの内容と同時配信限定特典の内容が解禁された。 配信特典■「ばらの花」と新曲「LV69」の秘蔵ライブ映像が配信特典に!LIVE HOUSE拾得50周年で演奏 |
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『くるりのえいが』2023年10月13日(金)より全国劇場3週間限定公開&デジタル配信開始
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出演:くるり
岸田繁 佐藤征史 森信行
音楽:くるり 主題歌:くるり「In Your Life」 オリジナルスコア:岸田繁
監督:佐渡岳利 プロデューサー:飯田雅裕
配給:KADOKAWA 企画:朝日新聞社
宣伝:ミラクルヴォイス
(c)2023「くるりのえいが」Film Partners