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宮沢氷魚、特別舞台挨拶

2020年に実施した“映画をつくりたい人”を募集するプロジェクト「感動シネマアワード」(主催:レプロエンタテインメント)にて大賞を受賞した映画『はざまに生きる、春』が5月26日(金)に全国公開となります!

本作は現在出版社で漫画編集者として働く葛里華(かつ・りか)監督による初のオリジナル長編作品。
発達障害の特性を持つ画家・屋内と、出版社に勤務する編集者・春の恋模様を描いています。

主演・屋内透(おくない・とおる)を演じたのは、第12回TAMA映画賞最優秀新進男優賞や第45回報知映画賞新人賞など数々の映画祭でその実力を認められ、2023年は映画『THE LEGEND&BUTTERFLY』、映画『エゴイスト』など出演作品が続く今最も目が離せない俳優・宮沢氷魚。

この度、宮沢氷魚、葛里華監督が登壇する特別舞台挨拶イベントが行われました。
はざまに生きる、春

映画「はざまに生きる、春」特別舞台挨拶イベント

日付:4月18日(火)
場所:テアトル新宿
登壇:宮沢氷魚、葛 里華監督

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宮沢氷魚、葛 里華監督登壇

主人公の青だけを描く天才画家・屋内透(おくない・とおる)を演じた宮沢は集まったお客さんに向け「今日はたくさんの人に集まって頂き、本当にうれしく思っています」と挨拶。
はざまに生きる、春
続いて、本作が商業長編映画初監督となる葛監督は「今日は皆さん、お越しくださり誠にありがとうございます」と挨拶するとMCに「初々しいですね!」と突っ込まれ会場もほっこり。本作は葛監督の完全オリジナル脚本だが、現在も漫画の編集者として連載を担当している。MCから「忙しい中、映画を撮る時間はどうやって作ったのか?」と聞かれると、「すべての有休をつぎ込んで作りました!」とこの作品の撮影当時を語った。
はざまに生きる、春
宮沢は実際に審査にも関わったと言い「(俳優達をあてがきした脚本で応募するプロジェクトは)新しい挑戦だと思った。自分をあてがきした素晴らしい作品もたくさん届きました。最終的に3作品のどれにしようかと悩んだのですが、『はざまに生きる、春』は鮮明に記憶に残っていたんです。監督にお会いする前だったのですが、脚本やキャラクターに対する愛情を強く感じ、この脚本を書く方は信頼できるなと思ったので映画化したいと思いました」と本作を選んだ理由を明かした。

主人公は天才的な感性の画家であり、発達障害の特性を持っているという側面を持っているが宮沢は「身近な方で当事者の方がいるので、自分なりに発達障害や生き方を理解していたつもりだったのですが、この作品を読んだときに『知らないことがたくさんあるんだ。もし、自分がこの作品に関わることによって発達障害を知ってもらうきっかけになれば、力になれれば』と思い選びました」と心の内を明かした。宮沢が撮影に入る前に事前に医療監修の方の話を聞き、当事者の方たちへのインタビューをし、入念な準備を行ったと話す葛監督は「宮沢が真摯に作品に向き合ってくださったのが伝わりました。どういう風に役を作り上げていくか相談しながらできたので、信頼していましたし、心強かったです」と語った。さらに「屋内はピュアでまっすぐで観るものを魅了するキャラクターであってほしいなと思っていたんですが、撮影の時にも感じていたが編集の時にも画面越しに伝わってきて、宮沢さんが演じてくださってよかったなと思いました。」と屋内は宮沢だからこそ演じられたと笑顔をみせた。

 MCより屋内は「やり始めたら、途中でやめられない」という特性があるが宮沢さんも「途中で止められない」ことについて聞かれると、「僕は掃除が好きなので、1本でも髪の毛やホコリがあると掃除が止められない。吸い込みたいし、(ゴミ)がなくなっていくのが好き。他にも洗濯機が回っているのも見てしまう。朝早くても出る時間の2時間前に起きて掃除します!」と明かし会場が笑いが巻き起こった。

 2人の好きなシーンについて聞かれると監督は「屋内が手で壁に絵を描いているシーンが好き。宮沢さんの手が美しくて決めたカットがあるので注目してください」と明かした。宮沢は「土砂降りの中、屋内が『雨だー!』って楽しむシーンがあるのだが、後先考えずに純粋に楽しんでいるのでとても好きです」と自身が演じたシーンを挙げていた。

誕生日のお祝い

ここで4月24日(火)29歳の誕生日を迎える、宮沢にサプライズで誕生日をお祝い!もちろん、事前に告げられていない宮沢はビックリした様子。
はざまに生きる、春
監督から映画をイメージした青いバラの花束を渡されると「台本に書いてなかった!(イベント前に)途中で監督がいなくなったなと思ったんですが、これですか?!」と笑顔をみせた。監督からは「おめでとうございます!ますます活躍する宮沢とご一緒できてうれしいです。素敵な1年にしてください!」と祝福のコメント。これを受けて宮沢は「20代は全力で走り抜くのでラスト1年はノンストップでずっと走り切れるように頑張りたいです。30代は走りながら、自分のペースでと思っているので、あと1年は全速力で走りたいと思っています」と目標を語った。

最後に葛監督は「この映画を作るときに、人と人は分かり合えるのか、誰かのために人は変われるのか、変わってほしいってどういう感情なのかを考えながら、自分なりに答え見つけたくて作りました。見てくださった方があたたかい気持ちになったらいいなと思って作っているので、少しでも感じて頂けたら嬉しいです」と話した。
はざまに生きる、春
宮沢は「発達障害というワールを聴くと、私は関係ないと思う方もいるかもしれないですが、この映画をきっかけに1人でも多くの人に知っていただける機会になればいいなと思っています」と呼びかけ、大盛況のうちにイベントが幕を閉じました。

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映画『はざまに生きる、春』

5月26日(金)公開です。

公式サイト:
hazama.lespros.co.jp 

Twitter:
@HazamaBlue 

インスタグラム:
@HazamaBlue
はざまに生きる、春
物語・・・
出版社で雑誌編集者として働く小向春(小西桜子)は、仕事も恋もうまくいかない日々を送っていた。
ある日、春は取材で、「青い絵しか描かない」ことで有名な画家・屋内透(宮沢氷魚)と出会う。
思ったことをストレートに口にし、感情を隠すことなく嘘がつけない屋内に、戸惑いながらも惹かれていく春。
屋内が持つその純粋さは「発達障害」の特性でもあった。
ただ、人の顔色をみて、ずっと空気ばかり読んできた春にとって、そんな屋内の姿がとても新鮮で魅力的に映るのであった。
周囲が心配する中、恋人に怪しまれながらも、屋内にどんどん気持ちが傾いていく春だったが、「誰かの気持ちを汲み取る」ということができない屋内にふりまわされ、思い悩む。
さまざまな “はざま”で揺れる春は、初めて自分の心に正直に決断する。

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出演:宮沢氷魚 小西桜子
細田善彦 平井亜門 葉丸あすか 芦那すみれ
田中穂先 鈴木浩文 タカハシシンノスケ 椎名香織 黒川大聖 斉藤千穂 小倉百代 渡辺潤 ボブ鈴木/戸田昌宏

監督・脚本:葛里華
エグゼクティブプロデューサー:本間憲 倉田奏補 古賀俊輔 
企画・プロデュース:菊地陽介 かなりかピクチャー プロデューサー:吉澤貴洋 新野安行 松田佳奈
制作プロダクション:セカンドサイト ザフール  配給:ラビットハウス 宣伝:満塁
2022年/日本/カラー/アメリカンビスタ/5.1ch/103分
©2022「はざまに生きる、春」製作委員会

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