映画情報どっとこむ ralph

公開記念舞台挨拶

博多華丸・富田靖子主演、江口カン監督作『映画 めんたいぴりり〜パンジーの花』。

日本ではじめて明太子を売り出した「ふくや」創業者の実話を元にした博多を舞台に描くホームコメディの待望の劇場版第2弾となる『映画 めんたいぴりり~パンジーの花』が九州先行公開に続いて全国公開を迎えた。

6月9日(金)、東京・新宿の新宿バルト9にて公開記念舞台挨拶が行われ、博多華丸、富田靖子、瀬口寛之、博多大吉、森永悠希、余貴美子、江口カン監督が揃って登壇しました。
映画 めんたいぴりり~パンジーの花
日時:6月9日(金)
場所:新宿バルト9
登壇:博多華丸、富田靖子、瀬口寛之、森永悠希、博多大吉、余貴美子、江口カン監督

映画情報どっとこむ ralph

この日の客席には、九州出身だという観客も多く、さらには出演者やスタッフ陣の姿も。“おかみさん”こと千代子役の富田さんは、客席に座っている次男・勝役の菊池拓眞くんからプレゼントしてもらったという折り紙を腰にぶら下げて満面の笑みで登壇!

華丸さんは、20019年公開の劇場版第1弾に続く続編映画の公開に「(2013年にドラマで)最初にやった時は、続いたらいいなとは思ってましたけど、まさかここまで賞味期限長いとは夢にも思っていませんでした」と感慨深げ。昨年の夏に久々にメンバーが再会して撮影が行われたが「ふくのやのメンバーは奇跡的にあか抜けなくて(笑)、良い意味で成長を止めているので、10年前と変わらない雰囲気で撮影できました。変わらない良さを改めて感じました(笑)」と冗談交じりに撮影を述懐する。

富田さんも「いつも通りにちゃぶ台の自分の席でごはん食べる感じで、いつも通りに撮影ができました」と10年が経っても変わることなく撮影に臨めたと明かしつつ、華丸さん演じる主人公・俊之の夢に出てくるめんたいの妖精スケトウダラを演じた大吉さんに関して「毎回、メイクが素敵になっていて、そこだけは毎回(変化を)楽しみにしています」とニッコリ。これに大吉さんは「あの頃は40代でしたけど、いまは50代なんで、今回、メイクはメチャクチャ濃いです(笑)」と返し、会場は笑いに包まれる。

瀬口さん演じる八重山は、今回の映画で重大な転機が訪れるが、瀬口さんは「ちょっと八重山が恋をしまして…(笑)。最初に台本を読んだ時、『大丈夫か…?』と思いましたけど、頭に浮かんだのは10年前のドラマでおかみさんが言った『一生懸命生きてる人間にキレイも汚いもなか!」というセリフで、一生懸命恋をしようと思いました!」と少し照れくさそうに語る。

富田さんはそのセリフを「覚えとらん(笑)」と首を傾げつつも「今回は、(八重山が)世界の中心で叫んでますから。おとな女子はキュンキュンしました!」と太鼓判。これに華丸さんが「いつから福岡市早良区が世界の中心になったんですか? 藤崎駅と室見駅の間ですけど…」とツッコミを入れ、会場は爆笑に包まれる。

その一方で富田さんは“恋の話”がこの『めんたいぴりり』で描かれることについて「10年経ったなと思いました。そこ(=恋バナ)に私たちは入れませんでしたね(笑)。『もうよか』って感じで。ちょっぴり寂しかったですけど、恋の話は若いみなさんにお任せして、後ろでキュンキュンしてました」と少しの寂しさと感慨を口にする。

大吉さんも「華丸さんに『今度の映画のストーリーは?』って聞いたら『八重山さんのラブストーリーだ』と言われて、それを聞いた時は『無理だろ? そんなの誰が見るんだよ!』と言いましたけど、映画を観てジンとしました。今回、(八重山の)アップもメチャクチャあるんですよ。まさか大画面で…。10年くらいの軽~いお付き合いもあって、勝手に応援してたんで『よかったね』と思いました」と独特の表現で祝福の言葉を贈る。

今回、ゲストとして出演している森永さんは本作への出演について「10年ほども愛されてる作品の中に入らせていただけるということで、やっぱり制作陣にも愛がないといけないし、見てくださる方々にも愛されてないと、ここまで続けることできないと思うので、本当に愛がたくさんある現場だなと思いながら、短い期間でしたが愛情をたくさんいただき、幸せ感じながら過ごしてました」と充実の表情を見せる。

同じくゲストで出演した余さんはたこ焼き屋台の店主の役ということで「いっぱい焼いて練習しましたし、屋台を引くのも福岡の言葉もいっぱい練習しました」と述懐。森永さんと同じく、現場の雰囲気に感激したようで「本当にみなさん、映画の中の人たちと同じように優しいんです」と嬉しそうに振り返る。華丸さんも現場で余さんお手製のタコ焼きを食べたそうで「素晴らしかったです。『よ(=余)! 日本一(笑)!』と言わせていただきたいです」と語る。

そして、めんたいの妖精・スケトウダラとして名演(?)を見せている大吉さんは、今回の役作りについて「毎回、思うんですけど、役作りって背景を考えて、台本を読み込んでいくんですよね? それをやろうと思ったんですけど、僕はいきなりライバル企業の商品を持って出てくるんですよ…。何度読み込んでも意味わかんない(苦笑)。江口さんやスタッフさんに『いいんですか?』と聞いても、江口さんは僕には甘くてすぐにOK出すんです…」と困惑を口にするが、江口監督は「僕は楽しんで見てるだけです」と大吉さんのシーンに関してはほぼお任せ状態だったと明かす。

ちなみに江口監督は、少し前からNetflixで配信中のドラマ「サンクチュアリ -聖域-」を監督しており、映画『ザ・ファブル』シリーズの監督としても知られるが、それらの作品とは全くタイプの異なるほんわかしたコメディである「めんたいぴりり」を10年にもわたって手がけてきたことについて「それ(『めんたいぴりり』)以外の作品は、血まみれの力士が出てきたり(『サンクチュアリ』)、殺さないと言いつつ殺しちゃう殺し屋が出てきたり(『ザ・ファブル』)するのが多いので、こういう優しくていい話を作らないと、僕の人気が怪しいなと…」と説明。

この言葉に華丸さんは「つじつま合わせでこれ作ってるんですか!?」とツッコむが、江口監督は「バランスと言ってください。僕の中の優しさを何年間か取っておいて、これにバンっとぶつける感じです」と開き直る。

華丸さんは、改めて福岡から全国へと飛び出した本作について「最初は九州、福岡県のみのドラマだったんですけど、こうやって少しずつ、10年をかけて世に出て、まさか新宿で舞台挨拶を…。感激してます。日本の中心でこうやってやらせていただけることに成長を感じています」と、10年間の成長を感慨深げに振り返り、最後まで笑いに包まれた舞台挨拶は幕を閉じた。

映画情報どっとこむ ralph 『映画 めんたいぴりり~パンジーの花』

全国公開中。
めんたいぴりり パンジーの花

***********************************

出演:博多華丸 富田靖子
斉藤優(パラシュート部隊) 瀬口寛之 福場俊策 井上佳子 増永成遥 菊池拓眞 
酒匂美代子 ゴリけん
博多大吉(友情出演) 地頭江音々(HKT48) 森永悠希 余貴美子
監督:江口カン 脚本:東憲司・江口カン
配給:クロックワークス
©︎2023「めんたいぴりり」製作委員会
関連記事:




良かったらランキングUPにご協力ください。
  にほんブログ村 映画ブログ 映画情報へ    にほんブログ村 アニメブログ アニメ情報へ