短編映画『MIMI』プレミア上映会職業やジャンル、メジャーとインディーズの垣を超えた新しい映画製作に挑戦する短編映画制作プロジェクト《MIRRORLIAR FILMS》と、最先端テクノロジーからアートを生み出すクリエイティブファーム《THINK AND SENSE》が榊原有佑監督の短編映画『MIMI』(読み方:ミミ)を特別制作いたしました! 5月21日(日)に短編映画『MIMI』のプレミア上映を実施! 映画『MIMI』プレミア上映実施日程:5月21日(日) |
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阿部進之介ら登壇まずは『MIRRORLIAR FILMS』発起人の一人である山田孝之がビデオレーターで挨拶。 俳優の青年(横浜流星)とカウンセラー(阿部進之介)の会話劇を、最先端のAI技術を駆使して描いた『MIMI』。伊藤プロデューサーは「横浜さんから『スケジュールに余裕が出来そうだから短編映画を撮りたい』という連絡をもらった」と本作の製作経緯を明かし、榊原監督は「“俳優は鏡をも騙す”というワードからインスピレーションを受けたものを撮りたいと思い、急いで脚本を書きあげました。役者が役作りをする過程をフィクションとドキュメンタリーを交えて捉えたいと思った」と狙いを語った。 『MIRRORLIAR FILMS』発起人の一人で、カウンセラー役の阿部は本作が「俳優の役作り」を描いている点に触れて「俳優としては普段どんな役作りで役を演じているのかは言いたくないもの。しかしどのような工程を経て映画が出来ているのかということを映画を通して伝えるというコンセプトは面白いと思った」と興味を抱いた。 俳優の青年が次に演じる役という難しいキャラクターを演じた森永。2人が対峙する列車のシーンはほぼアドリブで行われたという。「作品の中ではコンパクトにまとめられていますが、実際は5分から7分くらいの長回しで撮りました。その間、ずっとエチュードをやり続けた。(横浜と)役について共通認識を持って演じたものの、相手のセリフに対して自分ではなく役として返さなければいけないのでパニックになった」と苦笑い。榊原監督が「列車の場面はテイクを重ねたのでトータルで30分くらい撮った」と撮影を振り返ると、阿部は「監督も酷なことをするなあ~と思った」と森永の奮闘をねぎらっていた。 助監督役の山下は「歴史もあって人との繋がりの濃い『MIRRORLIAR FILMS』の中に自分が混ざっていいものかという不安はあったけれど、撮影地の蒲郡市の方々もキャスト・スタッフの方々も温かくて、自分自身も一歩前進できた気がする」と周囲の支えに感謝。助監督という設定だけにカチンコ打ちも初体験し「打ち方が上手いと伊藤さんから褒められました!」と笑顔を浮かべると、阿部から「上手くできない助監督もいるのに、彼は1時間でマスターした」と驚かれ、榊原監督も「現場での声掛けも本物の助監督のよう。撮影後も助監督として残って欲しかった」と山下の意外なセンスを認めていた。 そんな中、主演の横浜から以下のようなコメントが届いた。「山田孝之さんが発案したMIRRORLIAR(俳優は鏡をも騙す)という言葉の意味を自分なりに受け止め、演じさせて頂きました。企画段階から脚本開発、役のキャラクター、企画へのアイディアなどを出させて頂き、作品作りへ一歩深く踏み込んだ形でも携わらせて頂き、とても有意義な時間を過ごせました」。 これに伊藤プロデューサーは「脚本開発の段階から参加してくれて、キャラクターに関する提案やキャッチコピーの提案、編集部分にも関わってくれた。森永さんへのオファーも横浜さんからの提案」と本作への横浜の思い入れを紹介。榊原監督は「事前の話し合いの場でも現場でもアイディアを提案してくれた。僕がポイントだと思っていることも言わずとも理解してくれて芝居で見せてくれた」と俳優・横浜流星のスタイルにすっかり惚れ込んでいた。 本作でのAIなどの技術面を担う稲葉は「大金をかければ傑作が生まれるというのは間違い。お金ではなく技術面でチャレンジした作品をこれからも届けていきたい」と『MIMI』の今後の広がりに期待。同じく松山も「映画とテクノロジーという異なるクリエーションを組み合わせて新しいものを作る試み自体がユニーク。アウトプットもユニークになる本プロジェクトに参加できるのは嬉しいことで、これから先の展開にも期待してほしい」とアピールしていた。 |
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短編映画『MIMI』-MIRRORLIAR FILMS 鏡の奥を探る-2024年春公開予定『MIRRORLIAR FILMS Season5』収録のほか 短編映画『MIMI』作品概要
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出演:横浜流星、阿部進之介、森永悠希、山下幸輝/山田孝之
監督・脚本:榊原有佑
15分
製作:MIRRORLIAR FILMS PROJECT/ティーアンドエス