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初日舞台挨拶2007年には初めて「そして春風にささやいて」が実写映画化されて大きな話題を呼び、2009年に「虹色の硝子」、2010年に「美貌のディテイル」と「Pure 〜ピュア〜」が立て続けに制作され、2011年にシリーズ完結となる「あの、晴れた⻘空」まで、全5作が劇場公開されました。 そんな伝説のBL(ボーイズラブ)小説が発売されてから31周年を迎える今年、待望の劇場映画の新シリーズが始動。小説『タクミくんシリーズ』が新たに『タクミくんシリーズ 長い長い物語の始まりの朝。』というタイトルで実写映画化され、5月27日(土)劇場公開となりました。 この度、劇場公開を記念して、初日となる5月27日に、シアター・イメージフォーラムにて、ダブル主演の森下紫温、加藤大悟、そして横井健司監督を招いて初日舞台挨拶が行われました。 |
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森下紫温、加藤大悟、横井健司登壇上映終了後に行われた舞台挨拶。
さらに加藤は、主題歌「0%(ゼロ)」も担当するという初もの尽くしの作品。森下が「まるでギイが歌っているような感じ。大悟くんはめちゃくちゃ歌が上手いし、尊敬できるし、憧れです」と羨望の眼差しを向けると、客席からも自然と歌声を求める雰囲気に。 加藤と言えば、ミュージシャンとしても活動し、今年5月には2度目となるソロライブを行うなど、歌唱力には定評がある。「えー」と照れくさそうにしつつも、アカペラで主題歌を美しい歌声で熱唱すると、会場からは大きな拍手が巻き起こる。 その後、撮影中のエピソードに話が進むと、美しいキスシーンの話題に。加藤は森下とのシーンを振り返ると「実は何度もしているんですよ」と明かすと「いろいろな角度から、二人で話し合ってアイデアを出しながらやりました。終わったあと見つめ合う空気感が大好きでした。紫温ちゃんが緊張しているのがとても愛くるしかった」とコメント。 森下は「キスシーンの前の日に、大悟くんが家に誘ってくれて、台本の読み合わせをしたんです」と裏話を披露すると、「僕が初現場で演技も初で分からないことだらけだったのですが、大悟くんがお芝居に対する考え方やアプローチ方法などを話してくれて、その都度引っ張ってくれたおかげで、成長することができました」と感謝を述べていた。 森下の言葉を照れくさそうに聞いていた加藤は「僕も先輩から教えていただいた言葉を紫温ちゃんに流しただけ。二人で一緒に考えながらディスカッションをしながら作っていったんです」とあくまで二人で作品を作り上げていったことを強調していた。さらに加藤は「紫温ちゃんはキュって小さくなっているけれど、僕のデビュー当時の姿を見ているよう。僕も最初怖かったので。そんな紫温ちゃんが、僕としゃべることで、どんどん開放されていく姿が可愛くて……」と熱い視線を投げかけると、森下も照れくさそうに加藤を見つめ返していた。 またお互いの役との共通点を聞かれた森下は「ギイはみんなから尊敬されて好かれている。大悟くんも現場の中心にいて場の空気を作ってくれる方。だからこそ、ギイを演じられるんだろうなと思いました」と感想を述べる。 加藤も「自分の初めてがいっぱい詰まっている作品が、全国で上映されることがこの上ない幸せです。ぜひ僕らのタクミとギイを観ていただければ」と思いを語っていた。 |
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『タクミくんシリーズ 長い長い物語の始まりの朝。』公式ウェブサイト: 公式Twitter: 小説『タクミくんシリーズ』が新たに実写映画化。 シリーズ累計発行部数500万部を超える大人気小説「タクミくんシリーズ」は、1992年5月から2014年3月まで、小説「タクミくんシリーズ」として全28巻が刊行され、2016年3月から2017年2月にかけて『タクミくんシリーズ 完全版』としてこれまでの物語を時系列順に収録された全11巻におよぶファン必携の文庫新装版が刊行。さらに 2014年12月より大人になった託生やギイたちを描いた「崎義一の優雅なる生活」が現在5巻まで刊行されています。 名門の全寮制男子校に通うふたりの男子校生が、さまざまな事件を経て、ついに恋人同士になる学園ラブストーリーは、コミックス化や、カセット・CD化、舞台化されるまでに至り、一大ブームを巻き起こした。 その後2007年に初めて「そして春風にささやいて」が実写映画化されて大きな話題を呼び、2009年に「虹色の硝子」、2010年に「美貌のディテイル」と「Pure ~ピュア~」が立て続けに制作され、2011年にシリーズ完結となる「あの、晴れた青空」まで、全5作が劇場公開されています。 |
出演:森下紫温 加藤大悟
中山咲月 高橋璃央 野口友輔 植村颯太 永島龍之介 坪倉康晴 木津つばさ
原作:ごとうしのぶ(「暁を待つまで」「そして春風にささやいて」「長い長い物語の始まりの朝。」/角川ルビー文庫刊)
原作イラスト:おおや和美
監督:横井健司
脚本:金杉弘子
製作:「タクミくんシリーズ」製作委員会
©2023 ごとうしのぶ/KADOKAWA・「タクミくんシリーズ」製作委員会