映画情報どっとこむ ralph

公開記念舞台挨拶

26日(金)より全国272館で公開を迎えた本作を記念し、公開記念舞台挨拶が行われ、主人公の人気漫画家・岸辺露伴役の高橋一生、露伴の担当編集・泉京香役の飯豊まりえ、青年期の露伴が出会う謎めいた女性・奈々瀬役の木村文乃、漫画家デビューしたての青年期の岸辺露伴役の長尾謙杜(なにわ男子)、ルーヴル美術館の職員、エマ・野口役の美波、そして監督の渡辺一貴が登壇しました。
『岸辺露伴-ルーヴルへ行く』公開記念舞台挨拶
『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』公開記念舞台挨拶
日時:5月27日(土) 
会場:TOHOシネマズ六本木ヒルズ
登壇:高橋一生、飯豊まりえ、木村文乃(リモート登壇)、長尾謙杜、美波、渡辺一貴監督

映画情報どっとこむ ralph 高橋一生ら登壇

主人公の人気漫画家・岸辺露伴役の高橋は、満員御礼の会場に向けて「昨日からの公開で凄く盛況とのことで嬉しく思っています。これだけ期待して待っていてくれた方々がいらっしゃったのだと胸を熱くしております。今日もこの舞台挨拶のために9万2千人の方がご応募してくださったそうです」と熱烈な注目度の高さに感激。また、印象的なシーンの話題になると、高橋は2日間に渡って行われたルーヴル美術館ロケを回想し、「ルーヴル美術館内で撮れたのは幸福だったと思います。出てくる生き物までお芝居をしてくれていました。繊細な動きをCGなしでやってくれたので、あの生き物は影の立役者だと思います」と撮影時のエピソードについて明かした。

続いて、露伴の担当編集で露伴の取材にいつも付き添う泉京香役の飯豊は「人のいないルーヴル美術館を体験できたのは貴重な時間でした」と高橋と同じくルーヴル美術館内での撮影を思い出に挙げ、ルーヴル美術館文化メディエーション部の職員で、日本からやってきた露伴と京香をアテンドするエマ・野口役の美波も「閉館後の夜から朝にかけて撮影したので、途中でちょっと変なテンションになった。でも楽しかった」と話し、邦画では今回で2作品目に許可が下りた貴重なルーヴル美術館での撮影に心躍らせた様子。

また、露伴が青年期に出会う謎の女性・奈々瀬役の木村と、漫画家デビューしたばかりの頃の青年時代の露伴を演じた長尾は福島の会津で行われた老舗旅館でのロケを回想し、木村が「日本の会津もパリに負けていなかった」と振り返れば、長尾も「歴史ある素敵な旅館はまるで原作の中に入ったかのような場所で、その世界観の中で撮影できて楽しかった」と報告。加えて長尾は木村から「露伴の若い頃はこうだったと思わせる立ち振る舞いが素晴らしかった」とその演技力を賞嘆されると、「木村さんは漫画で見た奈々瀬さんそのものでミステリアス。触ったら消えてしまいそうで凄いと思った」と返礼し、現場の雰囲気の良さも伺わせた。続けて、渡辺監督は初の長編劇場作品となった本作の撮影について「すべてのシーンが思い出深い。ロケハンも楽しくて、運命的な出会いもありました。会津ではロケハン最終日に行ったところで幻想的な場所を見つけることができた。撮影場所に恵まれた作品です」と胸を張り、ロケハンから撮影までの出来事を回顧した。

イベントでは、この世で「最も黒い絵」にまつわる謎に迫っていくストーリーにかけて“黒”にちなんだトークも展開。高橋は撮影中に美波から「一生さんって黒いですよね。目の中が井戸の底のようだ」と言われた事を明かし「それに対して僕は『自覚しております』と言いました。今稽古中の別の現場でもある女優さんから『目の奥が真っ黒』と言われたので、『そうでしょうね』と言いました。もう“黒 一世”でいいと思います」と認め、会場が笑いに包まれる場面も。一方、関西生まれの長尾は「お店で買い物をするときに、ほかの店の方が安いのでは?と値段を気にしてしまう。僕はケチで黒いと思います。値段はしっかりと見ます」と告白し、トップアイドルの意外な倹約家ぶりを明かした。

あっという間に終了の時間が迫り、最後に主演の高橋は「この作品は娯楽作品です。娯楽作品は人の心を動かしえるものだと思っています。この役をいただけたのであれば、はっきりとした虚構の世界で夢の世界を皆さんに見ていただいて、現実に生きる力を携えていただきたいと3年間やってきました。その集大成がこの作品には詰まっています」と思い入れたっぷりにアピール。作品の消費スピードが速まっている時代性に触れながら「これは原作にも書かれていることですが、露伴の露には儚いという意味が込められているそうです。僕は俳優としてその儚いものと共に過ごしていきたいと思っています。皆さんも皆さんなりにこの儚いものと共に過ごしていただき、『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』を長く大切にしていただきたいです」と呼び掛け舞台挨拶を終えました。

映画情報どっとこむ ralph

『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』

公式サイト:
https://kishiberohan-movie.asmik-ace.co.jp

相手を本にして生い立ちや秘密を読み、指示を書き込むこともできる特殊能力“ヘブンズ・ドアー”を備えた人気漫画家・岸辺露伴が遭遇する奇怪な事件に立ち向かう姿を描いた、シリーズ累計発行部数1億2千万部超を誇る荒木飛呂彦の大人気コミック「ジョジョの奇妙な冒険」から生まれた傑作スピンオフ「岸辺露伴は動かない」。20年末より高橋一生を主演に迎え実写ドラマ化され、毎年放送されるごとにTwitterトレンド1位を獲得するなど大反響、その制作チームがフランスと日本を股にかけ、劇場長編映画に挑む!それは―美の殿堂、フランスのルーヴル美術館を舞台に展開される、荒木飛呂彦初となるフルカラーの読切で描かれた人気エピソードにして岸辺露伴最大の事件。

物語・・・
特殊能力を持つ、漫画家・岸辺露伴は、青年時代に淡い思いを抱いた女性からこの世で「最も黒い絵」の噂を聞く。
それは最も黒く、そしてこの世で最も邪悪な絵だった。時は経ち、新作執筆の過程で、
その絵がルーヴル美術館に所蔵されていることを知った露伴は取材とかつての微かな慕情のためにフランスを訪れる。
しかし、不思議なことに美術館職員すら「黒い絵」の存在を知らず、データベースでヒットした保管場所は、今はもう使われていないはずの地下倉庫「Z-13倉庫」だった。
そこで露伴は「黒い絵」が引き起こす恐ろしい出来事に対峙することとなる…
岸辺露伴 ルーヴルへ行く
『岸辺露伴-ルーヴルへ行く』

***********************************

出演:高橋一生  飯豊まりえ / 長尾謙杜 安藤政信 美波 / 木村文乃
原作:荒木飛呂彦「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」(集英社 ウルトラジャンプ愛蔵版コミックス 刊)
監督:渡辺一貴
脚本:小林靖子
音楽:菊地成孔/新音楽制作工房
人物デザイン監修・衣裳デザイン:柘植伊佐夫
製作:『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』 製作委員会
制作プロダクション:アスミック・エース、NHKエンタープライズ、P.I.C.S. 
配給:アスミック・エース
© 2023「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」製作委員会 © LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社

関連記事:




良かったらランキングUPにご協力ください。
  にほんブログ村 映画ブログ 映画情報へ    にほんブログ村 アニメブログ アニメ情報へ