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完成披露上映会舞台挨拶

 
日本映画界を代表する脚本家・荒井晴彦が監督を務めた、綾野 剛主演最新作の映画『星と月は天の穴』が、12月19日(金)よりテアトル新宿他にて全国ロードショーとなります。
 
12月6日(土)テアトル新宿にて荒井晴彦監督作「火口のふたり」(19)「花腐し」(23)そして新作「星と月は天の穴」の先行オールナイト上映が行われ、荒井晴彦監督、柄本佑さん、そしてMCは俳優の吉岡睦雄さんが務めた。
『星と月は天の穴』完成披露上映会
 
完成披露上映会 舞台挨拶
日時 12月 6日(土)
場所:テアトル新宿
登壇:荒井晴彦監督、柄本佑 
MC:吉岡睦雄
 

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荒井晴彦監督、柄本佑 登壇

 
公開を2週間後に控えた12月6日、テアトル新宿で荒井晴彦特集上映オールナイトが行われた。19年公開の『火口のふたり』23年公開の『花腐し』そして19日から公開となる『星と月は天の穴』の先行上映と、3本の作品が上映される。
上映前に行われたトークショーには、上映作品全てに出演している柄本佑、MCには吉岡睦雄と親しい俳優たちに囲まれ、荒井監督もリラックスした笑顔。
まず荒井監督との出会いを聞かれた柄本は「おそらく初めての出会いは湯布院映画祭の荒井晴彦脚本特集の時だったと思います」と振り返る。「荒井さんに初めて会ったのは5歳の時。鮮明に記憶にあるのですが、湯布院映画祭って毎晩パーティーがあるんですね。お客さんも交えて一緒に映画の話をするんです。そのパーティーに親父(柄本明)と一緒に車で向かっているときに、とぼとぼ歩いている荒井さんがいて(笑)あの人大丈夫かな、って遠くから見ていました。それがまさかこんなに(作品で)お尻を見せることになるとは思っておりませんでした(笑)」と笑いを誘う。
『星と月は天の穴』完成披露上映会
吉岡から「柄本さんはどんな俳優ですか?」と聞かれると荒井監督は「天才」と一言。そして『火口のふたり』は、柄本の妻・安藤サクラがキャスティング候補に上がっていたという裏話を聞かせてくれた。「でも撮影が延びてしまって、その間に子どもができて、朝ドラも決まってしまったから・・・(笑)」と独特の荒井節に柄本もタジタジ。「荒井さんが僕が出てる舞台を見にきてくださったんです。『アライさん来てるよ、アライハルヒコさん』って言われて、えー!荒井さん見に来てくれたの!?と行ったら開口一番『お前、嫁の尻拭えよ』『火口だよ、やれよ』って(笑)」(柄本)と楽屋に押しかけられたエピソードを明かしてくれた。荒井脚本作品にも参加したことがなかった柄本は、そこから荒井組に参加、以降荒井監督作品には欠かせない俳優となっている。
荒井脚本の魅力について柄本は「ご本人を前にしてちょっと恥ずかしいし失礼かなとも思うんですけど、“可愛い”と思うんですよ。真ん中がすごくまっすぐなイメージがあります」と語る。
『星と月は天の穴』完成披露上映会
また、荒井監督は「吉岡はどうなんだよ」と振ると、台本を持ってきていた吉岡は『花腐し』の食事シーンの一節を読み上げ「食事シーンが事細かに書かれているじゃないですか。ベッドシーンでも体位まで書かれている。ほかの作品だと抱き合っているとか一言で書かれていることが多いじゃないですか。それであとは現場でやってみようということが多いと思うんですけど」と聞くと荒井監督は「どういうもの食べているかっていうのはキャラクターにとって重要じゃない?セックスもどういうふうにしているか、キャラクターにとって重要だから書いてるんだよね」と語ると、客席からも深い感嘆が聞こえた。
またベッドシーンについて聞かれた柄本は「もちろん触れ合うことだったりするから相手の女優さんに対して気を遣うということはあるけど、アクションシーンという捉え方ですかね。『火口〜』は特にアクションを作っていく感じでした」と振り返ると、荒井監督は「この人の親父は、俺が初めて監督やった『身も心も』(97)でかなりハードなベッドシーンでカット、オッケーと言ったら直後にサンダルを引っ掛けて、『どこ行くの?』と聞いたら『ちょっと子どもたち迎えに行ってきます』と。パッと切り替えがすごいです」と俳優の力について振り返った。
『星と月は天の穴』完成披露上映会
柄本は俳優としてももちろんのこと、ピンク映画、ロマンポルノまで幅広い映画知識の広さは映画ファンからも信頼を得ているが、荒井脚本のおすすめ作品として『ダブルベッド』(83)と『ベッド・イン』(86)を挙げた。それを聞いた荒井監督は「『ベッド・イン』は初めて字幕を入れた。今度(『星と月は天の穴』)もなんか字幕ばっかりだね」と意外なつながりを発見していた。
『星と月は天の穴』完成披露上映会
3作品に出演した柄本は「この映画に関しては、荒井さんの大胆さを感じました。どんどん大胆になっていっているなと感じます」と指摘すると、吉岡は「『花腐し』の撮影が終わったあとに、荒井さんがみんなへの挨拶で『また最高傑作を作ってしまいました』とおっしゃったんです。かっこいいと思って。で、実際見たら本当に最高傑作だったんです。そして『星と月は天の穴』を見て、荒井さんまた更新してしまった!と思いました」と語り、「荒井さん、今後他にまた撮りたい作品はあるんですか?」と尋ねられると「あるよ、あるけどね、寿命が・・・」と照れ笑いの荒井監督。
吉岡に「急いで撮らなきゃいけませんね」と言われると「ちょっとお金持ってきて!」と最後まで荒井節の効いた
トークで締め括った。
 

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映画『星と月は天の穴』

 
12月19日(金)テアトル新宿ほか全国ロードショー。
 
物語・・・
いつの時代も、男は愛をこじらせる――
小説家の矢添(綾野 剛)は、妻に逃げられて以来10年、独身のまま40代を迎えていた。離婚によって心に空いた穴を埋めるように 娼婦・千枝子(田中麗奈)と時折り軀を交え、妻に捨てられた傷を引きずりながらやり過ごす日々を送っていた。そして彼には恋愛に尻込みするもう一つの理由があった。それは、誰にも知られたくない自身の“秘密”にコンプレックスを抱えていることだ。そんな矢添は、自身が執筆する恋愛小説の主人公に自分自身を投影することで「精神的な愛の可能性」を探求していた。ところがある日、画廊で運命的に出会った大学生の瀬川紀子(咲耶)と彼女の粗相をきっかけに奇妙な情事へと至り、矢添の日常と心が揺れ始める。
星と月は天の穴
 

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綾野 剛  
咲耶  岬あかり 吉岡睦雄 MINAMO 原一男 / 柄本佑 / 宮下順子  田中麗奈
脚本・監督 荒井晴彦  原作 吉行淳之介「星と月は天の穴」(講談社文芸文庫)
エグゼクティブプロデューサー:小西啓介 プロデューサー:清水真由美 田辺隆史 ラインプロデューサー:金森保 助監督:竹田正明
撮影:川上皓市 新家子美穂 照明:川井稔 録音:深田晃 美術:原田恭明 装飾:寺尾淳 編集:洲﨑千恵子
衣裳デザイン:小笠原吉恵 ヘアメイク:永江三千子 インティマシーコーディネーター:西山ももこ 制作担当:刈屋真 キャスティングプロデューサー:杉野剛
音楽:下田逸郎 主題歌:松井文「いちどだけ」他 写真:野村佐紀子 松山仁 アソシエイトプロデューサー:諸田創 
製作・配給:ハピネットファントム・スタジオ 制作プロダクション:キリシマ一九四五 制作協力:メディアミックス・ジャパン 
レイティング:R18+
上映尺:122分
©2025「星と月は天の穴」製作委員会 
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