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完成披露上映会

“青春“が若者だけの特権だったのは一昔前の話。今や人生100年時代。打ち込むことがあれば、かなえたいことがあれば、いつだって青春を生きることができる! 令和の時代に誕生する、シニアが奮闘するエンタメムービー『それいけ!ゲートボールさくら組』が、5月12日(金)全国公開となります。

この度、4月18日(火)には新宿ピカデリーで、藤竜也、石倉三郎、大門正明、森次晃嗣、小倉一郎、山口果林、田中美里、野田孝則監督ら豪華キャスト・スタッフが集結する『それいけ!ゲートボールさくら組』の完成披露上映会が行われました。
それいけ!ゲートボールさくら組_完成披露
映画『それいけ!ゲートボールさくら組』完成披露上映会
日時:4月18日 (火)
場所:新宿ピカデリー
登壇:藤竜也、石倉三郎、大門正明、森次晃嗣、小倉一郎、田中美里、山口果林、野口孝則監督

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藤竜也ら超ベテラン俳優陣が勢揃い

映画上映前、大勢の観客で埋まった会場内に、百戦錬磨の超ベテラン俳優陣が勢揃いした姿は圧巻! そんなつわものの俳優陣を代表した藤が「この作品はコロナの渦中で撮影したものですが、コロナを吹き飛ばすくらいのテンションでもって、わたしども全員で演技をしております。楽しい映画となっておりますので、どうぞお楽しみください」とあいさつ。さらに森次が「この年で一生懸命頑張ったので、大変面白く仕上がっています。ぜひお楽しみください!」と切り出すと、「実はこの映画、初共演の人が多くて。石倉ちゃんも大門ちゃんも初共演、藤竜也さんも初共演でしたが、とっても楽しく現場をやらせていただきました」と述懐。さらに小倉が「今までいろんな俳優さんと共演してきましたけど、こんなにじいさんばかりと共演したのは初めて……って、自分がじいさんだということを忘れていますが」と笑いながら語ると、「いろんな世代の方に楽しんでいただける、楽しい映画になったと思います。ごゆっくりお楽しみください」と観客に呼びかけた。
 そしてそんな個性豊かなメンバーのあいさつを聞いていた野田監督は、「皆さん、僕が子どもの頃からスクリーンやブラウン管の中で観てきた人たちばかり。心地よい緊張感が続く中でも、毎日が楽しい感じで。すごくいい現場に恵まれたと思います」と晴れやかな顔を見せた。

 実際にゲートボールを体験してみて、「わたしはゲートボールをなめてましたね。わたしと同じくらいの年齢の人がやるからたいしたことないかと思ったら、本当に大変でした」と振り返った藤は、「最初のゲートに通さないとゲームがスタートしない。わたしはめったにNGを出す俳優じゃないんですが、今回はNGを出しましたね」と苦笑い。藤竜也といえば、徹底した準備やリサーチをもとに役作りをする俳優として定評があるが、この作品でもそのスタイルで進めようと思い、野田監督に「どこかのゲートボールのクラブに講義をお願いして。練習したいんですけど」と打診したところ、野田監督からは「いや、そんな必要はありません、CGで球はどこにでも行くようにしますから」という返事だったという。そこで藤が「『ああ、そうですか。じゃいいんですね』と言ったら……本当にねぇ」と釈然としない様子で抗議すると、石倉も「本当に大変でしたよ」と苦笑い。

 だがそんなキャスト陣の圧力に耐えきれなくなった野田監督はあわてた様子で「皆さん、お年を召されると自分に都合のいいことだけが記憶に残るようで。もちろん本当にやっていただきますと。ただ撮影時間にも限りがありますから。“最悪の場合は”CGでやりましょうと言ったんです」と真相を語ると、登壇者たちを含めて会場内は大笑い。だがそんなチームさくら組のプレイについては、「その最悪の場合というのはほとんどなかったですね。本編はガチですよ。チームさくら組のプレイではCGは一切使っておりません」と誇らしげに語る野田監督。石倉も「これは本当にちょっとしたもんですね。でもわたしも本当になめてましたから。こんなにすごいとは思ってなかったですね」としみじみ付け加えた。

 一方、山口は本作ヒロインとしてチームさくら組を支える元ラグビー部マネジャー・サクラを演じ、田中がその娘の春子を演じている。その共演について山口が「ともにNHK朝の連続テレビ小説の主役出身という共通点があるんです。親子ほど年代は違うんですが、老いては子に従えで、(山口が朝ドラで演じた「繭子ひとり」の主人公)“繭子”としては、しっかりものの(田中が朝ドラ「あぐり」で演じた主人公)“あぐりさん”に頼り切ってしまいました」と語ると、田中も「山口さん演じるサクラが、娘役のわたしから見てもとてもチャーミングなんです。こんなすてきな歳の重ね方をしたいなというようなサクラになっていると思います」と返した。

 そして本編では、森次の代表作である「ウルトラセブン」にオマージュを捧げたシーンも登場する。野田監督が「森次さんのために赤い老眼鏡をご準備させていただきました。脚本のト書きには、“文字が見えづらいのか、気合とともに、真っ赤な老眼鏡をかける”と書いていて。そこでやってもらいましたね。きっとモロボシ・ダンが今でも地球にいて、この年齢になっていたら、こういったウルトラアイのかけかたをするんじゃないかなと思って。スタッフ一同、感涙にむせび泣いてました」と切々とその思いを語ると会場から拍手が。それを受けた森次も「なんか監督が望んでいるなと思ったので。コメディーだから、これくらいなら皆さん、面白おかしく想像してくれるのかなと思ってやりましたね」と貴重なシーンの撮影を振り返った。

 そして歳を重ねてぷっくらとしたおなかが印象的な森長を演じた大門も「いつもならやせなきゃと思うんですけど、この作品をやっている時は、何の心配もなく飲み食いしていましたね。今よりも5キロくらい太っているかもしれない。今はまたやせなきゃと思っていますけどね」と笑うと、野田監督も「あれは演出です。太ってください、食べてくださいとリクエストしまして。見事にやってくださって、大門アプローチというやつですね」と満足げにしていた。

 そして最後のメッセージを求められた野田監督は「この映画のテーマに掲げさせていただいたのは、『人生には、遅すぎることなんて
ひとつもない!』ということ。出ている方がまあまあお年を召された方が多いので、高齢者向けのメッセージだと捉えられる方もいらっしゃると思いますが、わたしとしては全年齢層に向けたメッセージだと思っています」と語ると、藤も「大いに笑っていただいて。元気をもらうような映画になっていると思います。もしご覧になって面白いということになりましたら、ぜひお知り合いの方に宣伝をお願いします」と観客に呼びかけた。

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『それいけ!ゲートボールさくら組』

5月12日(金) “笑顔満開”ロードショー

主演を務めるのはスクリーンデビューから60年、『愛のコリーダ』(1976)や『龍三と七人の子分たち』(2015)など昭和から令和の現在まで活躍し続け、様々な主演作や代表作を排出してきた日本を代表する名優・藤竜也(81)。

令和となっても俳優としての気力は留まることを知らず、80代となり最初の主演映画となる本作では、青春時代の友である元ラグビー部マネージャー・サクラが経営するデイサービス“桜ハウス”の倒産危機を知り、今自分達ができることで手助けしようと奮起。かつての仲間達を集結させて、どういう訳か「チームさくら組」を結成しゲートボール大会に出場して優勝を目指す主人公・織田桃次郎役を演じる。
そして高校時代からの元ラグビー部仲間には、歴戦のつわもの俳優・石倉三郎(76)、大門正明(73)、森次晃嗣(79)、小倉一郎(71)らが個性豊かなキャラクターで登場!平均年齢76歳・合計380歳の超ベテラン俳優陣が、所狭しとスクリーンで大暴れだ!さらに山口果林や田中美里も「チームさくら組」の一員として華を添える。他にも、桃次郎たちのかつてのラグビー部仲間で今は亡き盟友役として毒蝮三太夫(特別出演)や、その孫娘で桃次郎たちにゲートボールをスパルタ指導する高校生・嶋田七海役に本田望結、さらには、生前ゲートボール愛好家としても知られていた落語家・三遊亭円楽(友情出演)が名を連ねる。超ベテラン俳優陣が繰り広げる勧善懲悪、人情喜劇が、今年、大フィーバーの予感だ!

STORY
人生には、遅すぎることなんてひとつもない!

かつて高校ラグビーで青春を謳歌ジーサンたちが、60年ぶりに集結!マネージャーだったサクラが経営するデイサービス“桜ハウス”が倒産危機と知り一念発起!

衰えなんてなんのその、友情復活!青春復活!体力復活? 今の自分達ができることで手助けしようと、試行錯誤の末にたどり着いたのは……
ゲートボール大会に出場して優勝を目指すことだった!けれど、ジーサンたちの前に悪徳ゼネコン企業の陰謀が渦巻き、あっちもこっちもピンチの大連続!
硬いチームワークで困難を乗り越え、桜ハウスを救うことはできるのか?

笑いあり、希望あり、感動ありのスポ根人情コメディが、きっと日本の未来を明るく照らす!
それいけ!ゲートボールさくら組

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藤竜也
石倉三郎 大門正明 森次晃嗣 小倉一郎 
田中美里 本田望結 木村理恵 / 赤木悠真 川俣しのぶ 中村綾 直江喜一
特別出演:毒蝮三太夫 友情出演:三遊亭円楽 / 山口果林

監督・脚本・編集:野田孝則
主題歌:Rei「Smile!with 藤原さくら」(Reiny Records/Universal Music) 
音楽:安部潤
特別協賛:ドクターリセラ株式会社
協力: 公益財団法人日本ゲートボール連合 千葉県ゲートボール連盟 学校法人作新学院
企画・制作プロダクション:ファーイースト
配給:東京テアトル  
©2023「それいけ!ゲートボールさくら組」製作委員会

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